「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓原村11月前半の滞在(4) 自炊生活は楽しい@山荘

2009-11-11 17:12:33 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
食材の仕入れはA-Coop原村店で。小さいお店ではあるが、我らが西友七里ガ浜店よりは大きい・・・。諏訪の6市町村を見渡せば、もっと大きなスーパーやA-Coopがたくさんあるが、やはり「自分は原村に来ている!」という実感に浸りたければ、この小さなA-Coop原村店で買い物するに限る。




クルマのスピードメーターの下部をご覧ください。「22.9」の文字が見えるでしょう。原村のてっぺんにある山荘から村の中心部にあるA-Coopやその他のお店にちょっと寄ってまた山荘に戻る。それだけで距離にして22.9km! 標高差600mを降りてまた登っている。なかなか豪快な買い物だが、それが山荘から最寄りの買い物なのである。もうちょっと近いところにたてしな自由農園原村店が出来たのだが、そこでは全部は揃わない。尤も、A-Coop原村店でもなんでも揃うわけではないが、そこはご愛嬌。

途中信号はほとんどないし、渋滞もないので時間はたいしてかからないけれど、距離はあるのでガソリン代はしっかりかかる。買い物も効率良く済まさなければ、燃料費高騰のこの時代に生きて行くのが苦しくなる。ネギ1本、トマト1個などとちょこちょこ買いに出かけられないのである。



峠の我が家に辿り着いた。買い物も一苦労である。しかし我が山荘はホントに小さい建物であることよ。



山荘では頼りになるレシピ本もない。そんな時意外に役立つのが、A-Coopや地元スーパーにタダで置いてある冊子だ。これもそんなひとつ。簡単な材料で鶏肉の赤ワイン煮が作れるとある。しっかり冊子を頂いて来た。今度作りましょう。ページを切ってファイルする。



この地域最大の銘柄はこれ!真澄だ。私はもっぱらこの真澄特選(ゴールド)。普通に楽しめる酒である。濃い味の料理にも合う。



さて、馬肉すき焼きだ! 信濃は肥後と並ぶ馬肉消費大国・・・というか信濃の人はなんでも食べるズラ。ハチ、イナゴ、コイ、山肉。だから馬肉の入手も容易な地域である。有難いなぁ。こうやってどこでも「すき焼き用」として馬肉のロースが売られている。しかも安い。たいていカナダ産ではあるが、100gあたり200円台だ。



おいしそうでしょ。醤油、酒、砂糖、タマゴ。後は材料を適当に。

馬肉は味が濃いのだ。それに安い。皆さん、すき焼きは馬肉で! 高価な霜降り牛肉より、安い馬肉の味に親しみましょう! 馬肉のすき焼きに慣れると、脂身を霜降り状に含んだ高級牛肉が、ただしつこいだけに感じられますよ。



また別の機会にはおでん! おでん・でん・でん♪と妻の機嫌が良い。おでんが大好きらしい。私も好きだ。何より日本酒が合うし。寒い山荘で暖かいおでんって、うれしいものだ。



またもや真澄の出番。なにかと理由をつけては真澄。



最近よく食べる野菜たっぷりトマトスープを作ろう。鍋の中でオリーブオイルとニンニクを使い、固めの材料(この場合は玉葱とエリンギ)を炒める。続いてその他の野菜をドッと鍋に入れ、水とトマトの水分で煮詰める。調味料はコンソメの顆粒とブイヨンのキューブ。出来上がりに胡椒。すき焼きで使った残りの白菜とミズナを使いきる、うれしい冷蔵庫お掃除料理。野菜をたっぷり取ることが出来る。



炒めた後の煮込み作業は薪ストーブで。馬鹿高いプロパンガスを別途燃焼させ続ける必要はない。



出来上がった。コーンビーフ、白身魚、あるいは鶏肉を入れても良いと思う。あるいは米を入れればリゾット風の食事にも化けるだろう。今回は「冷蔵庫お掃除料理」の趣旨に沿い、わざわざ肉や魚や米を使うことはしなかった。



山荘の台所には長野県産コシヒカリも眠っている。これを食べないといけない。



そんな時は最近私の十八番となった鶏肉高菜炒飯。これなら大量に米を食べられる。米以外は長ネギ、鶏モモ肉、高菜、タマゴ。調味料は塩と醤油。それなら山荘の台所にある。

自慢じゃないが、いや、実はかなり自慢なのだが、私が作る鶏肉高菜炒飯はでたらめにおいしい。紅虎餃子房鎌倉店のメニューからパクったものだ。ザーサイは入れていない。しかし高菜炒飯ではザーサイを刻んで入れる店が多いと言う。私も次回はザーサイ入りでやってみようかな。



今回の山荘訪問の目玉イベントがこれだ。北欧からやって来た大衆的インテリアショップのIKEAで買ったカトラリーのセットを使い始めた。1本200円程度の大型スプーン。



