妻が藤沢駅から電車に乗るというのでそこまでクルマで送って行こうとしたが、海沿いは渋滞がひどいみたいなので、江ノ電七里ヶ浜駅で妻をおろす。妻は江ノ電で藤沢に向かった。その方が早く藤沢に着けそうだ。
私はそのまま家に帰る。
七里ヶ浜ウイークエンド・アレイと空。
いい天気ですなあ。
自宅に戻る前に西友へ(← 私はそこしか行くところないんかい!)
買い物終了、自宅に戻る。
私は椎名誠さんが好きなのである。あの多作な椎名さんの本を私はほとんど読んでいるはず。
たくさん読み過ぎて、何を読んだか読んでないのかわからないくらいだ。
椎名さんがその著書で、昔から何度も書いているものに「コロッケ煮」というものがある。
以前から私もそれを作ってみたいと思っていた。
椎名さんの料理といえば、相当簡単なものばかりだ。
私も真似して、西友でコロッケを買うところから開始。
新築された西友七里ヶ浜店の(以前の店舗比)一番のウリは、以前はなかったお惣菜を売っていること。
1個46円だったかな?
とにかく安いコロッケだ。
あとはタマネギがあればいい。
そして調味料にタマゴ。
椎名さんの作り方とは違うのだろうが、これでおいしくできるはずだ。
昆布の力を使いましょう。
酒も要る。調理しながら飲むし、料理にもちょっと入れる。
さきほどのめんつゆを同量の水で薄め、酒を少し足し、砂糖を入れて、タマネギを煮る。
椎名さんはタマネギを先に炒めるらしいが、ここではそれを省略。いきなり煮る。
小さい丼を使いましょうね。
椎名さんの著書から。これが料理と言えるのか?
確かに生ガキは旨い。そしてボウモアは海の香りがして、カキにぴったり。
ボウモア、飲んだことありますか?
アイラ島のシングルモルト。
蒸留所が海のそばにある。だからかどうか知らないが、海の香りがするよ。
タマゴを割る。
タマネギが煮えて柔らかくなったら、そこにコロッケを突っ込む(椎名さんの本はそうは書いていない)。
コロッケを裏返す。熱いつゆがコロッケに染みる。
タマゴを溶く。軽くね。あんまり溶いてはいけない。
小さいフライパンに移し替えて、ちょっと煮る。
つゆが染みて温まったコロッケを、先にごはんの上に移動させる。
こういうやり方でできるだろうか??
わからん。なにせ初めてだから。
コロッケがいなくなったところで、強火で熱する。
沸騰したらタマゴを入れる。ちょっとゆすって、火は止めていい。
それを丼ぶりにかける。
完成だよ。ネギかけて、七味かけて。
うまいねぇ。とにかく安あがりだねぇ。
椎名誠さん風コロッケ煮の丼は大成功。
こういうのは楽しい。簡単だし、つくる過程がちょっとユーモラス。満足感高し。
自宅に戻り、男ひとり酒を飲みながらコロッケ煮をつくり、わしわしと食べるのであった(椎名さん風文体)。
簡単安い美味しい。さらに以前から随分
多くの著書を読んできた椎名さんの
真似をする可笑しさ。私のコロッケ煮ご椎名さんのコロッケ煮と、作り方や味において
どこまで近いのかよくわからないのです
が、とにかく普通においしかったです。
そうでしたか。椎名さんは多作な作家
ですが、似たような話ばかり書いていて(笑)、そこに何度かコロッケ煮を食べる話が登場しますね。いつか作ってみたいと思っていたのですが、このたび実現しました。
いや、現在形のありますと云うべきでしょう。
愛妻は炭水化物ばかりと云って認めないのでありますが・・・。
しかーし、子供の頃、鍵っ子だったワタシはカツ丼の代わりにこれを作ったのでありました。
残念ながら、これほど芸は細かくなく、深鍋で煮ることも、コロッケを先に取り出すこともせず、フライパンで全部済ませてしまう単純な作り方でした。
鍵っ子のガキとお留守番のオヤジが独りで作る、コロッケ丼はどこか似たような気楽さと侘しさを感じます。酒が更に独りを感じさせますねえ。
おはようございます、
なるほどなるほど、
奥様のお留守の時にコロッケ丼よろしいですねー、
マヨネーズ丼の元祖と致しましては、
極めて好ましいすてきなメニューでございます、
もくもくわしわし食べるのですね、
あー美味し。
そうですねえ、かぎっこもお留守ばん
親父も似たようなもんですね。
ひとり寂しくでもそれなりに楽しく。
最近は食べておられないのですか?
美味しいですぞぉ〜。
ぜひアトムコロッケ煮を復活させて
ください。カツ煮なんてのがあります
が、あれを安く簡単にしただけですね。
初めて作りましたが、良いものでした。
ワシワシ食べるのであった、と文書まで
椎名誠風になりました。これは
美味しい安い簡単。仮にこれ美味しく
ないコロッケでも、こうすると美味しく
いただけるものと思われます。
マヨネーズ丼も魅力あるのでしょうが
こちらのコロッケ煮の丼、気に入りました。
前回のチキンライスといい、今回のと
いい、安くて美味しいのです。
はいー、やって下さい。これは絶対
おいしいから。椎名誠さんの気分になれ
ますよ。ついでに生牡蠣にボウモア
かけたりして。