「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

新年@八ヶ岳西麓原村(6) 竣工から12年の山荘

2011-01-10 00:02:05 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
まもなく竣工から12年を迎える山荘。その前に所有していた山荘時代も合計すると20年。よく通ったものだ。そしてよくそのコストを負担したものだ。土地代金、建物建築費、登記費用、ローン金利、ローンの諸費用、火災保険、不動産取得税、固定資産税、故障時のメンテ、管理費、電気代、プロパンガス代、薪の費用、水道代、クルマのガソリン代、高速道路代、スタッドレスタイヤの代金、タイヤ交換の費用、途中で薪ストーブを買い替えた費用、浄化槽の管理費。加えて体力や睡眠時間も犠牲になっている。



そこまでして見合う楽しさがあるのか? 「ある」と思う人は実は少数派だ。私は以前の山荘も含め、楽しかったから20年以上信州の山荘に通った。しかしそこまで楽しいとは思わない人が圧倒的に多い。また人それぞれに山荘通いを続けられなくなる理由がある。

アシュケナージのショパンのワルツ。山荘で静かに聴くにはとても良い。いや、山荘に限らない。独奏や独唱のCDが他に比して優れる理由。それは音量の安定度だ(・・・なんというひどい鑑賞の仕方でしょう?!)。CD演奏中の最大音量と最小音量の差がわずかなのである。交響曲なんて大変で、例えば「惑星」や「悲愴」を最初「あれ? 聴こえないなぁ」と、オーディオの音量を大きくしてしばらく聴いていると、いきなり爆音のようなボリュームになって困る。爆音なら爆音で最初からケニー・ロギンズのDanger Zone♪のように鳴ってもらわないと。



何かしながら適当に聴く困った習慣を身につけた私は、「いきなり大音量」なCDは迷惑なのである。その点、歌曲の独唱や、ピアノの独奏はとてもよい。皆さんもアシュケナージで子犬のワルツをどうぞ♪



これが玄関スペース上で長年耐え続けた照明だ。2階から撮影した。この地味なルックスがいい。



米国製の照明で、ワット数が150W。すごいねえ。でも、こんなの序の口。彼の国は電力消費大国だから。本来は屋外用。



これが屋根裏。2階である。寝室として使用。登り梁が太くて、仰向けに寝て観ていて楽しい。



カイダンハボクモスキ。



これが階段。ダグラスファー(米松)に塗装をした、がっちりした階段である。



吹き抜けに飾った御柱の法被。右の黒いのが2004年の諏訪統一デザインの法被。左の青いのが2010年の原村の法被。間もなく前回の御柱から1年だ。早いねぇーーー。



太い柱と梁や桁の組み合わせは見ていて飽きない。これから木造建築を建てようと検討している方は、このティンバー・フレーム構法をどうぞ。意図的に柱や梁を太く、かつ本数を増やしてもらえば良い。中にいて退屈しない家が出来る。



柱は18cm、梁や桁は30cm。



左右に交差して、積み上げて行くイメージ。



東側壁面。長くのびる煙突。ブレイス(柱と梁に跨る部材)がアクセント。



サッシはこれ。マーヴィンだ。古風な金具が武骨。木製サッシ枠に厚みもあって、彫り込み方のデザインも重めで私は好きだ。厳寒の土地でも抜群の断熱性を誇る。薪ストーブ同様、簡単なものだがなぜかテイストにおいて、国産品が輸入品に勝てない分野。薪ストーブは今も圧倒的に輸入品が優勢だが、最近サッシや建具については国産品を使う山荘が増えた。国産のサッシも最近のは外見をもっぱら洋風にしたものが多く、縦長窓、上げ下げ窓など様々な洋風デザインが増えた。しかしなぜだかわからないが、それらも一目見て「国産」とわかる。



洋式の上げ下げ窓への私の憧れは、このLPレコード・ジャケットを見た時に始まった。その理屈と使い道。
このジャケットのどこが、What's wrong with this picture? だか、わかりますぅ? 髭もじゃAndrew GoldのLonely Boy♪ 70年代後半にヒットした。いい曲だったなぁ~。





マーヴィンは信頼度抜群。21年前に建てた以前の山荘で初めて経験して以来、ずっと変わらぬ信頼。



ティンバー・フレームの建物は、変化が楽しめる。日本の古い民家のようだ。



建てて下さったのはこの方(上)。
ブレイスの丸山さん。 http://www.brace.jp/
コメント (6)
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