丸みを帯びて深さがあるが、幅が細くて口に入れやすい。炒飯を食べるのにピッタリだということに気づいた。柄の部分も適度な厚みがあって、値段のわりにはシッカリした感じ。



デザートには長野県産リンゴを。ヨウコウとアキバエ。1個98円。信州のリンゴはおいしいよ。



今回も外食と言えば・・・諏訪のハルピン・ラーメンに行った。そしてニンダイ(ニンニク・ラーメン大盛り)と仔豚飯(豚肉入り炊き込み風ゴハンの半人前)を食べた。個性的なラーメンである。ささやかな外食。以前撮った写真の使いまわしで失礼。



「とーちゃん、リンゴくれよ」

山荘での茶々之介。彼はリンゴが欲しいのだ。リンゴ、キーウイ、柿、バナナ、ナシ。果物は何でも好きだ。


コメント (6)
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八ヶ岳西麓原村11月前半の滞在(3) 八ヶ岳紅茶倶楽部DADAへ行く

2009-11-11 03:10:21 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
長野県諏訪郡原村上里17781。八ヶ岳紅茶倶楽部DADAの住所だ。私は何回このお店に来たことか。



標高1150mあたり。雑木林の間に住宅や畑が散在する立地にこのお店はある。紅茶専門店だから茶葉は種類が多く用意されている。スコーンやケーキの類もあるし、食事も出来る。しかし当然ながらコーヒーやビールはない。

人懐っこい猫のちゃたろう。近寄ると、どんどんすり寄って来て、足元にコロン!毛を撫でていると、溶けそうにクニャクニャになる。ご覧のとおり仰向けで「好きにしてにゃん」状態。



店内はご覧のとおり。茶葉を買うことも出来る。左のショーケースにはTaylors of Harrogateの缶。右の棚にはFortnum & Masonの缶。茶葉の種類の差は個人の好みや用途の差を反映するに過ぎず種類に優劣などないが、同じ種類の茶葉を茶商間で比較すれば優劣が出る。

しかしどの種類の茶葉についても紅茶愛好家を裏切らない茶商があり、そのうちの2つがこれだろう。F&Mは日本国内でも非常にポピュラーだが、Taylors of Harrogateが扱えるお店はリッツ・カールトン他、稀少なのである。



DADAではサンルームも新設された。英国風に言うとコンサヴァトリーか。しつけられた犬ならこの部分まで入店が可能である。しつけられてない人間はここに限らず入店不可で、犬にも劣るということになる。



Taylors of Harrogateの缶がキレイに並ぶ。



こちらにも磨き上げられた白いポットとTaylors of Harrogateの茶葉の缶が、整然と並べられている。お店のvalueというものは、店内を見渡しただけでおおよそわかる。例外もあるが、清潔感を欠く店では提供される品にもあまり多くを期待出来ない。DADAの店内は常に落ち着きと清潔感に満たされている。



茶葉の種類や紅茶を楽しむ文化について、私はここで多くを学んだ。

F&Mの缶。F&Mが長年使って来た緑の缶に馴染んでしまったので、私はこのシルバーの缶に未だに親しめないでいる。皆さん、どう思いますか? 現在のこの缶のデザインもスッキリしていて良いけれど、私は以前の缶の方が好きだなぁ。



ここは紅茶専門店であるからして、当然ながら紅茶を飲もう! 茶葉は普通の人が思いつくものなら何でも揃っているし、少々変わったフルーツ・ティー等もある。ものすごい数だ。 

これはウバ。セイロン系紅茶の代表格。うまいねえ。最近自宅ではアイリッシュ・ブレックファーストを濃く出してミルクをどぼどぼ入れて飲んでばかりいるので、たまに異なる種類の茶を飲むとうれしくなる。これもまた茶葉のお勉強である。



八ヶ岳西麓にウヨウヨいる鹿。今回山荘滞在時も、鉢巻道路の脇に1頭死んで横たわっているのを見かけた。クルマにぶつけられたのだ。鹿もかわいそうだが、巨大な鹿とぶつかった場合にはクルマもヘタすると全損する。このあたりで鉢巻道路やエコーラインを走る時は減速しよう。特に視界の開けないところで飛ばすとかなり危険だ。



店内にはこれが! わかる人はわかるスピーカー。高そうでしょ。長い間音楽を趣味として来た店主が、選りすぐった音楽を店内に静かに流している。



私はこの日このお店でランチを食べた。チーズ・オムライス。チキンライス風なゴハンもしっかりと味つけられていて、その上にはフワフワの卵が載る。そのさらに上でチーズが溶け、そこにこってりしたソースがかけられる。見た目の芸術性も高い。これをお昼に食べると、夜まで腹もちが良いという経済性もある。 



八ヶ岳紅茶倶楽部DADAの情報はこちらから。 http://www.lcv.ne.jp/~dadaclub/
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