今回のコンベンションの開催地メンフィスはエルビス・プレスリーやB.B.キングなどの有名なミュージシャンにゆかりのある街。 新作発表やサイレントオークションに出された、特別な万華鏡をご紹介します。
上の写真は、コンベンション初参加のジュディス・グリーンバラさんの作品。 ポータブルレコードプレーヤーで、レコードに見立てたホイールがオブジェクトになった「R and B Scope」と言います。この作品はサイレント・オークション部門でピープルズチョイスアウォードを受賞しました。初参加、初受賞、おめでとうございます。
次はジュディス・ポールさんのオークションの作品。レコードとボディーを黒でまとめ、スピーカーにダイクロイックガラスをちりばめた、彼女らしいお洒落な万華鏡ですね。
同じくジュディス・ポールさんの新作発表作品はギターのついた大作です。ダイクロイックガラスをたくさん貼ったボディーの真ん中に黒いボディーの万華鏡を入れて飾ります。替えのセルが2個ついて、いろいろ楽しめる万華鏡になっています。右端の男性は「ミラーマン」のトム・ダーデンさん。
3ミラーシステムの映像は、華やかで音楽に関するオブジェクトがたくさん見えてきます。黒いラインはもちろん五線譜です。
次はローラ・ワイルドさんのオークション用作品「Sing with Elvis」。ゴージャスな雰囲気のマイクの形です。
作家として初参加のボニータ・ライリーさんはエルヴィスへの賛辞を込めた万華鏡。プラスチックの部分はすべて3Dプリンターで制作したそうです。
北村幸信さんはいつも仕組みを凝らした作品を見せてくれます。今回のオークションスコープは、「R and B Scopes」で、いくつかの手持ち型万華鏡を組み合わせた作品。 台座から外すと内蔵のLEDライトが点灯する仕組みは今年の特徴のひとつです。
会場のPeabodyホテルは毎日定時に鴨たちが屋上からエレベーターで降りてきて、レッドカーペットの上をロビーの噴水まで行進するのが見もので、たくさんの人が見に来ます。Peabody Duckをテーマに作ったバーバラ・スパイクさんの万華鏡です。
コンベンションの楽しい雰囲気が少しは伝わりましたでしょうか? 作家さんが遊び心を発揮しての素敵な万華鏡たちでした。