山と蓋と日々の綴り

山登りのついでにマンホールの蓋を探してウロウロしてます。

体力強化のために大山へ

2012-07-16 | 山行

来月にちょっとした山に登るために、基礎体力の強化と、なまった体に喝を入れために
連休の中日の昨日「大山」に登ってきた。今回は、私も含め4名のパーティだ。

今回のコースは、蓑毛バス停⇒蓑毛分岐⇒みのげ道⇒16丁目分岐⇒ヤビツ分岐⇒阿夫利神社本社(頂上)⇒
16丁目分岐⇒天狗岩⇒夫婦杉⇒阿夫利神社下社⇒ケーブルカー⇒大山バス停⇒伊勢原駅⇒自宅

雨が心配ではあったが、朝一番のバスに乗り、京急、相鉄、小田急と乗り継いで、秦野駅で下車。
蓑毛行きのバス停に行ったら、行列が二本。一本は「ヤビツ峠行き」、もう一本が「蓑毛行き」だ。
蓑毛の行列は、ヤビツの三分の一程度である。

蓑毛バス停に8時50分ごろ到着、身支度を整えて、9時5分に登山開始。
みのげ茶屋前を過ぎるると蓑毛分岐だ。ここから本格的な登りとなる。

【蓑毛バス停から登山道に向けて歩く】


【蓑毛分岐、ここから本格的な登りが始まる】


かなり急な登りを友の後を追って、ひたすら登る。
曇り天気が幸いし、暑さがない分楽と言えば楽だが、登りはキツイ。

途中休憩した時に、仲間が差し入れてくれた「パイナップル」が、美味かった。
賽の河原にある石仏の顔がすべてなく、代わりに石が置いてある。
誰がこのような事をしたのか、腹立たしくなる。

【賽の河原に立つ石仏、どれも顔が無い】


女人禁制の碑が建っている。その昔は女はこれから先には、入山できなかったのだ。
16丁目分岐では、沢山の登山客や観光客で混雑している。今までのコースでは、
すれ違う人は数人。登っているのは我々だけだっただけに、人の多さにびっくりだ。

混雑する登山道を登りヤビツ峠分岐に出ると、もっと人が多くなり、
登山道は、銀座状態だ。今までの登山でこれだけの人に合ったのは、初めてである。
大山は、それでけ人気があるということになる。

【高尾山なみに混雑していた】


12時5分に山頂に到着。
仲間の一人がいない。頂上周辺を探すも、いない。
登山道に目をやると、探していた仲間がいた。やけに遅れての到着だ。
事情を聞くと、登山靴が壊れ、だましだまし登ってきたとのこと。

屋根のある場所が空いていて、そこで昼食にした。
周りを見ると、バーナー持参する人が多く、インスタントラーメンや
レトルトカレーなどを温めて、美味しく食べていた。
ビールを飲みたかったが、下山後の楽しみにした。

【頂上も足の踏み場もないぐらいに混雑】


天狗の岩、夫婦杉を通り、下社へ出る。
下社では、大山名水で喉を潤して、ケーブルカーに乗車。
定員100名だそうだが、通勤者ラッシュ並みに混雑していた。

【16丁目分岐から見えた江の島。雲の中に浮かんで見える】


【下界は晴れの天気だ】


【これが天狗岩。丸く穴が開いているところが、天狗の鼻で開けたと言われている】


【夫婦岩。樹齢は500年から600年だとか】


【下社へ降りる急な階段】


【下社】


ケーブルカーを降り、すぐ下の「元瀧」で風呂に入り、
楽しみに取っていたビールで無事登山できたことに感謝し乾杯だ。
ツマミは、名物の「大山豆腐」。乾いたノドにビールが沁みて格別に美味かった。

今回もよき仲間にサポートをいただきながら、無事に予定通り登山が出来た。
感謝である。

今日は、朝から腿が痛い。階段の上り下り、トイレが辛いが、その分
鍛えることができたと満足している。


根子岳のレンゲツツジも見ごたえあった!

