妻が義父と義母のお世話で江戸の実家へ出かける日。
天気はいいし、生垣は刈り込んだままこの季節は成長しないもんだから、たいへん気分がいい。成長したらまた刈らないといけないもんねえ。
妻をクルマで鎌倉駅まで送って、私はそのあと自由行動。
さて、ここはどこでしょう?
ご存じ本覚寺だ。
気兼ねなく通り抜ける人が多い。
私もそうだ。
そろそろまた握り福をもらわないと。私の好きなのは「財」(笑)
夏になると蓮の花がズラッと並ぶところ。
今はありませんの。
このあたりは魅力的な小道がいっぱいあるけれど、本日は妙本寺へ急ぐ。
妙本寺の総門が登場。
右にあるのは幼稚園。
比企ヶ谷の幼稚園だ。比企一族(辛い時期の頼朝を世話した伊豆の一族で、やがて幕府内で権力を得るが、悲しい終わり方をする)がいたから、比企一族の谷なのである。
妙本寺を奥へ。
いつ来ても妙本寺はいいね。
この苔むした積み石が好きなんです。
いつもシダが生えている。
湿度が適度にあって、寒い季節にここの空気がいい。
鎌倉の谷戸はどこもこんなのだね。
お水がちょろちょろ。
私が好きな眺め。
時間的推移を追った画像が100年分くらいあったら面白いだろうね。
アオキ。鎌倉の高い木の下はやたら多い。
七里ガ浜住宅地から周囲の山に入ったところも、これだらけだ。
二天門が見えてきた。
あ、この幹の根本、いよいよ崩れそうなのね。
こんな支えが出来たのを、私は初めて見た。
階段を上がりましょう。
いつも美しいねえ。
以前からの疑問で、世の中に、近づくほど下がって行くお寺ってあるのかね?
ありがたみが下がっちゃう気もするが、あってもいいね。
世の中っていろいろあることを示し、固定観念とらわれてはいけないことを諭し、実際に下がっても大丈夫さと人を元気づける寺。そんなのもいいじゃない。
しかし正統派の妙本寺さんは上がって到着するのだった。
いいでしょう、この二天門。
周囲の紅葉を見てみましょう。
まだまだ楽しめそうですよ。
ぜひあなたも妙本寺へどうぞ。
このカエデ(↓)が見事な枝ぶり。
二天門から中へ入って行きましょう。
こちらは祖師堂。
周囲も紅葉だ。
あぁ、きれい。
紅葉を楽しんでいたら、真冬になり、同時にこの梅も咲くんだろうね。
さて、妙本寺さんへの参拝も終了だ。
階段を下りて移動しましょう。
どうもありがとうございました。
また来ますね。
【つづく】