「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村(6) 雪が積もったくらいで、いつもと変わらず退屈な朝が来た

2022-01-09 00:00:30 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
前日午後から夜にかけてかなり強く雪が降っていた。

そんな中、散歩に連れて行かれたドガティ君は不満気だった。

山荘に戻った私は、 I さんからもらったお酒を飲んだ。

そこまでが前回のお話だ。

Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!

アンディ・ウィリアムズの歌でどうぞ♪

 

そしてまた朝が来た。


それなりに積もったね。

いつもと変わらず、退屈な朝だ。


静かな八ヶ岳山麓。

寒いよねぇ~💛


可哀そうになるくらい雪に覆われているクルマ。


前日替えたばかりのスタッドレスタイヤは信頼度抜群。


しかしできれば、こんな雪だらけの道を運転したくないなあ。


なにせ前々日の夜には、クルマの左前後輪を溝に落としたくらいだ。

よくあれだけで済んだものだ。接触事故にでもなったら大変だからね。

いやぁ~、クロカン・スキーが出来そうだな。


一応山荘内にはクロカン・スキーが置いてある。

最近はまったくやってないけどね。

樹々の枝には雪が載っているね。


枝が折れませんように。


あ、山荘前をソロソロ・ノロノロと下って行くクルマあり。


気を付けてね。

私みたいに滑らないようにね。

山荘の真正面にはミヤマザクラの老大木がある。


これも雪が大量に付着している。

折れないでね~。


この枝が折れたら、私、泣いちゃう。

このミヤマザクラって、我が山荘の敷地のシンボル的存在だからね。

大雪の時、カラマツあたりだと、意外に簡単に折れることがある。

過去に原村で、倒木が道を塞いだり、建物に被害を与えているのを何度も見たことがある。

寒そうな風景。


ここはモンタナ州、みたいな。

これはナラの木。ここも雪だらけ。


お隣の山荘前にはモミ(・・・トウヒかな?)があるが、それに雪が付着していて、枝が重く垂れ下がっている。


枝が折れそう。


下の画像のシラカバが右に斜めになっているのがわかりますか?


冬の間は気温が低過ぎて、水は凍るので、シラカバは(他の樹々も)水を吸えない。したがってシラカバの中はカラカラでバキバキな状態だ。

やがて春になるとシラカバは一気に水を大量に吸って、木がグニャグニャと柔らかくなる。その後また寒くなって、春のベタベタした重い雪が大量に降ってシラカバの上に積もると、柔らかくなったシラカバは雪の重みでグニャッと曲がることがある。そしてその後そのシラカバは、完全には元の形に戻らない。

上の画像はそんなシラカバだ。うちの敷地内には、もっと深く曲がってしまったシラカバがかつてはあった。このあたりでは春になってもゴールデンウィークあたりまでは降雪の可能性があり、春の重い雪がシラカバを曲げてしまうことがあるから、要注意。


除雪車が活躍。おかげで、道路脇には雪が積みあがる。


薪はまだまだあるからね。昨年秋に、焚きものもりやさんで購入した薪だ。


薪が積み上げられていると、安心感があるな。


結構な積雪量になった。

とは言え、この程度だ(↓)。


この山荘が出来た23年前なんて、最大積雪量はもっと多かった。

腰まで雪があり、山荘に入るのが大変だったくらいだ。

クルマを停めるスペースの確保にも苦労した。

それと比べれば、最近は楽だ。

それを喜んでいいのかどうかよくわからないけれど。


滞在中に、つららがどんどん長く太くなるね。


夜12時くらいまで薪ストーブに新たな薪を加えて焚いて、その後6~7時間も放置すると、屋内の気温は17~18度くらいまで下がっている。

薪ストーブを点火しないと。

私は薪ストーブの点火時に、着火剤と新聞紙と段ボールを併用している。

山荘に置いてある新聞紙は、みなかなり古いものだ。

そこには「ソニー若手技術者が"集団離脱"を訴える」との雑誌記事(赤い破線の部分)が掲載されていた。


横には小さな文字で「井深と盛田(ソニーの創業メンバー)が泣いている」とある。

今から10数年前、テレビやラジオなどのモノづくりからコンテンツあるいは金融へと、自社ビジネスのウェイトを大きく変化させたソニー。「モノづくりのソニーがモノづくりをしなくなったら、ソニーじゃない。そんなのつまらない」と多くの若手技術者が同社から退職したことを、この記事は指している。

