鳩ぽっぽダイアリー

鎌倉→北千住→千葉県在住。
いけばな(小原流:休止中、花朋の會:2018年4月~)。日々のできごとなど・・・

漆の朱汁椀

2008-02-12 23:21:29 | 日本の道具


漆器を日常使いしたいなぁと以前から思っていて、
横浜高島屋の改装前セールを見ていたところ、
店員さんにいたくお勧めされたのが
この器。

作家さんは山本英明さん。
もう60超えてるかな。
越前塗りです。

汁椀か飯椀か。
ご飯がこびりつくと落とすの大変そうだから、
まずは手入れが簡単そうな汁椀にしようと。

色は黒は上品な感じがしますが、
自分で使うなら食卓が明るくなるような朱がいい。
朱にもいろんな色があって、
柿のようなオレンジっぽいのや、暗い赤も。
このお椀はどちらでもない、ほんとに赤いなぁっていう赤?

店員さんによると、
山本さんの器は10年、20年もつ。
汁椀としては通常よくあるものより大きめで
現代で使いやすいサイズ(ここは私にとって重要。
よく、味噌汁を作りすぎて今のお椀はあふれちゃうから)。
飽きの来ないシンプルなデザインで持ちやすく
使い勝手が良い。

ここまで言われちゃ、他のは買えなくなってしまった・・・

大事に使いたいと思います。

漆は、軽くて丈夫。
大切にすれば使うごとにつやも増して味わいが出てくる。
油ものを入れても、洗剤使っても大丈夫。
ただ、水につけっぱなしにしたり、乾燥は良くない。
人の肌を扱うように。

今日のお味噌汁は里芋とさやえんどう。
米麹味噌に、ゆずを少し添えて。

駅のいけばな(草月流)

2008-02-12 22:35:57 | いけばな


草月流です。

れんぎょう、アイリス。



れんぎょうの明るい黄色と、アイリスの清々しい青が
さわやかな作品だな~と思いました。

写真を撮ってると、通りかかったおばさまが
「きれいねぇ」と話しかけてこられました。

「あなたが生けたの?」と言うので、
「違いますよ~!」

年配の方が多いけど、駅のいけばなを見ている人は
結構います。
比較的?若い私が写真まで撮ってると
おや?と思うみたいですね。

駅のいけばな(聚芳流)

2008-02-10 16:15:05 | いけばな


聚芳流。

ネットで検索しても出てこない。
字、間違っちゃってる???

木瓜(ぼけ)、雪柳です。

違う角度からだと、こう。


今回の作品は結構お気に入りです。

木瓜の枝がのびのびとして良いし、
真ん中に丸く集まった雪柳の白が木瓜と良い対象に
なっててすごいきれいです。

器がまたすっごく気に入りました!


明るいテラコッタのような色で、
丸くて豊かな感じで、
雪柳の丸く集まった感じとよく合う。
口のところに木瓜の枝が回してあるのも
器と植物の一体感が出る技でしょうか。

これ、ほしいなぁ・・・・・
何焼かな?



稽古(たてるかたち)

2008-02-10 16:01:34 | いけばな


今日も研究会の題材で練習しました。

今回は最初から自分でやってみたのですが、
枝の選び方でしょっぱなから悩んでしまいました。

金葉こでまりはちょっと弱めの枝とやや太い枝が2本あって、
どちらから主枝を取るか?
正攻法としてはやはり立派な枝を選びます。

その枝にはいっぱい枝が分かれてついていたのですが、
どれを使おう?

悩んでいると、先生から
「通常は真ん中の枝ね。でも、その横の枝も
のびのびして良いわね。」

私は真ん中の枝って、まっすぐで面白味がないように
見えてしまって、つい、脇の枝に注目してしまう
みたい。

真ん中の枝を主枝の長さぎりぎり一番長いところで切ってみて、
真ん中に刺しました。

後は前回を思い出して。

先生に見ていただいて直したのは以下のポイント。
(写真は直した後。前のも撮っておけばよかったな)

・主枝は下の方で二手に分かれた枝を使ったのですが、
それだと2本あるように見えます。
基本は奇数で挿すのでこでまりが4本あるように見えてしまう。
その場合、3本に直すが、もう1本加えて5本とするか。
今回は主枝から1本取って3本にしました。

・中間枝として挿した左右のこでまりが長かったので
それぞれ短くしました。左側は主の3分の2くらい、
右は3分の1くらいにします。

・まっすぐの枝って面白味がないと言いましたが、
少しくせをつけてあげるだけで生き生きとした表情が
出てきます。こでまり3本とも、少し変化をつけたのですが、
ぜんぜん違います。自分でできるかな・・・

・客枝の金魚草の表を上に向けて挿しますが、
この金魚草はそうすると先端がやや下を向く感じに
ねじれていました。
ねじれを反対にねじって取れるかみましたが、
時間が経つと戻ってきそうな感じ。
この場合、少し回して表が上を向きつつ、
先が上を向く方向に調整してあげます。

研究会まであと1回稽古ができるのですが、
基本がこんなに難しいとは・・・
点数にはこだわらないつもりだけど、
基本がなってないって言われるのはやだな。
自習もしとこうかなぁ。

水族館

2008-02-08 00:10:29 | 今日のひとコマ


サンシャイン国際水族館はそんなに広くない。
チャチャッと見て回る。

写真は「いわし」。
泳ぐいわしを横から見る。
口が大きく開きます。
銀色でピカピカしてます。



このかなり受け口のひとは「エイ」。
なにエイか見忘れました。

動きが早くて写真はいまいちだったのが
あざらしとラッコ。

ラッコを見て1人喜んでいたところメールが着信。
友人が妊娠したとの連絡。
おめでたい!



