「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

七里ガ浜住宅地のゴミ・ステーションは進化している

2009-05-14 09:52:02 | あちこち見て歩く
七里ガ浜の住宅地に転居して来た時に「なんだか汚いなぁ」と思ったのがゴミ・ステーションだ。私の住む地区では毎週月曜日と木曜日が生ゴミの収集日である。両日は朝からカラスがbreakfastを求めて「かー・かー」と大騒ぎ。食いちらかし放題なのだ。

ゴミ収集日になると、当住宅地では道路隅にネットを広げて、その中にゴミを放り込むという形式をとる。基本型は昔ながらのブルーの網。それを道路にあくまで平面的に広げるだけだ。

それでもすべての住民がしっかりとネットを管理すれば、なんとかなる。しかしネットの大きさに比べゴミの数量が多すぎて、中にはいい加減な捨て方をする人がいるので、カラスは抜け目なくそのゴミを引きずりだし、そこからぐちゃぐちゃになって行く。



「それは嫌だ。もっとキレイでいたい」と思った住民が近所で集まり、上のようなゴミステーションを自費で用意する。これが進化型ゴミ・ステーションの標準形だ。これは市が用意してくれるわけではなく、自治会費から出るわけでもない。そこにゴミを捨てる住民すべてが購入に合意して初めて設置出来るものだ。

画像のようなものがあれば、ほとんどの問題は解決する。ただし網の横からビニール袋を突いてゴミを細く引っ張り出すツワモノ・カラスもいるので、捨て方に注意が必要だ。



立体型ネットという当然の発想に対し、2番目の画像は「カラス博士のネット」と呼ばれるもの。知恵とコスト・セーブの2点で優れるものだ。最近ではネットの材質にカラスが嫌がるカプサイシンを入れ込んだものも出ている。ポイントはネットが黄色であることだ。黄色はカラスの視覚をだます不思議な色である。

しかしながら、これも基本のブルーのネットと同様、路面に広げたてるだけなので容量に限界があり、いい加減な捨て方をする人がいるとそこから抜け目ないカラスがゴミを引きずりだすという欠点がある。

この画像に写る「カラス博士のネット」の広げ方は、かなり高得点なテクニカル・ポイントを差し上げてよい。素晴らしい。 皆さん!これが見本です。ネットに余分がなくきつくしっかりとゴミ袋の上にかけられている。しかしネットの端っこは、どの方向にも十分に余裕を持って地面に置かれていて、かつペットボトルが空白少なく置かれてそれを押さえつけている。これならカラスに付け入られる隙も少ないだろう。



現時点で最もカラス抵抗力が強いと思われるのが最後の画像にあるネットだ。立体的で容量は大きい。住民がいい加減な捨て方をしても大丈夫。ポイントは地面から垂直にゴミを隠すプラスチック板が張り巡らされてあるところだ。今のところ、これからゴミを引きずり出そうとするカラスはいない。

40年の歴史がある開発分譲地ゆえ、開発当時はまだ適当なゴミ・ステーションを宅地内のあちこちに設置するというセンスが宅地開発業者になかった。残念なことである。どんなにネットを改良しても、道路を占領するネットというだらしない景観自体はなくなりようがない。しかし住民の努力や知恵による改善が見られている。
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腰越片瀬方面に向かう、そしてThe Market SE1へ

2009-05-13 14:16:01 | 
本日は西へ西へとスタスタ歩く。行政区分的には腰越は鎌倉市、片瀬は藤沢市だ。



ご覧の画像(上)は駅で言うと江ノ電の鎌倉高校前が近い。景色が良いことで「日本の駅百選」に選ばれたらしい。景色は良いと言うか、何もないと言うか。目の前は全部海なのである。ホームは真南を向いていて、道路を挟んで相模湾が広がる。そこを越えて南に向かうと最も近い陸地は大島だろう。