2012-07-07 | 山行

四阿山に登った翌日「根子岳」に行ってきた。
ペンションGENのオーナーが、今が一番の見ごろだから、時間があれば
お勧めです、と言われその気になった。

予定では、米子大瀑布を観にいく予定だったが、相棒と相談して予定を変更し、
根子岳のレンゲツツジを見に行くことにした。

早めに朝食を済ませ、8時に出発し昨日と同じ菅平牧場管理事務所前の
駐車場に駐車。この駐車場に入るには、入山券が必要だ。一人200円。
これをペンションGENさんに無料で頂いたのだ。GENさんありがとうございます。
【ペンションGENさん オーナーお一人で運営しているようだ】


駐車場の目の前に、レンゲツツジの群生が見える。
相棒の足のこともあり、今日はゆっくりと登っていく。

根子岳のレンゲツツジは、牧場の上の方に、群生していて四阿山とは
少し趣が違う。100mほど登ったところに東屋が新設されていて、レンゲツツジが
良く見える。ここで撮影休憩をして、下山した。
【晴れた空に牧場の緑が清々しい】


【登りはじめに咲くレンゲツツジ】


【牛の水飲み場だろうか 池が良い感じだ】









【オダマキが数輪開花していた】


下山後、最初の予定通り、日本三大不動尊で有名な「米子不動尊 本坊米子瀧山不動寺」に向かった。
田植えが終わった田んぼの中を抜けていくと、目指す寺の大きな屋根が見える。
クルマを駐車場に停め、わき道から境内に入ったら、ユキノシタの花が群生し満開であった。
これだけの群生を見たのは初めてで、まとまった花は見事である。

【堂々とした里堂本堂】


【このひと山全てがユキノシタ】




ソロソロお昼。下調べしていた「たけの春」で戸隠そばを食べた。
この蕎麦屋に向かう途中で、老舗の味噌や「糀屋」が目に留まり、立ち寄った。
味噌(蔵だしみそ低塩)と納豆(一休さん)を買って帰った。

納豆はフンワカ柔らかで、癖のないく美味しかった。
お味噌もコクがあり、美味しい味噌だった。

腹も膨らんだところで、オープンガーデンの「ガーデンソイルさん」
に向かった。ガーデンソイルさんの詳細はこちらで。


湯の丸高原のレンゲツツジでお腹一杯!

2012-07-06 | 山行

3日目の最後の日は、湯の丸高原のレンゲツツジを満喫してきた。
この山には、昨年10月に登った山である。その時に、レンゲツツジの群生を知り、
今回のメインのとしたのだ。

休暇村鹿沢高原に泊まり、8時に宿を出発。
【このホテルの野草園の入り口に湧水がある、とても飲みやすい水で、ポリタンクに入れて持ち帰ってきた】


じぞう峠に8時20分に着いたが、第一駐車場は、早くも満車。
その下の臨時駐車場に止めて、登山開始。

【天気最高!地蔵峠は銀座並みの混雑である】


【登山客とレンゲツツジ現物客で列をなす】


今回は、レンゲツツジが目当てなので、頂上まではいかずに「ツツジ平」までとした。
リフトの右側を大きく迂回するコースを取り、リフト終点まで登る。
かなり勾配がきついが、登山客などが少ないので、写真を撮りながら登るにはうってつけのコースだ。

【ちょうど見ごろのレンゲツツジ】




リフト終点から少し歩くと「ツツジ平」だ。
いやー、凄い。これだけの群生は今まで見たことがない。
オレンジの絨毯を敷き詰めたような感じだ。さすが60万株の群生は見事の一言だ。
この日は快晴でもあり、レンゲツツジを見るには最高の日であった。

【ツツジ平に群生するレンゲツツジ】








帰りは、先を急ぐのでリフトで下りた。
下りのリフトを使う見物客はめったにいなかったが、景色を見るにはとてもよかった。

【下りリフトから見たリフト乗車場近くのレンゲツツジの群生】



10時20分ごろに下山し、高峰温泉に向かう。
湯の丸学習センター脇の林道を通り「高峰温泉」で疲れた体を温泉に浸かって休めた。

昼食に手打ち蕎麦を注文。ギリギリで注文時間に間に合った。
その蕎麦が実に美味い。十割蕎麦だが、ぼそぼその太麺ではなく、しなやかでも腰があり、
細麺。私の好みの蕎麦だ。ここに来たら、また食べたい味であった。