しかしその後ソニーはどうなったか。会社の性格は大きく変化したが、昨年発表されたソニー・グループの2021年度第2四半期までの業績は見事だった。仮にあの時ソニーに変化がなかったら、今頃その業績はどうなっていたか。シャープやサンヨーと言った電機メーカーは、その後どうだったか。

後になって振り返ればという話だが、何が幸いするか、あるいは災いするかって、その変化が起こり始めた当初には見えないものだ。そしてその変化が起こり始めた頃には社内の人間関係に必ず大きな摩擦が生じる。

因みに今見ている新聞は2008年のもの。金融危機の真っ最中だね。


こちらが着火剤だ(↓)。


古い新聞を読みながら屋内を温める作業。


2008年と言えば、こんな記事もある。古い新聞って面白いねえ。


クライスラーもずいぶん変遷を経たね。

ダイムラー・クライスラーなんて時代もあったが、その関係はすでに解消され、今はフィアット(でしたっけ?)。

米国3大ブランドのうち、ここに名前のないフォードは賢いというかシッカリしているというか。

米国車を買ってくれない、しかも成長しない日本市場には見切りをつけ、フォードは日本から早々と撤退してしまった。

やっと朝ごはんでーーす。


【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(5) 雪中行軍の如き散歩と I 財閥の I さんがくれたお酒

2022-01-07 20:21:22 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
まだまだ続く、寒い山荘生活の話。

音楽は八甲田山♪


暗い音楽だな・・・。

諏訪大社から山荘に戻ったら、ドガティ君の散歩の時間が迫ってきた。


外は雪。

山荘の近所を歩くだけにしましょう。

体を左右にブルブルッと振って、自分の体に付く雪を落としているドガティ君。


しかしまあよく降るねぇ。


すでに何台かはクルマが通っているところで、かつ路面の上はどこも凍っていない。

そういう時は、そのタイヤ跡を歩いて行けば楽なのだ。

しかし敢えて雪が深々とあるところ(↓)を歩いて、先へ進めなくなって当惑するドガティ君。


ヘンテコリンでおかしいドガティ君。

そんなことしたら、疲れるだけですよ。

タイヤの通ったあとを歩きなさいよ。その方が楽だよ。

「そっかなー」とドガティ君は首をかしげて考える。


やっと理解したようで、ドガティ君もクルマが圧雪したあとを歩き始めた。


「こんな降雪中に散歩しないとダメなんですかねぇ」と不満気なドガティ君。


どんなに極寒の地を苦労して歩いても、いつもように楽しいボール遊びができる訳ではないということを悟ったドガティ君の表情は冴えない。

「おとーさん、恨みますよ」


いいじゃないの。

君は、鎌倉からわざわざ持って来た防水・防寒着を着ているんだよ。

君は、「雪」って古くからある童謡を知らんのかね?