腰越のお魚ストリートでお魚を見ながら歩く。ここは危ない。車道と歩道の分離がないが魚屋はその道路沿いにあり、しかも江ノ電が頻繁に通るという交通集中地帯だ。お魚を物色しながら何も買わず、片瀬へ。そこで刺身やアジの天ぷらを食べ、生ビールを飲んだ、うまいっ!・・・それが今日の本題ではない。

本日の話題はその帰りに行ったThe Market SE1である。以前店舗の工事をやっていて、「あそこ、何になるのかな?」と言っていたら、偶然自宅ご近所のまきさんのブログ「うみいぬ・やまいぬ」http://blog.livedoor.jp/ginger_terra/で、営業が開始された店舗の画像を発見、「あそこ、ジェラートのお店になったんだぁ」と知った次第。



で、行ってみた。

最初うっかりしていて、店名を「SEI」と読んだ。これは住友電工の英語名の略称だ。ひょっとして脱サラ者の新規立ち上げビジネス?と思ったが、店頭に立ってそれが「SE1(最後のはアラビア数字の「1」)と認識した。「SE1? そりゃあきっとロンドンのzip codeに違いない」と想像して入った。ビンゴッ!店主に「郵便番号であると当てられたのは珍しい」と言われた。ロンドンにて長年シェフの仕事をしておられた若き店主と少々ロンドン話などして、ジェラートを頂く。私だって酒ばかり飲んでるわけじゃないのだ。

なんともうまそうなパニーニもあるが、食事後だったので残念ながらパス。私のオーダーは下の画像の左側だ。マンゴーとミルクのダブル。右側は妻の。いちごとミルクのダブルだ。濃厚だが、甘すぎず上品な味である。店主に「何を一番勧めておられるんですか?」と尋ねると即座に「ミルク!」との答え。スタンプカードをもらってしまった。また行こう。小さいけれども個性的なお店だ。がんばってもらいたいなぁ。



The Market SE1
所在地: 藤沢市片瀬海岸1-6-6
電話: 0466-24-8499
HP: http://themarketse1.com/
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慌ただしい一日@鎌倉市街地

2009-05-12 17:44:15 | あちこち見て歩く
今日は鎌倉市役所に用事があった。ついでに買い物もしたかった。妻は藤沢に用事があり出かけると言う。それでは、ということでクルマを運転し、妻をクルマで江ノ電七里ガ浜駅前で落とし、私はクルマで鎌倉中心部にある若宮大路沿いの駐車場に向かった。そこはJRの線路の東側だ。駐車場南側入口そばにあるのがパタゴニア。これについてはまた書く。創業者がバリバリの環境保護主義者で、とにかく主張の強いアウトドア・グッズを作る企業である。私も彼のファンの一人だ。



パタゴニアに敬意を表しながらも、今日は素通り。その隣の鎌倉市農協連即売所も素通り。ここの野菜は良い。それがどんなにスゴイかを説明するには、相当な量の文章を必要とする。またいずれここで書くけれど、興味ある人はエイムックの本「湘南の地野菜地魚」をご覧下さい。鎌倉野菜について、また出店者すべてについての詳細な紹介がある。本日の私は、忙しいのでスタスタと線路の向こう側(西側)にある市役所に向かった。





市役所の中がかなり蒸し暑くて驚く。結構結構。冷房なんか使うな。市民は暑いのを我慢する。職員も我慢を。市役所で用事が済んだら斜め向かいの紀ノ国屋鎌倉店へ。パン売り場で525円の巨大な鎌倉カンパーニュを買う。とにかくおいしい。我が家の朝食なら、1人8分の1で十分だ。コストパフォーマンスに優れる。パンだけでなく、ここでは変わったものを買うことにしている。今回はカレーペースト。Patak'sの製品だ。この手の商品をグローバルに輸出するのは、歴史的背景から英国に籍を置く企業が多い。http://www.pataks.co.uk/index.php

