100%シンガポールライフ (旅行と写真) Singapore life

写真4000枚以上。海外生活9年目の管理人が、ありのままのシンガポールの姿をご紹介。シンガポールって面白い。

菜食主義者

2007年07月27日 | ひとり言
グレースの主人の実家はみんな熱烈な仏教徒です。(ちなみに主人とグレースはキリスト教徒)魚はもちろん、たまねぎとにんにくも食べません。たまねぎとにんにくは肉の味がするそうです。ですから、主人の家でなべをしても、トマトやらレタスがぷかぷか浮かんでいます。日本へ行った際のお土産のお菓子を買うのも一苦労。バターがだめなので、バターの入っていない成分を探さなくてはならず、一つ一つのお菓子のあの小さな成分票に目を通さなくてはいけません。そして主人に成分の内容を英語で伝えなければなりません。めんどくさーい。

結婚して最初のころはあまり意識していなかったので、義理のねーちゃんに今日のお昼は何を食べたかと聞かれたので、「ビーフヌードル」と答えました。後から、「ああいう時はヌードルといって、ビーフは言わなくて良いんだよ。」と主人から注意を受けました。

この義理のねーちゃんはほんとにすごい仏教徒です。本当は4つ部屋があるのに一部屋を壊して居間を大きくしていました。、ブッタの祭壇でお祈りができるスペースを大きくするためです。彼女の娘たち、つまり姪二人は「肉ってどんな味がするんだろうね。」と言う会話をしています。食べたことがないのだから、そう思うのも無理もありません。まだ小学生で親の言うことを聞いていますが、「大きくなったら、親に隠れてマクドナルドとかで肉を食べるんだろうなあ。」と思ったりします。

ある日「ねーちゃんとこの隣の家、空いてっるてよ。引っ越してこない?ってねーちゃん言ってたよ。」と主人が言います。グレースはねーちゃんの隣の家に引っ越すには大反対。もちろん肉が料理できなくなるからです。シンガポールは常夏なので、いつも窓を開けています。だから肉の料理をすれば必ずにおいが立ち込めますからね。主人も最初っから引越しするつもはなかったようですけど。 

ある日曜日、スーパーで買い物をしていた時のこと。ほとんど買い物が終わって後は、肉とミルクを買ったら終わりよーと言う時に、義理のねーちゃん一家に遭遇 !!!!運悪し。1週間分の肉を買おうと思ってたのに。そそくさと逃げるように隠れるように挨拶だけ交わしてわかれ、ちょっとだけ肉を買いました。

主人の小さいころは肉を食べていたそうですが、20年ぐらい前に、両親が菜食主義になったそうです。日本では何でもないお肉ですが、シンガポールでは肉に気を使わなければなりません!!!