「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

アパートを売却(1) 売ってしまった

2011-09-07 00:00:14 | アパート
一昨年に建てたアパート、売ってしまいましたぁ~。
権利書だ。所有権移転。アパートさようなら。



これも権利書。抵当権抹消。少々お金を借りていた。



アパートを買う時、私の周囲では「止めておけ。大損した人がいっぱいいる」の大合唱。若干の知識はあるものの自分のお金でアパートを購入したことのない多くの人々のアドバイスだった。他にも「駅に近い物件でないとダメ」というアドバイスが多かった。

それにもかかわらず私はアパートを建てた。またそのアパートは駅から遠かった。でも問題はなかった。自分でリスクをとってない人々の言葉を信じちゃいかん、という例。ちゃんとやればアパートは少しは儲かる。


(画像はすべてイメージ)

アパート事業は、日本株に投資するよりよほど儲けの確度が高いだろう。この20年、日本株投資は明らかにトータルで損なものだったが、それよりは確度が高いという程度の意味に過ぎないのだが。日本株の有名ファンドマネジャーでさえろくにインデックスにすら勝てない。株価全体は大きなマイナスだ。冷静に考えれば多くの素人にとって日本株で儲けることは不可能だっただろう。

多くの人が「わかりにくい」と言う外国株式投信だが、この20年ほどの間先進国のでも新興国のでも目をつぶってそれらをエイヤッ!と買った素人達の多くが、タイミングが悪くなければある程度は儲けられた。下がり続けた日本株式とは対照的な軌跡だ。大ざっぱに言うと日本は世界でも稀なほどずっとずっと不安定に右下がりで、一方で諸外国はほぼ右上がりだった。いくら人間が知恵を絞っても、経済ファンダメンタルズの大きな流れには勝ちようもなく、円高を考慮してもまだ日本株より外国株の方が儲けるチャンスが多かったことは事実・・・なんて言ってたら、ズルズル景況感が悪くなって、金曜日あたりからひどく欧米の株式が崩れ始めているなぁ。世の中、暗い。



話がそれた。アパート投資も、外国株式投信(と言ってもピンキリだが)程度には儲かるのではないか。私の場合もアパート投資で儲かった。その投資期間中家賃が入った。借入れもしたのでその返済もあったが、借入総額が少ないので、返済金額もしれたものだった。その月々の返済金額は家賃収入の4分の1以下だったので問題はなかった。最後には多少売却益も出た。

事業用不動産とは不思議なものである。以前このブログに書いたが、私は今までに8回住宅を建てているが、儲かったのは8回目にして初めてのことだ。この平成不況の20年間、8回借金しながら8回土地を買い新しい住宅を建て債務不履行も起こさずすべてのローンを完済するというのは大変なことで、フランクリン・ルーズベルトのニューディール政策を個人ベースで推し進めているようなものである。日本人皆が私のようなら、日本は今もバブル経済で大賑わいかもしれない。日本人よ、委縮するのは止めよう。そして無計画な企業の債務を減免したり免除したりするなら、私に税金の還付を!



儲かるんだったら、どうしてアパートを売ったのか?と思うでしょ。それは「いつまでも儲かるわけではないのでは」と思ったからだ。

加えてアパートを所有していて精神的に疲れたからだ。私の友人のひとりに立派に長年アパート経営をしている男がいて、そいつが私に「君はアパート経営に向いていない」と言った。その人のアドバイスは信じるに足る。私はそれに従った形である。

話は長くなるのでまた今度。
コメント (9)
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