インド・カレーを作るなら、スパイスから始めて作ることをするが、いわゆるカレー炒飯でそんなことをするのは私は嫌なので、これを使う。味が濃い。立派なペーストである。



さらに東急ストアであれこれ買い物した。黒糖焼酎もここで買った。

若宮大路を南下してあの鎌万へ! 鎌万は食料品スーパー。
本店所在地:鎌倉市御成町4-3 電話:0467-22-2053 なんでも安い。本日は豆アジ。宮崎県産だった。たくさん入って241円。画像にあるとおり「お買得品」だ。全部をそのまま唐揚げにして晩御飯のおかずに。マヨネーズに醤油を垂らし、七味を練りこんだものを付けてバクバク食べる。



その他コンビニへ行き長野県までファックスを送る。銀行に行く。庭木に肥料をやる。クルマを洗う。もちろん朝夕はハードな犬の散歩。暑い一日。
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ジョワ・ド・ヴィーヴル

2009-05-11 21:54:52 | 
七里ガ浜から上がってスグの鎌倉山南側の散歩道。頻繁に犬を連れて私が通る道沿いに、この店はある。何度もこの前を通ってはいるが、最近まで入ることはなかった。いつも犬が一緒だからだ。



なんというか。静かな場所にあるとても気持ちの良い店だ。ロケーションも良いが、インテリアも良い。建築や木材に関心のある方は、別な意味でも楽しめる。古材を利用したテーブルや、チーク材の床など、とても面白い。

飲み物は紅茶が充実。コーヒーもあるし、アルコール飲料も、ピザ等料理も少々。



うっかり店内の画像を撮り忘れた。私の下手な画像よりも、このお店のブログをご覧になった方がよくわかる。http://ameblo.jp/garden-joiedevivre/


ジョワ・ド・ヴィーヴル

所在地:鎌倉市鎌倉山2-18-16
電話:0467-33-2607
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ビーチ・コーミング初心者は取り敢えず由比ヶ浜に向かったが、やがて和賀江島に初上陸!

2009-05-11 09:31:37 | あちこち見て歩く
昨日は関東平野でも真夏日を記録するところが数多く出た。こうなると海辺を歩きたくなる。ビーチ・コーミングなる優雅でエコな趣味がある。真似てみようと思った。自宅からスグの七里ガ浜や稲村ガ崎近辺にはろくなものが落ちていないので、ビーチ・コーミングの本場(?)由比ヶ浜に夫婦で行ってみた。「エコな趣味」と言うからには、自転車か徒歩でアクセスしたいものだが、面倒なのでエアコンを効かせたクルマで由比ヶ浜地下駐車場に乗りつけてそこから歩くという、いい加減なエコである。




テキストはある(下)。この典雅な趣味における先輩「七里ガ浜Nさん」からも情報を頂いている。「Nさん」と親しげに呼んだが、近所にお住まいであることを知っているだけで、まだご挨拶したことはないのだが。さぁ、砂浜の奥深くに眠っているらしい馬の歯が拾えるだろうか。



葉山のげんべい製ビーチサンダルを履いて、ペタペタペタと由比ヶ浜を歩いてみた。歩けど歩けど価値ありそうなものが落ちていない。行けば簡単に黄金の太刀くらいは拾えるはずなのに(新田義貞により稲村ガ崎に投げ捨てられたはずだから、それは由比ヶ浜に流れ込んでいる可能性は高い・・・かも)。

そこで簡単に目的を変更した。ビーチ・コーミング改め、歴史の勉強だ。一昨日、昨日は潮が昼前にググッと引いて、陸地が広い。海に飲み込まれていることも多い和賀江島も丸見えで、そちらに向かった。湘南在住歴が長い私も、実は和賀江島に上陸するのは初めてだったが、今回徒歩で簡単に上陸した。気分はガラパゴス島に上陸したダーウィンである。

左は稲村ガ崎方面を向いて撮影で、右は逗子マリーナ方面を向いて撮影だ。逗子マリーナの埋め立て工事以来、潮の流れが変わり、和賀江島周辺の土が掘られてしまっているという。海岸線ってどこかをいじると他のどこかに必ず影響が出るようだ。和賀江「島」と言うが、これは築港跡だ。鎌倉の遠浅な海に船を乗り入れるため、造られたものである。昨日そこにいた多くの大人や子供は、自分が立つ場所にかつて展開した景色を夢想して歴史談義に耽っていた・・・なんてことはまったくなく、魚捕りとビーチ・コーミングの物色に励んでいた。



