KAMAKURA☆CHAMPROO

見る前に跳べ!「無計画に走るのは世の常」が座右の銘

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MOONRIDERS / ANIMAL INDEX

2005-06-07 23:54:04 | MUSIC
「ユリイカ・ムーンライダーズ特集」の鈴木慶一7時間インタビューは啓示にあふれ、ライダーズの音楽を聴くにあたっての新しい聴き方、これまで気がつかなかった聴き方を提示してくれます。聞き手=『ユリイカ』編集部さんは一般名詞なのに固有の思想でせまってくれて、よくぞ聞いてくれたという質問が多く、固有名詞で聞けばよかったのにと思います。

インタビューの内容は、各アルバムを聴きながらもう一度読み直すべきと思いますが、とりあえず最も印象に残ったのが、「アニマル・インデックス」(85)のくだり。
傑作「マニア・マニエラ」(82)でひとつ突き抜けた後、「アマチュア・アカデミー」(84)で外部プロデューサーを入れ自分の存在する位置を失ってしまった状態、コンピュータの利用の仕方に慣れてしまい刺激を失ってしまった状態で作成されたアルバムが、「アニマル・インデックス」とのことで、

インタビュア曰く、

- <生きてるのか 死んでるのか わからない気持ち>(「悲しい知らせ」)。これはすごい言葉です。

鈴木 まさにそんな気持ちだよ。物を作る現場、労働に対する愛情を、見失ってしまった。「ここへいることへの愛情はないぞ、ここにいる必要はないのに、なんでいなきゃならないんだろう」って。・・・(中略)・・・「これ以上ここにいると気が狂いそうだ」って。・・・労働のスタイルが変ってしまった。(後略)

ミュージシャン、プロデューサーとしての物作り、労働の機微はよくわかりませんが、ソフトウェアを作る仕事をしているため、現場における自分の不在感、無力感のしんどさはなんとなくわかります。それどころか、最近職場でインクレディブルなことが多く、まさに今日「気が狂いそうだ」と思ってしまいました。

鈴木慶一氏がいたたまれない気持ちを抱く作品であっても、私にとっては「アニマル・インデックス」は好きなアルバムであり、今日も思わず聴いてしまいました。鈴木氏は「夢が見れる機械が欲しい」を象徴的な曲としていますが、私には「悲しい知らせ」がやはり沁み込みます。

一度だけならまだがまんもするが
こう何度も ウソをつかれちゃかなわねぇ
海辺に連れてってよ ねぇ兄貴
気分を変えたいんだ そして
馬鹿でまぬけな このボンクラ頭 波に洗おう

つまずいて大切なバラの茎折った
血迷って はいたツバは飲みこめねぇ
天使を連れてきてよ ねぇ兄貴
気分を戻したいんだ そして
馬鹿でまぬけな このボンクラ頭 神に捧げよう

君は天国を 知らないまま 暮らしてく
君は地獄を 知らないまま 暮らしてく
悲しい知らせがあるよ 今日 ボクが死んだ

一寸だけ助けてよ ねぇ兄貴
も一度会いたいんだ そして
馬鹿でまぬけな このボンクラ頭 滝に打たれよう

君は天国を 知らないまま 暮らしてく
君は地獄を 知らないまま 暮らしてく
悲しい知らせがあるよ 今日 ボクが死んだなんて

生きてるのか死んでるのかわからない気持ち


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鈴木氏は最後にこうも行っています。

かなり苦しい状況であろうとも、これ以上いられない、っていう状態までいたってことが、作品を生み出したんだよ、きっと。

うーむ。いい言葉です。私においてももう少しの辛抱というところ。
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