いぃ~ぬは喜び♪
庭駆け回り♪

君も犬なら、この美しい風景をもっと喜びなさいよ。


「ボクは、雪なんて興味ないです。ボールが好きです」


気分は八甲田山だ。

「おとーさん、本当に寒いんですけど」


「ボク、涙が出てきました」

「全然楽しくないんですけど」


「辛いだけです。もう引き返しませんか?」


大雪の中、こけもも平を通過中。

今も販売中。20年以上の長きにわたり、販売中だ。


ドガティ君、もうちょっとで山荘だよ。

頑張りましょう。


降るなあ。

この瞬間に山荘に到着したら人は、駐車スペースを確保してクルマを停めるだけで大変だろうね。


もうちょっとで到着だよ。

がんばれ、ドガティ君。


下の画像で、絶望的な表情をしたドガティ君の前の坂の上に見えるのが、我が山荘である。


「峠の我が家」って言える場所にあるんだ。

「おとーさん、やっと帰りましたね。もうこんな散歩は止めましょうね」


人間2人と犬1匹の防寒着を浴室乾燥で乾かす。


靴に付着した雪が玄関で溶けるので、玄関はビショビショ。


よく生還したものだ。

建物とは有り難いものだね。

雨風を凌ぎ、中を温めることが出来る。


つららはどんどん長くなる。


諏訪大社さんからもらって来た鹿食免(かじきめん)。


今年もおいしいお肉を食べましょう。

内臓まで全部。

薪ストーブ前で温まるドガティ君。


I 財閥の I さんからもらったお酒。


I さんって、二回前のお話の「夜間スリップ事件」の時、私の妻とドガティ君と荷物を、私に代わって山荘まで運んでくれた親切な人のことだ。

その I さんは、私を助けただけじゃなくって、こんなお酒まで私にくれたのだ。

しかもドガティ君のおもちゃまで付けてくれたりしたのだ。親切過ぎる I さん。

(左から)
1.大信州の仕込47号純米大吟醸生原酒
2.VOTANO WINE ソービニヨン・ブラン
3.DOMAINE KOSEI メルローのロゼ

全部高そう。さすが I 財閥だ。

いいものもらっちゃったなあ。ワインはどちらも初めて飲むものだ。どちらも塩尻で作られている。


まずは大信州から飲んじゃう。


旨いねぇ!

大信州って酒は知っているけど、こんなハイレベルな生酒は買ったことがないな。

I さん、どうもありがとうございます。


感謝します。

「あぁ~疲れた」「雪中行軍は嫌い」とドガティ君。


【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(4) イエローハット諏訪インター店、餃子の王将諏訪店、諏訪大社上社本宮

2022-01-06 11:40:12 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
恐怖の「鉢巻道路スリップ事件」の翌朝の話をしましょう。


山荘内では薪ストーブをガンガン焚いているから屋根が温まる。

すると屋根の上の雪が溶けて水になり、それが屋根から落ちる。しかしすぐに途中で冷たい風が当たって再び凍る。つららだ。


あぁ~雪だらけの道を、前夜すべったクルマでまた下界まで降りて行かないといけない。


しかも四輪のうちのひとつはただのスペアタイヤである。

怖いな。

この山荘から雪だらけの下り坂を2.7km行くと、やっと鉢巻道路に出られる。

その鉢巻道路は昨日スリップした道路だ。

ガラスの上の雪を落とし、車内を温めて、ガラスにへばりついた氷を解かす。


おそるおそる坂を下る。

エンジンブレーキを多用し、自分ではなるべくブレーキを踏まず、ノロノロと進む。

エコーラインまで降りて来た。ここまで来たら安心だ。



エコーラインを北上し、茅野市内を西へ下がる。

そして中央道諏訪ICへ近づく。

ICの手前にあるイエローハットにやって来たよ。諏訪インター店だ。


タイヤを替えてもらわないといけない。

左前輪だったタイヤは廃棄するしかないようだ。

左前輪の1本だけを購入するなら、サイズ(205/55R16)的にはこのお店で在庫があるのはヨコハマかトーヨーだけ。どちらも1本が43,000円ほどもする。



しかし4輪とも新しいのに替えるなら、ピレリーのスタッドレスで64,000円ほどだとか。

どういうプライシングなんだ?

だったら、それにしてもらおうか。


ということで、64,320円の出費。

前のタイヤ交換から3年経過して、今回の交換となった。



4輪とも替えてこの値段。

205/55R16のサイズのスタッドレスとしては安い方だろうね。

交換作業中に、国道の向かいの餃子の王将諏訪店でランチしましょう。


諏訪地区にいてこういう時は王将ではなくテンホウに行って、あのチャーメンを食べたいところだ。

食べたいところだと言うか、そうすべきだ。

テンホウは諏訪人の胃袋をお安く優しく支えて来たチェーン店である。

なんたってテンホウ。

しかしあいにく徒歩ですぐ行けるところにはテンホウはない。

ということで、自分を納得させて餃子の王将の店内へ。


五目あんかけラーメンのフェアセットAにした(丸く囲ったところ)。


餃子3個に杏仁豆腐が付いてくるよ。

おいしそーー。


遠くに杏仁豆腐。


餃子もね。


タレを使って食べましょう。


タレのお皿は二枚目以降を使いましょう。


一番上のお皿はただの飾り。

単なる埃除け、あるいは感染対策なんだろうね。

どこに行っても餃子の王将の店舗はあって、お値段も抑えめだ。


偉いね、王将は。

ではまた向かいのイエローハットに帰りましょう。


まだ作業中だ。


やがてタイヤの装着作業が完了した。

ピレリーのスタッドレスだ。


欧州タイヤ・メーカーのスタッドレスは、ベタベタした日本の雪との相性が悪いなんて伝説がある。本当かね?