暑いし疲れたので和賀江島を離れ、浜辺へ戻る。材木座を歩き著名中華料理店「薊」へ向かった。しかし店の前に待ち行列が長い。サンマー麺を食べそこなう。どんどん西へ歩き、同じく中華料理店「豊龍」へ行き、ランチセットをとる。私はザーサイ麺と餃子のセット。妻はチャーハンと水餃子スープのセットだ。すごいボリューム(特に妻のが)。外観がユニークなお店で以前から気にはなっていたが、いつも素通りだった店だ。念願かないやっと訪問出来て良かった。腹いっぱいになり、また由比ヶ浜地下駐車場まで歩く。クルマに乗り帰宅。

豊龍
所在地:鎌倉市由比ヶ浜3-10-12
電話:0467-24-5594



最後の画像は今回のビーチ・コーミングの得物ではない。以前七里ガ浜で拾ったものである。これは何か?サメの歯?わかる人は教えてほしい。

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収納(3) - 質感の違うものを隠す

2009-05-10 09:52:10 | 内装・インテリア
自宅にはタンスや食器棚の類はない。どこもかしこも同じ扉が付いた収納があるだけだ。下の画像はダイニングにある収納。本、食器、テレビ、CDが収納されている。ずいぶん前にこのブログで、テレビも収納の中に隠してしまったことを書いた。なぜか?その理由も以前書いた。関心ある方はココをクリックしてそのストーリーをお読み下さい。



上のリンクから入る「テレビを隠す理由」に加えて、テレビを含むたいていの電化製品は、金属やプラスチックから出来ていて非常に無機質な感じがするところがなんとも抵抗感がある。かつてテレビやステレオも、重厚な木目の外観のものがもてはやされた時代があったが、これなど、無機質な電化製品を室内の木製家具や柱と素材的に同化させようという試みだったのだろう。最近では家具自体が金属やガラスで出来たものも多く、テレビからも「木目調」は無くなってしまった。

テレビを収納に隠してしまうことのメリットは外見だけでない。「テレビを見なくなる」というメリットがある。これもまた以前書いたので省く。



次の画像も扉である。左がトイレの扉で、右が洗濯機収納の扉だ。そう、洗濯機も隠してしまった。あれほど巨大で無機質なものもない。この画像で面白いのは、デザインが同じ扉ばかり使っていて、トイレの扉と収納の扉がたいして変わらないことである。統一感と言えば統一感だが。

これは洗面所の光景だが、我が家の狭さのため後ろに下がり切れず、扉2枚全体が写らない。だったらデジカメの広角レンズを使えば良いのだが、それは面倒でいつものとおり携帯であるがまま強引に撮影した。このブログで屋内を紹介する際の困難は、家の中が狭いことと、ブログ作成者がいい加減な撮影方法をとることの2点である。



最後はキッチンの収納だ。ここに食器の一部や調味料が入っている。台所の主たる電化製品のひとつに炊飯器があるが、これも周囲に同化させるため、我が家では木目調の炊飯器を特注で作った(冗談、念のため)。

我が家では収納の扉は退屈なまでに皆同じなのであった。
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収納(2) - 単純なリズム、統一感

2009-05-09 11:17:00 | 内装・インテリア
前回このブログに掲載した画像と同じデザインの扉が、我が家の収納スペースのすべてを覆っている。家の中のデザインが単純なこと。暮らし方にもよるだろうが、家の総床面積の2割近くを収納に割けば、収納以外の場所から雑多なモノは皆消え失せる。最初の画像は階段脇に作った収納の扉。扉の向こうには棚やプラスチック容器やビニール袋があるだけなのだが、それらはすべてゴミ関連用品あるいはゴミそのものである。

