「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村(8) 諏訪大社上社前宮

2024-01-11 04:22:07 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
朝ごはんをしっかり食べましょう。

ヨーグルト、タマゴ、サラダ、ソーセージ、紅茶、パン。

大事なのは紅茶。ミルクティだ。しっかりと入れたブラックティ。そこにミルク(豆乳だけど)を多く足して。


フリルフスリフのいちじくパンはおいしい。


朝食を食べたら、おでかけだ。

ドガティ君とともに。


何回か前の投稿にあったブラームス交響曲第1番第4楽章の話をご記憶ですか?

まあその話の延長で、それを聴きましょう。


Spotifyで第1楽章からフルでね。

Brahms - Symphony No.1 - Karajan BPO, Live Tokyo 1988 - Remastered by Fafner

引き続き道路はすっからかんで雪はなし。


我々は茅野市へ向かった。

インプラント治療ならこちらへ。


この院長で、35万円。

どうですか、行ってみますか?

高部東交差点。


生コン前の面白いT字路。

右は諏訪大社上社の本宮で、左は前宮。

上社では本宮の人気が高い。しかしね、歴史的にも構造的にも面白いのは前宮だ。

前宮前交差点。


こちらが石で出来た前宮の最初の鳥居。かなり新しい。


鎌倉の鶴岡八幡宮や京都の八坂神社なんてところが束になってかかっても、まったく敵わない古さ、歴史を諏訪大社は誇る。

以前このあたりに多い縄文遺跡や当時の文化・風習や日本神話と諏訪大社との関係を、長々とこのブログで説明したことがある。

さらにその諏訪大社の中でも最も古い歴史を誇るのがこの前宮なのだ。

話が長くなるけれど、諏訪大社には上社の本宮、前宮、下社の春宮、秋宮と4つのミヤがあるんだけど・・・あ、言っておくがそれぞれを「ホングー、ゼングー、シュングー、シユウグー」なんて読んだらダメよ。正しくは「ホンミヤ、マエミヤ、ハルミヤ、アキミヤ」ね・・・で、その中で、最も古いのが前宮であるというのがくどいけれど、ちょっと詳しい説明。

御頭祭なんていう動物を神様に捧げるすごい儀式があるが、それもここ前宮で行われる。すごく縄文的なところなのだ。


傾斜が強い前宮。あちこちにケヤキの老大木がある。


その急坂を奥様が逞しく登っている。


やがて二番目の鳥居に到着。


こちらは金属製だ。

最初の鳥居は石製だったね。

ここで社務所に寄りましょう。


昨年頂いたお守りをこちらに返す。


そして新たに頂いたのはこちら(↓)


左が私ので、右が妻の。

性格の違いが出るね(笑)。

前宮のドラゴン。


冬季は使用中止だ。

これを見ても前宮の周囲に、古墳が多いのがわかる。


正面には階段、その上が十間廊。


諏訪大社って、幅広な廊下が好きだね。


ここでいろいろと儀式も執り行なわれるよ。

ここからさらに階段を上がる。


小林莞侍さんは、新宿周辺に幅広くリテール向けビジネスを展開する三平ストアの経営者だ。


ご先祖はこの地から中央線で新宿に出て来たのだろうか。

こう書いて「かんじ」さんと読むが、その名前の人は非常に数が少ないと、私が直接知るまた別の莞侍さんが言っていたな。

ここまでに申し上げた前宮の特徴は2つ。

1.古さ、2.斜面だ。

次が3.で、それが水。


とうとうと水が流れるのよ。

水眼(すいが)と言う。神様の水だよ。

これも以前何度か紹介しているね。

あっちこっちに巨大なケヤキがあるね。樹齢何百年だろ?


まだ坂道を上る奥様。


私もその後ろを付き従い、50歩下がって上る。

振り返ると茅野市の市街地や八ヶ岳が見える。


これが本殿だ。


これが前宮の特徴の4番目だ。

諏訪大社には4つの宮(上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮)があるとすでに申し上げているが、その中で本殿があるのはこの前宮だけなのだ。

他のミヤはすべて山や木をご神体にしている。

前宮の特殊性がわかるでしょう。

下の画像に神紋が見える。

梶だ。


同じ諏訪大社でも、上社では梶の根が4本。

下社では根が5本。

復習ね。上社では根が4本(↓)。


本殿でお願い。


私のはいつも同じお願い。

「カネと健康、カネと健康、カネと健康・・・・」


それ以外に何があろう(笑)

神様の水をよく見よう。カネと健康が頂けるような気がする。


水眼(すいが)の説明はこちら。


みなさんも私と一緒にこの水眼の画像を食い入るように見て「カネと健康」を手に入れるよう努力しましょう。


「カネと健康、カネと健康」と唱えましょう。


御柱はここに。


高いところにあるのです。

ここまで引っ張り上げるのは大変だったことでしょう。


土地が傾斜していることがよくわかる画像(↓)。


前宮の本殿もこれが見納め。


水飲み場の石もガリガリに凍っているね。


あ、ここにはヤドリギがあるね。


このヤドリギがついているのは、ケヤキの巨木だ。

下を見るとこんな木だよ。


ケヤキにヤドリギが付くのは珍しいように思う。

さあ、帰りましょう。


二番目の鳥居のところまで戻って来た。

金属製の鳥居だ。大正10年の建立らしい。


鋳造して建立したのは岡谷の林さん。


岡谷市、下諏訪町、諏訪市の一部は諏訪大社下社の氏子となる地区だ。

上社の氏子の地区(諏訪市の一部、茅野市、原村、富士見町)には当時鋳造できる人がいなかったのかもね。昔からハイテクシティーだった岡谷の方に鋳造をお願いしたってことなのかねぇ。

岡谷で林乙次郎さんというと、あの豊島屋さんにつながる系譜なのかもしれない。だってあそこの家「林〇〇郎」みたいな名前の人ばかりなんだもの。

石、木、金属、そして最近では塩ビ管。それら鳥居の素材の中では、耐久性や軽さや耐震性から言って金属が一番いいかもね。


面白いのは発起人だ。


宮川村とはまさにこのあたりの地区であり、現在の茅野市の一部である。


両角さんはこのあたりに多い姓だ。

守矢さんは、おそらく神長官の守矢家の守矢さんだ。諏訪大社のおおもとの神話と結びつくようなお家柄だよ。古く言い伝えられる神話では漏矢などと書かれる。

川岸村は現在の岡谷市の一部だ。片倉さんはこの地域の経済人である。製糸業で巨万の富を築いた。


この鳥居、見ていると面白いわぁ。

平野村も現在の岡谷市の一部で、今も小口姓を名乗る人が多い。


この小口さんたちも製糸業で財をなした人たちだ。

楽しい鳥居だ。鳥居を見ているだけで、神話みたいな話から比較的新しい諏訪地域経済史までを空想できる前宮へどうぞお越しください。

【つづく】




コメント (17)
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