「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

広島スタイルでお好み焼き!@うさぎ家 in 七里ガ浜

2010-01-13 12:34:51 | 
誰もが知ってる七里ガ浜商店会!・・・そうでもないかしら。じゃあ七里ガ浜の住民なら誰もが知ってる七里ガ浜商店会。当り前だな。とにかく、その商店会の中に名店あり。お好み焼き・鉄板焼のうさぎ家である。うさぎ家のメニューには数多くのお好み焼き、鉄板焼、焼きそば、まるで複合種目あるいはハイブリッドエンジンのような「そばめし」(スゴイ食べ物だ!)、飲みモノ他がある。しかし私がそこで食べるのはいつもこれだ(下の画像)。



広島スタイルのお好み焼き。関西人の私もお好み焼きは広島に軍配を上げる。ただし私のはソバ入りで、イカ天をダブル(2倍)でトッピングし、チーズも載せたハイ・カロリー元気食である。私には「いったい、コレ以外に何があるの?」と言いたくなるほど貴重でたまらなくおいしい食べ物である。

イカ天が好きだから、私はいつも自分で注文していた。しかしある時店主M氏が「チーズ載せもなかなかいいよ」と言うので、食べてみたらますますおいしかった。以来、私はソバ入り・イカ天ダブル・チーズ載せなのである。

1月9日から始まる3連休最終日の5:00pm。私達夫婦は七里ガ浜の住宅地内の「緑のプロムナード」をルンルン気分で南下していた。なぜなら、その先にうさぎ家があるからだ! お好み焼き店の佇まいはどこも楽しげだ。うさぎ家もどこかほのかに温かみを感じさせる店構えである。店の灯りがうれしい。



開店時間ちょうどに到着。こんばんはぁ~~。



早過ぎたか。静寂のひと時。いや早過ぎることはない。すでに鉄板はあたたまっている。今もし誰かが私に「何でもひとつだけ欲しいものをあげる」と言われたら、私は迷わず「お好み焼きが焼ける巨大な鉄板の設備!」と答えることだろう。でもそれを小さな我が家でどこに置くの?



取り敢えずこれを。KIRIN ICHIBAN! 麦から生まれた泡立つ黄金の液体。じゅわぁ~。うぅ~~、美味いっ。これほどお好み焼きのソースに合う飲みモノもない。お好み焼き自体が様々な具材の味や食感のコラボであるが、そこにこのビールが浸みこみ混じりあうと、ストレートにハッピーな気持ちになれるのである。複雑な欧風料理とある種のワインがピタリ☆とマッチした時のような。世界中にそれぞれ食の楽しみ方あり。七里ガ浜のそれはお好み焼きとビールである。



さて、鉄板は準備完了。店主M氏はまだ到着していない。あとで横浜から駆けつけるはずだ。

本日ヘラ(下の画像のど真ん中に2本ささっているのがヘラ)を握るのは若いT坊(仮名)。彼は若いけれども、鉄板とヘラについては実はかなりの研鑽を積んでいる。「匠のT坊」としてお好み焼き界では有名だ。

一方うさぎ家のご近所から彗星の如くに、しかしテクテク徒歩で現われたと昨年七里ガ浜の話題をさらった(?)王子(同じく仮名)は、今回は鉄板の横でお好み焼き作成アシスト役と全体の管理と飲みモノや材料を出すこととお会計に加え、私と会話するという大役をこなす。彼はテクテクと徒歩も得意だが、自転車はもっと得意なようでどこへ行くにも自転車を利用している。



さあ開始である。T坊の手が鉄板の上で軽やかに舞う。シュパーーッ!シャキーーン!