クリオネもいます。
北極の海にぷかりぷかりと浮かぶ天使・・・
のようだけど、食事風景は恐ろしいです。
頭が割れてなんか出てきて(これ以上は言えない!)・・・



こちらは「電気うなぎ」。
感電したら死ぬよ。
この顔見たら、要注意!



駅のいけばな(小原流)

2008-02-06 20:38:53 | いけばな


菊、木瓜、こでまり。


今日も寒いです。
鎌倉から今通ってる客先へは電車で1時間北上。
鎌倉は南で海のそばってこともあってか、
客先の方がいつも更に寒いです。
鎌倉では雨でも、客先付近では雪に。



お昼は外のお店で。
今日はイタリアンにしました。

フィットチーネは歯ごたえがあって好き。
外食はお金かかるけど、事務所だとコンビニのスープと
おにぎりばっかで飽きちゃうので、
たまには良いです。

変な夢を見ました。
現実にはない場所に自分が住んでいて
現実にはいない人が回りにいて、
でも数人は現実にいる人も登場します。
そのうちの1人はしばらく顔を合わせていない親しい先輩で、
起きてからとてもなつかしくなってしまいました。

稽古(たてるかたち)

2008-02-03 17:15:41 | いけばな


今日は朝からずっと雪です。

昨日実家に帰ってきて、今日は熱が出てしまい
しかたなくおとなしくしています。

熱が39度くらいあると、私の場合結構元気です。
微熱が一番具合が悪いです。
熱いのでハーゲンダッツを食べてます。
明日は元々会社を振休で休む予定だったので、
直すにはいいけど、つまんないな。



昨日の稽古のいけばなを生け直しました。

「たてるかたち」で、花材は金魚草と金葉こでまり。
花器は小原流の制定花器で「プリンセス」。

今月の研究会の題材です。

花材が2種類って初めてかも?
少ない花材でシンプルに生けると花型のポイントがはっきりするので
良い勉強になります。

シンプルなのに、工夫するところが結構たくさんあります。

・太めの金葉こでまりを矯めるときは、節の間で少し鋏で切り込みを入れて
パキッと音がするまで曲げます。

・主枝は20度の範囲ですべての方向に傾けることができます。
今回は湾曲してるのでこんな感じですが、まっすぐな枝なら、
もう少し前傾させると良いそうです。

・金葉こでまりは同じ間隔で葉がつくので、一部取って変化をつけてみたり。

・葉が器の縁にかかったり、水につかってはいけません(ちょっとかかってる?)

・少ない花材なので、足元をしっかり締めるように挿します。
余った金魚草の葉を添える場合、上の茎の切った断面(白いとこ)が正面から見えないように。

・枝が横並びにならないように。縦に並ぶような感じ。

・金魚草は正面が主枝を向きます。金魚草同士の出会い感も演出。

・中間枝(こでまり)の1本は主枝に添うような感じで、もう一本(こでまり)は
右側に短めのを展開させて。

・客枝(金魚草)も左右に20度の範囲で振っても良い。ちょっと左に振ってみました。

・こでまりの先が枝分かれしてる場合で枝が同じ長さだったら、後ろに来る枝を
少し詰めます。

いっぱいあるなー。

白洲正子さんの本

2008-02-01 01:32:33 | 今日のひとコマ


仕事帰り、先輩と横浜駅そばの韓国料理屋に行きました。

今日からセキが出るので、サムゲタン利くかな?
あと、ビビンメンにちぢみなどなど。
マッコルリは飲みやすいなー。

終電間際、鎌倉駅のいけばなコーナーをチェック。
おぅ、今日は小原流だよ。
写真撮ったらおもいっきり自分が写ってる・・・
コーナーの電気が消えてるからかぁ。
じゃ、明日にしよ。

ふだんならまっすぐ家に帰るところですが、
今日は逆方向のセブンイレブンへ本を取りに。
便利だなー、ネットで注文した本をコンビニで受け取れる
んだから。
遅くまで開いてるからこんな時間でも大丈夫。

途中、インド人風のおっさんに
「After working?」と話しかけられ、
今週は知らない人に話しかけられる週間か?
と思いつつ、
今日は相手にしないぞということで
ニヤリと笑って足早に通り過ぎました。



注文した本は白洲正子さんの「花日記」。
白洲さんはいけばなの流派に属したことはなく、
でも花や器が好きで、いけばなは無手勝流でいけていたそう。
この本はいけばなの流儀や作法という下地がなくても
本当に花や器が好きで花を生かそうと思っていける白洲さんの
作品と随筆が収められてます。

私が興味あるのは、
いけばなの流儀や作法に則らないといっても、
花・植物を見極めた人が生けるとき、
なにか通じるような部分があるのかな?
ってこととか、
器にこそ生けることを教わったという言葉に、
そういえばおもしろい器を見つけたときに
こんな花が合うんじゃないかとかいろいろ考える
楽しさを思い出して、
白洲さんはどんな器に何を生けたのか
単純に見てみたいということ。

白洲さんのいけばなに関する言葉はネットで見つけたんです。
で、この本に行き当たりました。

まだちらちらと中身を見てるだけですが、
作品やそのときの植物に関する記載が1ページ割かれていて
読むのが楽しみです。



0時を回っても、イルミネーションが点いてる
駅前の通り。
奥が鎌倉駅。
若宮大路から。
さすがに電車がつかない間は人も車もいない。