燃えるゴミ、燃えないゴミ、ペットボトル、金属、薄い紙、分厚い紙、缶、ビン・・・とゴミのリサイクル率で日本の自治体No.1のポジションにある鎌倉市の分別方法に従っている。市の手を離れた後にどれだけのゴミが最終的にリサイクルされているのか、またリサイクルされているとしても、すべてのゴミを高度な燃焼能力を持つ焼却炉で燃やしてしまう(=何も分別せず、リサイクルもせず一挙に燃やす)ことと較べ、総エネルギー・コスト的に見て、どれだけ見合うことなのかを判断する材料を私は持たないが。



次の画像が玄関脇の収納。手前が犬の収納である。「犬の収納」というからには、この中に犬を閉じ込めておくのである。床面積わずか2平米弱の真っ暗なスペースだ。1日1回、犬をそこから出して餌を与えるだけだが、犬という動物はそれで十分なのである・・・なんて残酷なことは、「犬様」に対して我が家はしない。我が家では「彼」はいつも一番良い場所に陣取っている。「犬の収納」という言葉は適当ではなかった。「犬そのもの以外の犬関連グッズすべての収納」と言うべきだ。そのグッズとは、リード、ウンチ用ビニール袋、散歩用雨合羽、ドッグ・フード(場所を取る)、トリミング用品、獣医さんの診察券、犬のおもちゃ、犬の散歩の時に使うバッグ等を指す。

向こう側は靴の収納である。前回このブログで「我が家では要らないものは捨てる、というスタイルが徹底している」と書いたが、ひとつ例外があることを思い出した。愚妻の靴だけは別である。以前私が「愚妻」と発言したらある方からお叱りを頂いたことがあるので誤解のないように言っておくと、漢文的には「愚妻」は単に「私の妻」という意味である。「愚かしい妻」という意味はない。だから逆に「私の愚妻」という表現はあり得ない。それでは「私の私の妻」という繰り返しになってしまうだけだ。愚弟、愚息も同様だ。話を戻そう。その愚妻が立派な靴をたくさん所有しているのである。私の通勤の革靴より高価なシャレたイタリア製の靴、それもある特定のメーカーの靴を多数秘蔵している。履き心地がどうも良いらしい。



七里ガ浜という場所に住む海洋民族の普通の生活パターンにおいては、イタリア製のヒールの高い高価な革靴が必要とされることはほとんどない。しかも大型犬と一緒の暮らしである。ゴム製ビーチ・サンダルかスニーカーでほとんど通年OKなのだ。愚妻の普段履かない立派な靴の数々はこの収納に入り切らず、写真を撮られ、オリジナルの箱に入れられ、写真を箱に貼って納戸に保管されている。同じメーカーの靴ばかりなので、そのメーカーのロゴがついた同じ箱に入れられると、外からはどの箱にどの靴が入っているのか見わけが付かないのだ。だから靴の写真を撮って、その写真を箱に貼りつけるというなんとも手間のかかることをしている。妻よ、あなたは七里ガ浜のイメルダ夫人か。

「ほとんど使ってないモノは捨てる」というポリシーをかざし、古くヨレヨレとは言え場所を取るわけでもないネクタイを捨てるよう私に迫る妻にしては、彼女は彼女自身のポリシーにまったく合わないことをしているじゃないか!と私は不思議に思うものの、温厚な性格が災いし、私はそうした正当な主張をすることすら躊躇してしまい、何も発言出来ない。



最後の画像(上)は2階居室の収納である。ここも愚妻の収納・・・いや、愚妻をここに収納しているわけではない。この中には、いろいろと彼女のお着物が入っているらしい。いったいいつ、また年に何回着る機会があるのだろうか?・・・などと夫は疑問を持ってはいけない。

話が逸脱してしまったが、我が家の収納の建具はこのような具合である。ヘムロックの材を使った安い輸入材を組み立てた扉であるが、家中同じなので、統一感だけは強い。
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収納(1) - 面積