八ヶ岳山麓の高地の雪って、結構サラサラよ。

よろしく頼むよ。

滑らないでね。


新しいスタッドレス・タイヤが装着されて、急に気が大きくなって来た。

これで、吹雪でも平気だ。

おっ、おあつらえ向きの吹雪。


さらにクルマの安全性を高めるため、諏訪大社上社本宮にお参りに行こう。

諏訪大社様、ご加護を私に与えてください。


隣接してある法華寺。この赤がいいね。


なんか渋いな。


お墓を好評分譲中だ。


実はこの法華寺さん、かなりの歴史があるお寺ですよ。

みなさん、ここにお墓を買い求めては、いかが?

さて、諏訪大社上社本宮へ。


ただいま一部工事中。


1年前の諏訪大社の交通安全お守りをお納めしましょう。


冬の間はドラゴンはお休みだ。凍るからね。


代わりにここから湯が出ている。


完全に凍っているよ(↓)。



さあ、お参りだ。


あと少しで始まる御柱祭。

今年本宮一之御柱を引き当てるのは、どこの地区でしょう。


階段を上がる。雪が止んだねえ。


黒曜石みくじ。八ヶ岳山麓っぽいね。


みなさん、神にすがりたいんだねー。私もだ。


止めてほしいのは・・・
1.家族(複数の人)で横に広がって窓口を塞いでしまうこと
2.最前列に行ってから「何を頂こうか?」と家族で相談を始めること
3.他の人が行列していることを認識しながら、途中に割り込むこと

上の画像は1.と2.に該当する人たちなんだが、その後ろに私がついて並び、私の後ろにもまた別の人が何組かついた。それでも1.と2.の状態の家族はいつまでも相談していて、そのうちさらに3.の割り込みをしようとする新たな人まで現れ、その人は他の人から「みんな、並んでるんですよ」と叱られていた。ちなみに「他の人」とは私である(笑)。

鹿食免と鈴と交通安全お守りを頂いた。


八ヶ岳山麓は太古から狩猟文化があったようだ。

そういえば諏訪大社神社前宮では御頭祭(おんとうさい、「おかしらまつり」じゃないよ)なんて祭りがあって、昔は鹿の生首(今は剥製)をお供えしたというね。

また雪が強くなって来た。


拝んで「おカネと健康、おカネと健康、おカネと健康」とお願いする。


キツイ雪だねえ。

こんな時のお参りって、効果がありそう。


諏訪大社様、2022年もよろしくお願いします。


駐車場へ向かう。


この駐車場前のそば屋さんは行ったことないんだな。

とても美味しそうな店構えだけど。

新しい交通安全のお守りだー。諏訪大社様、お守りください。


原村に戻り、ガソリンを補給。


払沢交差点のENEOSだ。ここは交通の要所。

「左甲州、右原山」とあるでしょ。

右側の石が補修してあるのは、何年か前にトラックが突っ込んで割れたから。

ガソリン価格、高ぁ~い。



【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(3) 鉢巻道路でツルツルと滑るが、ロードサービスと I さんに救われる

2022-01-05 11:27:05 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
買い物を済ませて、富士見町のあぐりモールを出る。


もう外は暗い。

富士見町を北上し、原村に入る。

ズームラインを東に走り標高を上げ、次に鉢巻道路を北に走って、やがて三井の森にある山荘へ帰るつもりだった。

その鉢巻道路を北上している時に、いきなりタイヤがスリップした。道路の表面が凍っていたのだ。そこは誰もが減速する場所で、道路の状態はツルツル。私も減速した。しかしその事前の減速度合いが足りなかったのか、購入からちょうど3年経ったタイヤのゴムの劣化が始まり制動性に問題があったのか、私のブレーキの踏み方が下手だったのか・・・。因みに私のクルマはフルタイム四駆である。

鉢巻道路を茅野市方向に向かっていた私のクルマは、スルッと滑り始めそのまま右にするるぅ~とキレイに半回転したあと、サッと止まった。まるで華麗な羽生結弦クンの回転のようだ。そして回転して止まった私のクルマはスリップする前とは、きっちり180度違う方向を向いていた。

その回転の精確さでは羽生結弦クンと同じようなものだが、私は意図せずしてそれを実現していてある意味私は天才かもしれない。


ふざけている場合ではないね。反対車線に他のクルマがいなかったのが、不幸中の幸いだ。それだけでもありがたいと思わないといけない。このあたりはいきなり横から鹿が飛び出して来るので普段から減速してはいる。何かと怖い場所だ。

実は、精確に180度回ってスッとクルマが止まったのには、訳がある。左側前後の2輪が、溝に嵌ったからである。

下の画像の中央を、やや右寄りの上からやや左寄りの下に下がって来るのが溝だ。そこに車体左側の前後輪とも落ちているのである。


下の画像に写っているのは、クルマの左前の角と問題の溝である。わかりにくいかな?


