万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

羽の舞う万華鏡映像

2008-07-14 16:00:11 | 万華鏡ブログ
とても有名で、どこかで見たことのある人も多いトム&キャロル・パレッティー夫妻の「フェザー&レザー」ですが、何度見ても、素晴らしくきれいで楽しい万華鏡です。名前の由来もわかりやすく、オブジェクトセルの中の羽と本体に巻かれた革との組み合わせから、そう呼ばれています。(構造と仕組みは7月11日にご紹介したシズルスコープと同じで、普通の革を使っています。)
直径5cm弱、高さ3cm弱のオブジェクトセルの中に、きれいな色に着色した鳥の羽をカットしたものを入れており、アトマイザーで空気を送ってセルの中を攪拌して、オブジェクトの動きを作っています。一押しすれば一瞬にして色模様が変わるのがドラマチックで驚かされます。羽の細い繊維は、映像にソフトな印象を加え、繊細な模様も映し出します。重なり合って微妙な色合いを見せたり、くっきりとしたラインとなって映り込んだりするように、羽のカットの仕方や大きさにキャロルさんならではの意匠があります。ふわふわだけどしっかりとしている羽という素材に注目したところもすごいですね。1994年からずっと創られ続けている万華鏡ですが、今でも新しい!と感じさせる素敵な作品です。
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