山荘の床はパイン材を採用した。昔あるログハウスでパイン材の床を目にして、木目の優しさに「いいなぁ」と思い、山荘を作る時にそれを私が希望したのだ。しかしパイン材は柔らかいので、大型犬を飼う方にはあまりお勧め出来ない。床の表面が傷だらけになるのである。それが平気な方ならいいが。我が山荘の床も3頭の犬が代々歩きまわり、傷だらけである。
上の画像にある床の光り方をご覧頂きたい。長い間に床板がわずかに反って来ているからこうなるのだ。幅12cmほどの床板であるが、両端が持ち上がっている。
下の画像をご覧になればすぐわかる。黒い鉄の棒は真っ直ぐである。床が湾曲しているのだ。これは薪ストーブに最も近い部分の床である。強い熱と乾燥にさらされたパイン材の床はこうなる。薪ストーブから遠ざかった所に貼られた床では、湾曲は緩いものになる。
以前このブログで「階段や廊下の幅の確保@七里ガ浜自宅」というタイトルで、階段の適当な幅について書いたことがある。モノを持って運びながら、カニ歩き等せずとも苦労せずにたいていのものが運べる階段の幅は、内寸(壁の表面から反対の壁の表面までの幅)で100cm以上。簡単な図面の壁内の芯・芯の長さなら120cm程度は必要だと書いた。自分で書いておいて矛盾するが、我が山荘はその基準をまったく満たしていない。もっと狭いのだ。内寸が70cm強くらいしかない。でも小さな山荘には、こうした階段も合うだろう。
これが階段への1階からの入口である。上がって3段目から90度に曲がり始める。芯・芯90cm、内寸70cm強の幅の階段で90度に曲がると、ベッドのマットレスを上げるのは無理である。実際には吹き抜けのところでベッドを吊り上げて、屋根裏に入れた。
これが曲がり角。傷つき具合、塗料のくたびれ具合がいいでしょ?これは床とは異なり、ダグラスファー(米松)に塗装をかけたものだ。年月とともに木材の角が取れ、なんとも優しく見える。山荘風に作ってあり荒っぽく見えるけれども、大工さんの丁寧な作業が感じ取れる。
最初の曲がり角を90度曲がると、後はまっすぐ上がるだけだ。下から茶々之介が覗いている。「とーちゃん、何やってるの?」
これが階段の最上部である。これを上がれば、狭い屋根裏スペースだ。
これが寝室である。屋根裏スペースを利用している。幅1尺の桁や棟木が、登り梁を支えていて、山小屋風である。頭をよくこの斜めの天井で打つ。
左側の桁を拡大するとこうなる。亀裂が斜めに何本も入っている。これでも厚みは30cmあり、その下で寝ていると、なんだか怖い。
吹き抜け部分の天井にはファンがある。薪ストーブを焚くと暖気が上に上がる。そこでこれを回して暖気を下へ落とす。でもそれだけでは、2階の屋根裏に溜まった暖気は十分落ちない。そこでファンをサポートするため屋根裏に古い扇風機が置いてあり、それを回して首を振らせ、屋根裏の暖気を階下へと追い払う。この山荘の薪ストーブ利用はエコ的ではなく、並行して電気も大量に使っている。少なくとも我が山荘では「薪ストーブがエコ」と言うとウソになる。
小さな小屋の小さな玄関。でも夫婦で使うなら十分な大きさである。長靴を履いて散歩をすると、どうしても靴底に雪がつく。それをこの玄関にまで持ち込むと、室内は適温に保たれているものだから、途端に雪が溶ける。
だからこの玄関は、冬によく濡れている。もう少しスペースがあればやりようもあるのだが、私の場合、こういうことは特に気にはならない。
玄関ドアを内側から写したところ。ドアは普通外から撮るので、これは珍しい写真。オークなので木目が楽しい。
今日もよく寝る。彼もこの山荘やその周囲の環境が大好きなようだ。表情からそれが読みとれる。わかりやすい犬。
上の画像にある床の光り方をご覧頂きたい。長い間に床板がわずかに反って来ているからこうなるのだ。幅12cmほどの床板であるが、両端が持ち上がっている。
下の画像をご覧になればすぐわかる。黒い鉄の棒は真っ直ぐである。床が湾曲しているのだ。これは薪ストーブに最も近い部分の床である。強い熱と乾燥にさらされたパイン材の床はこうなる。薪ストーブから遠ざかった所に貼られた床では、湾曲は緩いものになる。
以前このブログで「階段や廊下の幅の確保@七里ガ浜自宅」というタイトルで、階段の適当な幅について書いたことがある。モノを持って運びながら、カニ歩き等せずとも苦労せずにたいていのものが運べる階段の幅は、内寸(壁の表面から反対の壁の表面までの幅)で100cm以上。簡単な図面の壁内の芯・芯の長さなら120cm程度は必要だと書いた。自分で書いておいて矛盾するが、我が山荘はその基準をまったく満たしていない。もっと狭いのだ。内寸が70cm強くらいしかない。でも小さな山荘には、こうした階段も合うだろう。
これが階段への1階からの入口である。上がって3段目から90度に曲がり始める。芯・芯90cm、内寸70cm強の幅の階段で90度に曲がると、ベッドのマットレスを上げるのは無理である。実際には吹き抜けのところでベッドを吊り上げて、屋根裏に入れた。
これが曲がり角。傷つき具合、塗料のくたびれ具合がいいでしょ?これは床とは異なり、ダグラスファー(米松)に塗装をかけたものだ。年月とともに木材の角が取れ、なんとも優しく見える。山荘風に作ってあり荒っぽく見えるけれども、大工さんの丁寧な作業が感じ取れる。
最初の曲がり角を90度曲がると、後はまっすぐ上がるだけだ。下から茶々之介が覗いている。「とーちゃん、何やってるの?」
これが階段の最上部である。これを上がれば、狭い屋根裏スペースだ。
これが寝室である。屋根裏スペースを利用している。幅1尺の桁や棟木が、登り梁を支えていて、山小屋風である。頭をよくこの斜めの天井で打つ。
左側の桁を拡大するとこうなる。亀裂が斜めに何本も入っている。これでも厚みは30cmあり、その下で寝ていると、なんだか怖い。
吹き抜け部分の天井にはファンがある。薪ストーブを焚くと暖気が上に上がる。そこでこれを回して暖気を下へ落とす。でもそれだけでは、2階の屋根裏に溜まった暖気は十分落ちない。そこでファンをサポートするため屋根裏に古い扇風機が置いてあり、それを回して首を振らせ、屋根裏の暖気を階下へと追い払う。この山荘の薪ストーブ利用はエコ的ではなく、並行して電気も大量に使っている。少なくとも我が山荘では「薪ストーブがエコ」と言うとウソになる。
小さな小屋の小さな玄関。でも夫婦で使うなら十分な大きさである。長靴を履いて散歩をすると、どうしても靴底に雪がつく。それをこの玄関にまで持ち込むと、室内は適温に保たれているものだから、途端に雪が溶ける。
だからこの玄関は、冬によく濡れている。もう少しスペースがあればやりようもあるのだが、私の場合、こういうことは特に気にはならない。
玄関ドアを内側から写したところ。ドアは普通外から撮るので、これは珍しい写真。オークなので木目が楽しい。
今日もよく寝る。彼もこの山荘やその周囲の環境が大好きなようだ。表情からそれが読みとれる。わかりやすい犬。