これ(↓)ならわかるでしょう。

完全にクルマが傾いている。左側(こっちから見ると右側)が下がっているでしょう?


現場を説明しましょう。

下の画像で左下から緩く曲がりながら北東方向に向かって行くのが鉢巻道路だ。青い丸がアルピコ四季の森の管理センター前交差点、赤い丸が八ヶ岳中央高原三井の森に入るT字路である。スリップしたのはその間の、やや三井の森寄りの黄色い星印(☆)のところである。

【Google Map】

あとで三井の森の管理センターに聞いたところでは、ちょっと前からここは凍っていて危なかったとか。

ずっと氷点下なら雪が溶けることもないが、気温が0度をまたいで上がったり下がったりすると、雪が溶けて水になり、その後凍って表面がツルツルになるということが起こる。

ちなみにこの時点で外気温はマイナス1度だったことが、下の画像でわかる。


やることは2つ。

1.チューリッヒ自動車保険のロードサービスに電話して救援を頼む。
2.近所にお住まいの I 財閥の I さんに電話して救援を頼む。

1.はレッカーサービスである。溝に落ちたクルマを引き上げてもらうのだ。チューリッヒに電話したらすぐに対応してくれる。やがてショートメールで携帯に連絡があり、何時何分にレッカー車がやって来るかを知らせてくれる(↓)。


2.の I さんはこの近所にお住まいの起業家さんで、そこへ電話したのは、妻とドガティ君と富士見で購入した食材を早めに山荘に運んでもらうためのものだ。電話したらさっそく来て下さった。

人間1人、犬一匹、食材を我が山荘に運んだ I さんは、また現場に戻って来て、私に付き合ってくださった。親切な方だ。どうもありがとうございます。


しばらく待っていると、チューリッヒ保険からの事前の連絡とほとんど違わない時間に、ロードサービスが到着。

その担当者さんは「こうして、ああして、こうしますからねー」と手際よく作業の手順を、私に説明してくださった。


そしてワイヤーを私のクルマにつけて、先に前輪、あとから後輪を引き出してくれた。

私はクルマに乗り、エンジンをかけて、言われるがままに操作しただけ。


左前輪は側面のゴムに亀裂が入ってしまった。

ロードサービスの人はそれをスペアタイヤに交換してくださった。

私は初めて自分のクルマにスペアタイヤが装着されたところを見た。


こちらが、傷ついてしまった左前輪。


これで作業は終了。

I さん、ロードサービスさん、どうもありがとうございました。おかげで私は無事山荘に戻ることができます。

滑った後だし、4輪のうちの1つは雪道を走るには不都合なスペアタイヤであることから、私は慎重にノロノロ走行して山荘にたどり着いた。

あぁ~、疲れた。


早めに寝ましょう。


富士見で購入して来た本。


北条氏の時代は、鎌倉検定の資格保持者である妻のもの。

藤原正彦先生の本が、私が買ったものだ。

I さん、ロードサービスの担当者さん、ありがとうございました。

他にも何人かの見ず知らずのドライバーさんが、横で一旦停止し、私に声をかけてくださった。

この世は親切な人で満ちている・・・。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(2) 原村に来たら農場に行き、富士見のあぐりモールへ行く

2022-01-04 00:00:08 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
徐々に薪ストーブで屋内が温まる。