「しかしこれだけキャベツを食べる食べ物もないよね」と私。
「そうですね、サラダだってこれだけ食べられませんものね」とT坊。

おいしい食べ物は見た目も美しい。イカ天が割られ、キャベツの上に載り、さらにその上に豚バラ肉が載る。すべてが鉄板の熱で柔らかくなって行く。キャベツ・タワーの様相だ。



うさぎ家が選ぶそば麺は高品質である。お好み焼き用のそばとしては柔らか過ぎる麺を使う店が多く、そういう店では食感がなんだかポニョポニョしてつまらない。お好み焼きに入れるそば麺は、お好み焼きの体積に占める割合も高く、全体のイメージに与える影響は大きい。いい加減なそば麺を選んでいては良くないのである。その点、うさぎ家の麺はお好み焼きに適したものが選ばれている。店主M氏が厳選した自慢の麺である。



手前にある鍋のふたを丸くしたような物は、お好み焼きを早く蒸すための秘密兵器だ。普通これはステーキ店あたりでしか見かけない。お好み焼きは焼いている間にキャベツや他の材料が蒸され柔らかくかつ甘く変化して行くが、その過程を短時間で行うことを可能にするのが、この秘密兵器なのである。

下の画像はちょうど道半ばと言った状態だ。焼き始めてから初めてお好み焼きをひっくり返した直後の様子である。



T坊がタマゴを割った。鉄板にタマゴをぶちまけ、ヘラを持つT坊の手がスゥ~ッと弧を描く。

画像で右横に見えるお好み焼きの「できかけ」をこのタマゴの上に載せて焼き、もう一度ひっくり返して最終的にタマゴの面が上に来るようにする。そしてソースを塗って、チーズを載せて、さっきの秘密兵器をかぶせて蒸してチーズが溶けたら青ノリをかけて出来上がりである・・・と書いているだけで胃の内壁をヨダレがドバァ~ッと流れる。おそろしく食欲が刺激される香りと光景。



どうだぁ! そば入り・イカ天ダブル・チーズ載せの迫力。見た目の迫力、色彩の華やかさ、芳ばしく有無を言わせずおいしいに決まっているじゃないか!という香り。本当に誰が考えたのでしょう? 高度な食文化。お好み焼きはトータルにアートである!



イカ天はお好み焼き全体の味をまろやかにする。入れたことのない人は、是非試して欲しい。広島ならたいていこれがトッピングのひとつとして用意されている。私はこれが大好きだ。だからいつもダブルで注文するのである。しかし美しいねぇ。

小麦粉、タマゴ、ソバ、キャベツ、モヤシ、揚げ玉、豚バラ肉、青ノリ、おたふくソース、そしてイカ天。これがぐちゃぐちゃに口の中で混じり合う。噛んで噛んでそれを楽しみ、今度はソースの味も濃厚に残る舌や喉をビールで潤す。普通の生活の中の楽しいイベントだ。お子様からおじいちゃんおばあちゃんまで、皆が好きな味。



お好み焼きの良いところの一つが外食としては低料金なことである。食べ方にもよるが、腹いっぱいになってビールを飲んで2000円行かないで終われる。外食でこれはなかなかない。夜のうさぎ家の看板。なかなか良いデザインだ。ごちそうさまでした。いつもおいしいですよ、有難う。



向かいには我らの西友七里ガ浜店。こちらもKY推進中だ。Kは価格、Yは安い。「安いは愛だ。」キャンペーンも実施中! うさぎ家、西友、高山商店(酒店だ)、西武園芸・・・。ご近所のお店があって、住宅街の皆の生活も成り立つ。七里ガ浜の皆さん、ご近所に出向きましょう!

翌日予定するカレーライスの材料を西友で買う。寒い寒い。さあ帰ろう。



夫婦で食べまくればうさぎ家のスタンプカードにスタンプもたまる。1000円でスタンプ1個。20個たまれば1000円値引き。楽しいよ。今回で20個たまった。通った甲斐があるってものだ。次回は割引だ。へっへっへぇ~♪



うさぎ家へ行こう。
所在地:鎌倉市七里ガ浜東3-1-14
電話:0467-38-1511
URL: http://www.kamakura-shiki.com
コメント (12)
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