【出汁も利いていて、実に美味い蕎麦だ】


少し時間の余裕があったので、「海野宿」を観にいくことにした。
【掘割があり、当時の街並みが残っている】



今回の企画は、我ながらいいコースが組めたと自画自賛している。
マンホールの蓋も5種類程度収集することができた。これも大満足だ。

予定外だったのは、相棒の足の故障があったことで、四阿山の登頂はできなかったが、
それを打ち消すほどの数々の花に巡り会えたし、レンゲツツジを満腹になるほど見ることも
出来た。

梅雨で雨が心配だったが、日頃の行いが良いのか、曇りこそあったが、雨に降られることもなく、
本当にいい旅行が出来た。相棒に感謝である。


四阿山でレンゲツツジを満喫!

2012-07-04 | 山行

レンゲツツジと高山植物を楽しむツアーを企画し、二泊三日で信州に行ってきた。
初日は、家を4時に出発し、東名⇒環八⇒関越⇒上信越道を通り四阿山登山口の
菅平牧場管理事務所に8時40分到着。身支度を整えて、9時に登山開始。
今回のコースは、駐車場⇒四阿山⇒根子岳⇒駐車場で、15時に戻る予定だ。

牧場の道路を登山口に向けて歩いていくと、牛が出迎えてくれる。
登山口に入り、牧場を左手に見ながら歩いていくと、早速オレンジ色の鮮やかな
レンゲツツジに出会う。この先は、もっと凄いのかと思うと、何だかワクワクする。

【アヤメが曇り空によく似合う】


【牛さんがお出迎え】


【登山口に入ると早速レンゲツツジが待っていた】


白樺林の中に入っていくと、空気が冷たく感じる。
セセラギの音を聞きなが歩いていくと木橋があり、それを渡ると緑が一層濃くなる。

【空気が澄んで気持ちがいい】


白樺の白い樹肌にレンゲツツジのオレンジが眩しい。
山の下の方は花が終わりかけていて、萎んだ花も見える。

【四阿山のレンゲツツジは、白樺林の中で咲いている】





だんだん登りがきつくなり、息が上がる。
それでも花に励まされながら登っていく。小四阿で昼食とした。予定では四阿山の頂上だったが、
相棒の足が悲鳴を上げて、休み休みのために、距離が稼げない。

【足の痛みを我慢しての登り】


昼食後には、足も癒えるかと思いきや、益々酷くなりようだ。
「下りる」と聞くと、「ウン」と頷く。結構我慢強い相棒があっさり諦めたのは、よほど辛いのだろう。
根子岳分岐の少し前で、下山することにした。

【下山を決め込んだら快晴に。左:根子岳 右:四阿山】


【四阿山の登頂は次回のお楽しみだ】


【青い空、白い白樺、オレンジのレンゲツツジのコントラストが何とも言えない】




【キラキラ輝いていた、ハートマークの苔 何かラッキーなことが・・・・】


【牛もノンビリ牧草を食んでいた】


【駐車場から見えた根子岳のレンゲツツジ群生】


下りも足の具合と相談しながらのため、結構時間がかり、16時少し前に駐車場に到着。
売店で搾りたてのソフトクリームを食べて、今晩の宿「ペンションGEN」に向かった。
四阿山の登頂は、次回の楽しみに取っておくことにした。


◆四阿山で出会ったお花
【ベニバナイチヤクソウ】                           【スズラン】


【アマドコロ】                                   【キジムシロ】  


【アズマギク】                                  【ツマトリソウ】


【コケモモ】                                    【ハクサンチドリ】


【イワカガミ】                                   【ゴゼンタチバナ】 
 

【オオヤマザクラ】                               【ヤグルマソウ】


【マイヅルソウ】                                【ニガナ】

明日は、須坂オープンガーデン。


初挑戦 鍋割山登山!