2009-05-08 08:59:29 | 内装・インテリア
「ビフォー・アフター」というテレビ番組をご存じだろうか。自宅の建物に様々な問題を抱える家族のところへ「匠」と呼ばれる建築家が颯爽と現れ、家を建て替え、家族は感動するという高視聴率番組である。あの番組に登場する家は、様々な問題、例えば構造的欠陥、床面積の狭さ、階段が急だとか風呂が外にある等の使い勝手の悪さを抱えている。その問題はバラバラだが、共通する問題もある。それは収納スペースが少な過ぎるということだ。あの番組に現れる家はどこもモノが溢れていて、家の中がグチャグチャな状態だ。

収納スペースの問題というより、その家庭の生活スタイルの問題ではないかと訝ってしまうケースも多い。家族の人数に比して家の面積が小さいことが多いが、健常者でありいい歳をした息子や娘が同居している。家が狭いことが本当に深刻な問題であるなら、なぜ息子や娘はサッサと家を出て自立した生活を送らないのか? 床や食卓の上には、モノにモノが積み重なったままだ。それら衣服や雑誌や食器は長い間使われずに放置されてあるようだが、使わないモノをなぜ捨てられないのか? そもそもなぜ買ったのか? また「ビフォー・アフター」はテレビ番組とは言え、建て替え費用はその家族が負担する。もしその金が出せるのなら、「不便だ、狭い」と言いながらその家に何十年も住み続けずに、どうして彼らはもっと早期に家を建て替えなかったのか? 結局こうした家族の場合、仮に家を建て替えても、半年で同じようなグチャグチャ状態に戻るのではないか? 「アフターのさらにアフター」を見てみたいという気にさせられる。あるいはあの番組が問題として取り扱っていることを、実は住人自身がそれほど問題と感じていなかったのかもしれない。



いろいろ「匠」も思うところがあるだろうが、さすが「匠」だけあって、言葉少なに、かつ微笑みながら、優しくその家族を助ける。階段の下、壁の隙間、床下を利用して細工を施し、様々な収納をつくってあげる。

建築家によれば収納比(クロゼット、押し入れ等の合計面積÷家の総床面積)は普通の一戸建てで15%、マンションならその半分くらいだという。我が家は総床面積が謙虚なわりに、20%弱くらいだろうか。設計段階でとにかくクロゼットを設けるように努めた。ところが我が家の場合、これくらいあると、収納スペースをやや持て余し気味である。理由のひとつは家の中にモノが少ないからだろう。要らないものは取っておかない(そもそも買わない)スタイルが、かなり徹底している。我が家を訪問して来た人の感想の多くは「モノが少ないですねぇ」だ。クロゼットが十分あればタンス等の収納家具は不要となり、表に見える居住スペースがデコボコしない。ますます「モノが少ない」と見えるだろう。実際我が家にタンスはない。

最近収納箇所の細工、技術を競うが如きノウハウ本が多く出版されている。しかし我が家の場合、とくに細工があるわけではない。クロゼットの中には棚やハンガーの吊り下げ棒があり、画像と同じデザインの扉が取りつけてある。それで終わりだ。

追記:
本題とは何の関係もないが、本日お昼の作品。チンジャオ・ロース。自分で言うのも何だが、あまりに上手なので驚いてしまった。準備は入念に。調理は手早く。特にピーマンのシャキシャキ感を残すには、スピードが大事だじょー。ファイヤー!

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雨の日はセブンイレブン七里ガ浜店で用事を済ませ、犬の不満を感じ取り、ヒッチコック映画を楽しむ

2009-05-07 17:46:21 | 本/音楽/映画
連日の雨で人間も犬もいささか嫌になって来たところだ。人間だけの生活なら雨にもそれほど抵抗感を抱かないかもしれない。しかし犬と一緒の生活を楽しむ人間は、散歩を十分に楽しめないことでどうもフラストレーションを抱えているらしい飼い犬の不満を微妙に感じ取ってしまい、犬の分まで不快になり、家庭内で人間 + 犬のトータルな不快感が膨張するのである。