山荘に到着した直後は、山荘内の気温も外気温とほぼ同じ水準のはずだ。

前回お見せしたとおり、この時点で外気温はマイナス10度だった。

熱すぎるくらいまで、ストーブ本体を一旦温めましょう。


そうしたらダンパーを締めて、あとはちょろちょろ薪を燃やせばいい。


お利口な米国製ストーブが、あとは上手にやってくれる。


冷え切った山荘が、いきなり温まって来るとあちこちで「バキッ!」と音が鳴る。

収縮していたものが、一気に緩み、少し膨れるのだろうね。


よく見ると、あちこちに亀裂が入っている柱や梁。

自然な木材ってそんなもんだ。


この柱なんて(↓)かなりの割れ方。


この梁(↓)にも、たくさん割れがある。


じわぁ~っと温かみに覆われてくる室内。

快適になるには1時間以上かかるよ。


寒すぎると体が固まってしまって、筋肉が疲れる。

でも室内の気温が15度にもなってくると、やっと楽になって来る。


煙突の周囲の空気がほんのり暖かくなる。


やがて室内の気温が20度を超えて来ると、もう大丈夫。

「あぁ~、やっと快適になった。ボクは幸せ♪」というのがドガティ君の気分。


室内気温が21度だ。


そろそろ昼ごはんの時間だ。

株式会社キンレイの製品を食べましょう。

キンレイはもともとは大阪ガスの子会社だった。ガスに関連して出て来る超低温を利用して冷凍食品を作ることを意図して生まれた企業で、近畿冷熱(キンレイ)と名付けられた。変遷を経て、今は京都の酒造メーカー月桂冠のグループ企業だ。


私の学生時代にはキンレイはまだ大阪ガスの子会社で、キンレイ本社でその冷凍技術を見せてもらったことがある。超低温のガスを当てた魚は、その瞬間にカチコチに固まるが、それを通常の水槽に入れると再び泳ぎだすとか。柔らかいゴムボールは超低温のガスを当てられるとまるで陶器のようになり、床に落とすと陶器のように割れるとか。

それ以来、キンレイって私にとっては身近に思える企業だ。


温めるだけでおいしく食べられるキンレイの鍋焼きうどん。


ドガティ君は「ボクもなべ焼きうどんがもらえるのかなぁ~」とつぶやいている。


あぁ~、残念でした。

絶望するワンコ(↓)。


午後二時半。

さあ、出かけよう。

外へ。

ドガティ君が大好きなところへ。


こちらは鎮座する御柱。


普段おとなしい気質の諏訪人が、この時ばかりは燃えあがる御柱祭。

それに使われる御柱だ。

諏訪大社には上社と下社があって、上社には本宮と前宮、下社には春宮と秋宮がある。

ここに置いてある御柱は上社のもの。勇壮なお祭りだよ。

これをここから諏訪大社上社までただただ曳いて行くという気が遠くなりそうなお祭りである。

里を抜け、川を渡る。

しかも途中で坂の上からこの御柱を落とす。それも、人が上に乗ったまま。。。

2004年に見た時は目の前でけが人が出た。皮膚が打撲で紫色になってたな。担架でそのけが人が運ばれて行った。

ドガティ君が自分の運動場のように考えている農場(八ヶ岳中央農業実践大学校)のすぐ北側に御柱は置かれている。


ドガティ君は雪に戸惑う。

いつもはきれいに刈り込まれた緑の広場だからね。


「おとーさん、寒いです」と左前脚を上げているドガティ君。


「おとーさんでもおかーさんでもいいから、早くボールを投げてください。寒くて耐えられません」とつまらなそうにしているドガティ君。


なんて言ってたら。おかーさんがいきなりボールを投げた。


人間たちは防寒対策がばっちり。


私は20年前に購入したモンベルの分厚いジャケットにユニクロの暖パンだ。

ここに来るとこのモンベルのジャケットが大活躍する。

鎌倉ではこんなの着てたらちょっと歩くだけで暑くて嫌になるだろうね。

寒いのはドガティ君だけ。でも走れば平気。


ボールくわえて楽しい、楽しい。


ボールをカミカミ。


それをまた投げてもらって、獲りに行き、くわえて走り回る。


「おかーさん、また投げてぇ~」と持って来る。


なんてことをしているうちにヘトヘトになる。


原村の中心地へ移動しよう。

原村の中心地とは、払沢交差点のことだ。

ここには村の生活に欠かせない重要な機能(村役場、JA信州諏訪の支店、Aコープ、Aコープ経営のガソリンスタンド、少し離れて諏訪信金の支店)が集まっている。

中心地というにはあまりに地味な景色だな(↓)。


ここが村役場で、その横にこのATM(JA、諏訪信金、八十二銀行)がある。

私はJA信州諏訪に口座を持っていて、その口座から山荘の固定資産税やプロパンガスの料金が引き落とされている。その口座にちょっと入金。

さらに移動して富士見のあぐりモールへ。


しまむらへ行ってみましょう!