こんな時こそ個人的にあまり面白くもない用事を済ませようと、セブンイレブン七里ガ浜店へ向かった。クルマの納税通知書を受け取ったからだ。自動車オーナーの義務だから仕方がない。しかし税金が高いなぁ。自動車関連の役所仕事を例にとってみても、もっと簡略化してコストをセーブ出来ないものかと疑問が湧く。陸運局ってあんなに必要なのだろうか。車検制度ってあんな風にせねばならないのだろうか。道路について言うと・・・いや、言っているとキリがない。



この用事に関して、褒められるべきはセブンイレブンだ。セブンイレブンが納税業務を受け持つことで、納税者がどれだけ楽になったことだろう。以前であれば銀行あるいは郵便局を利用するしか手が無かった。あれこれ理由をつけて業務の解放を渋る勢力もあったが、納税等の業務が新興勢力に解放されることで多くの納税者はこの用事を「いつでも」「素早く」済ませることが出来るようになったのである。まず受付時間にまったく制限がない。番号札をとって待つ必要もない。30秒ほどですべてが終わる。アルバイトの諸君がサッサとやってくれる。

大銀行のカウンターでこれをやろうとしても、まずは9:00am~3:00pmしか受け付けてもらえない。さらに営業時間中であっても、銀行へ出向き「番号札をとる→待つ→番号を呼ばれカウンターに行きお金を渡す→待つ→処理が終わり名前を呼ばれる→カウンターで領収証をもらう」のプロセスがあり、ひどいとこれに15分程度はかかる。



ここのところ天気も悪いのでケリー・グラントが主演する映画の安価なDVDを続けて観ている。と言うか、ケリー・グラント好きだと言う妻につきあって観ている、とした方が良いかもしれない。本日観た作品は「断崖」。なんと監督はヒッチコック(下の画像)だ。1941年の米国作品(舞台は英国)である。ケリー・グラント演じるダメ男の本性をその妻がつかめず、「殺されるかもしれない」とハラハラするストーリーだ。



妻が映画を観るのにつきあうのは私だけではない。犬も観るのである。我が家の犬はヒッチコック映画を観るのが大好きだ(?)。おとなしくねそべって、あくびしながら、時には寝言を発したり、いびきをかいたりしながら、あおむけになり顔を天井方向を向けヘソ天状態になったり、目を閉じたりして、とても楽しそうに観ている。

ヒッチコック映画を鑑賞して十分それに親しむ能力のある犬は、ヒッチコックのように、澄まして、物静かで、少し皮肉っぽい性質の犬になる可能性が高い。驚いたことに、時には表情や仕草までヒッチコックに似て来るのである。私との散歩の時ももっと物静かであると良いと思う。

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西友七里ガ浜店は「KY」を掲げ、サンマも提供中

2009-05-07 08:57:09 | 食べ物・飲み物
おそらく「日本一小さい」西友であると思われる西友七里ガ浜店に、昨日も行って来た。西友は「KY」を掲げている。あの「空気読めない」ではない。「価格安い」である。

昨日の魚売り場では、大きな水槽の中ですごいスピードで泳ぐ生きたサンマが約100尾・・・ウソ。発泡スチロールの容器の中に解凍サンマ(北海道産)がたくさん並んでいた。自分で選んでビニール袋へ入れてレジへ。



美しいでしょう?なんと1尾58円だ。昨日ここで宮崎産きびなごの一夜干しが48尾550円なのを安いと書いたが、それどころではない。きびなごとサンマでは大きさが違う。グラムあたり価格で、サンマの安さが勝つ。



塩を振って焼いて食べる。夜の料理担当はほとんど妻である。



しかし58円ですよ。十分美味しく頂けた。
●大根おろし
●ポン酢
●七味少々
この3つを添えて。



上記3点を加えれば、ハラワタも全部そのままパクッと行ける。58円のサンマ。新聞の折り込み広告にも大きく「KY」と書いてあるが、西友七里ガ浜店は言行一致である。
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