お客さんが来る予定だったのだが、古いお客さん向けスリッパは捨ててしまったので、しまむらでそれを買うことにしたのだ。

290円ですって。なんでも安い。


しかしその後アクシデントがあり、お客さんを招くことが不可能になってしまった。

その話はまた今度。

しまむらのあとは今井書店富士見店へ。


この今井書店は店内に面白い本を置いている。

SNSでも常に本の情報を発信している。

どんどん気温が下がって来たな。


食材を購入して帰りましょう。

【つづく】
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八ヶ岳西麓原村(1) 2021/12/29 朝から移動で鎌倉から途中小淵沢のブレイス経由で原村へ

2022-01-02 18:02:42 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
昨年暮れの12月29日の話だ。

早朝から我が家は大騒ぎ。

ドガティ君は勝手にケージに入って、そこで待っている。

入ってしまえば、置いてきぼりはないもんね。いっしょに旅立つつもり。


置いて行かれちゃ大変だもんね。

ホント、この子は手がかからない。

自分からケージ入って、クルマに積んでもらうのを待っている。

それではそろそろ向かいましょうか。年末の八ヶ岳西麓へ。


このクルマも走行距離が100,000kmを超えた。

春にはまた車検だ。

もう登録から15年だよ。

鎌倉ですら早朝の気温は1度だ。


寒いよね。

国道134号線を西に向かい、藤沢市内から高速道路に乗りましょう。

茅ヶ崎、寒川・・・。どんどん行きましょう。


夜明けが遅い12月下旬。

八王子のジャンクションで中央道に入る。


神奈川県北部を抜けて西へ西へ。

やがて甲府盆地へ入る。

そして中央道は途中から西向きから北向きに変わる。どんどん北上。


見よ(↓)、あれが八ヶ岳だ!!


おぉ~。見えとる、見えとる。


八ヶ岳南麓が。

甲州を北上して、どんどん八ヶ岳に近づく。


小淵沢ICで中央道を降りる。

左折したら松木坂を下りましょう。


少し行くとビルダーズ集団ブレイス(のオフィス)がある。

私の原村の山荘も、鎌倉の自宅も建ててくれたブレイス。

自身のオフィスの外観に関しては、全くおカネをかける気なんて無いブレイス。

私が初めて訪問した23年前と同じく、かつてはスナックだったという建物。ますますその侘しさに拍車がかかる。


みなさん、家を建てることを誰かに頼むなら、まずは自分の家とは無関係なところにカネが流れ出て行ってしまうやり方は避けましょうね。

大ハウスメーカー本社の巨大ビルや、あちこちのモデルハウスをよぉ~く観察してみれば、わかる。ザクッと全体のカネの流れの計算をしてみましょう。馬鹿馬鹿しくなるはずだ。

その点、ブレイスはばっちり。余計なところにカネが出て行かない(笑)。

小淵沢のローソンへ。


朝ごはんと昼ごはんを購入する。


鉢巻道路に突入だ。


すぐに国界。

このあたりでそれを仕切るのは、甲六川。

その手前が甲州、向こうは信州。うれしいわ♪


富士見町(長野県諏訪郡)の高原地帯では老舗の部類に入るカントリー・キッチン。


このあたりではまだ雪がない。しかし気温は氷点下。

雪が降り、その後気温が上がってそれが多少溶けて凍るエリア。

気を付けましょう。スリップするからね。


さらに北上して、隣の村、我が原村へ入ろう。

鹿だらけだよ~ん。


北上して、三井の森へ突入

なぜか急に降雪量が増す。


鉢巻道路から2.7km、上に見える「三井の森八ヶ岳管理センター」の看板から2.5kmほどで、我が山荘に到着だ。

我が山荘の敷地内にクルマを入れる。

外気温は朝8時頃でマイナス10度である。


おぉ~寒い。

道路は管理事務所によりこまめに除雪されているが、かなりの積雪量。

とは言え、ここに通い始めて23年経ったが、昔に比較すれば積雪量は激減した。


昔なんて一旦降れば、敷地内は70cm~80cmくらいはスグに積もったもんだよ。

大変だったんだから。気候は変わったのだ。

除雪車が入れば、常に幹線道路はキレイなもの。


幹線道路だけじゃないよ。

駐車場スペース前にも、壁になったように雪が積みあがる。

その排除も頼んであったので、ご覧のとおり、クルマも特に問題なく駐車が可能だ。


たまにしか来ない別荘。

管理別荘地のありがたさはこんなところだ。

事前の連絡さえ怠らなければ、豪雪の時でも夜中でも、到着して戸惑うことはない。


ありがとうございました。

除雪車たちに感謝。

この小さな別荘地内にも3台の除雪車がある。

除雪車のタイヤ跡(↓)。


氷と雪の世界の我が山荘(↓)。


オールシーズン・タイヤでやってきた。


4 Seasonsって書いてあるでしょ?


しかしこれがまたちょっと劣化していたのかもしれない。

あとでまたご説明する。

タイヤって難しいね。

山荘に入りましょう。


屋外と屋内はほぼ同じ気温なわけ。

室内をガンガン温めましょう。

内外気温差が40度近く必要だ。


小淵沢のローソンで買って来た、これらのものをまずは食べよう。

ハムカツ&焼きそばのサンドイッチなんて、たまらんわ。


ドガティ君がうれしそう。


「これ、ボクのかもしれない・・・」


段ボール箱が出て来ると、自分に関係あると思うらしいドガティ君。

途中で立ち寄ったブレイスで、代表の丸山さんにもらった麻ピーと干し納豆。


どうもありがとうございます。

私、こういうの、大好きです。

ドガティ君は先ほどのL.L.Beanの箱を開けてもらった。

中から、こんなのが出て来た。


そうです、彼のクッションと言うか、ベッドが現れたのでした。


うれしいねぇ。

表面を引っ掻いてみる。


「あぁ~、この寒い小屋に来て、良かった」

とドガティ君はつぶやく。


私もブレイスに立ち寄って良かったよ。

丸山代表は、麻ピーをくれたもんな。


辛いが旨い。

【続く】
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新年も、佐渡の酒北雪を楽しもう@鎌倉七里ガ浜

2022-01-01 12:00:41 | 食べ物・飲み物
😐 曇天あるいは雨。日中もちょっと寒い。昨年暮れの話。

我が家の上の空も薄暗いね。


庭にも落ち葉が舞う季節。


シマトネリコはもともとは南日本以南の木で常緑樹だ。

常緑樹だって落葉はある。


どんどん生え変わらないといけないからね。

我が家の庭の中で最も元気がいい木かも。

七里ガ浜地区の現代の気候に合っているのかもね。


雨がぼそぼそ。暗いなぁ。それに寒い。


しかたがないの、さすがにこの季節は(笑)

Amazonの置き配。置き配を頼んだ覚えはないけれど、それでも置き配になることが時々ある。


こういう季節になると、我が家で登場回数が多くなる北雪純米酒。


新潟県の酒だ。

新潟と言っても日本海に浮かぶ佐渡島南岸の港にある酒蔵北雪酒造がつくる酒だ。

こんなところらしいよ。寒そう。風が強そう。YouTubeで見てみてくださいね。


行ってみたいわぁ~。

場所的には、スコットランドのアイラ島の海岸に面したボウモアってウイスキーの蒸留所に似てるね。

ボウモアは潮の香りがするなんて言われるけど、北雪はそんな感じではないな。

もっとガツン!と来る力強さを感じる酒だ。


このラベルは東京の販売者がつけたラベルらしい。

北雪酒造オリジナルの字体とは異なる。

下の画像で大星岡村株式会社というのがその東京の販売者だ。


北雪酒造のオリジナルの「北雪」という字体は、このキャップにあるものだ。


でもボトルの中はまったく同じものであることは確認している。

ラベルや字体が違うので、北雪酒造の蔵元に何か違う製品なのかと私は直接尋ねたことがあるのだ。

久々に飲んでみよう。


ん~、やはりガツン!と来る。

純米酒だが、お燗なんて平気だ。強い酒なのである。

この冬もこれで過ごしましょう。

七里ガ浜住宅地の方なら、高山商店で買えるよ。

ここね(↓)。ココカラファイン七里ヶ浜店のすぐ近く。



今回の話題とは関係ないけど、黄桜がビールを作っているのねー。


IPAだって。



インディア・ペール・エール。

このブログではいろんなIPAを紹介してきたね。

話を北雪に戻す。

米国の日本食レストランNOBUの共同経営者となっている米国の俳優ロバート・デ・ニーロ氏は、そのレストランで出される北雪のファンでもあるらしい。

こちらは最近の彼の動画だ。横にいるのが共同経営者でありシェフでもある松久信幸氏だ。


北雪はいいですよ。好みは分かれそうな酒だが、とにかく個性的。いいね。

本年もよろしくお願いします。
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