2012-06-01 | 山行

子供が小学生のころだから、今からおおよそ30年ほど前に、西丹沢の中川荘(現在はあしがら荘)に
何度か川遊びに来たことがあるが、丹沢に「登山」で来るのは、今回が初めてです。

何時ものメンバーに誘われて、鍋割山登山を先日挑戦してきました。
コースは、表丹沢県民の森駐車場⇒二俣⇒小丸尾根分岐⇒ブナ林⇒鍋割山山頂
⇒後沢乗越⇒二俣⇒→表丹沢県民の森駐車場⇒湯花楽

楽しみ(どちらかというと好奇心かも)3割、不安7割といった気持ちで出かけました。
と言うのも、合う人が皆「結構きついよ」とか「あの山へ登れたら、どこの山でも登れるよ」
なんて、不安になるようなことを口を揃えて教えてくれたからです。

6時地元を出発、東名高速を使って駐車場に7時40分ごろに到着。
身支度を整えて、先ずは「二俣」に向けて出発です。林道歩いていきますが、何だか緊張していました。

【駐車場でコースの確認をするメンバーたち】


ゲートを二つ超え少し歩いたところが二俣です。
ここから丸太橋を渡って、いよいよ山道に入ります。見上げると、結構きつい勾配が続いています。
【ゆらゆらする丸太橋を渡るメンバー】


【えー、ここを登るの・・・・・】


【新緑が心身をリフレッシュさせてくれます】


【途中、ところどころでガスっていました】


先輩方は、この勾配を苦にせずに「会話」しながら登っていきます。
私は、ひたすら無口で、登りきったときの気分を想像して、耐え忍んでの登山です。
不安が的中。小丸尾根分岐の少し前で、両腿が攣ってしまい、持参のツムラ68のお世話になりました。

山道のところどころに、へこたれそうになる気持ちに喝を入れてくれるように、
ミツバツツジや、山ツツジが色鮮やかに花を見せてくれました。
【ガスの中にオレンジの花が印象的です】


【山ツツジが疲れた体を癒してくれます】


【ミツバツツジの紫の花も癒し系ですね】


痛みを我慢して、「ブナ林」まで大丸方面に歩いていくと、いやー、大きなブナが夫婦の様に
二本並んで立っています。その奥を覗くと、ミツバツツジが新緑の中、紫の花を咲かせていました。
【ブナ林が爽快な気分に】


【これは多分、夫婦ブナではないだろうか?】


【ブナの大木に隠れてミツバツツジが咲いています】


【一際色鮮やかな、ミツバツツジに遭遇】


鍋割荘前の広場で、昼食。
山荘名物の「鍋焼うどん」が食べたかったが、今回はパスして、次回の楽しみに取っておくことにしました。
【仲間と山の話しをしながらの昼食は格別】


ここから、駐車場に向けて下っていきます。
何時もなら下りで、腿が攣ったりするのですが、今回はいたって順調。これは、薬の効果なのか、
はたまた日頃の訓練の賜物(?)なのか、多少余裕を持って下山できました。
【下山の山道は、山ツツジが目に付きました】

【新緑にオレンジの山ツツジ、この時期しか見られない風景です】

【二人静が今が盛りのようです】


【切株に花が咲いたように赤葉がとても可愛い】


【下山もいよいよ最後】


【二俣の丸太橋の川の畔】


駐車場に15時少し前に到着。
登山靴をサンダルに履き替えたところで登山終了。約7時間、徒歩2万4千歩の登山でした。
今回のコースは、当日に急きょ変更になりました。前日に計画のコースを登った、メンバーのパートナーからの
情報で、花が咲いていないということで、変更になったのです。

結果的に、コース変更が私にとっては幸いし、途中棄権をしないですみました。
トラブルを起こすと、どこからか「スプレーあるよー」とか「攣ったときの薬あるよー」と、
心配と声をかけていただく、先輩諸氏のサポートに感謝です。

新緑に、ミツバツツジや山ツツジのコントラストが見ごたえがあり、大満足の鍋割山登山でした。
駐車場の場所や、コースの様子も分かり、何だか癖になりそうな山となりました。


湘南国際村から大楠山へ

2012-05-11 | 山行

先日、歩こう会で「湘南国際村から大楠山ハイキング」が開催され、参加してきた。
大楠山には、これで2回目になる。

京急とバスを乗り継いで湘南国際村入口へ到着。
斜面に植栽されたツツジを先ず見物。満開少し前の様であったが、「オオムラサキ」が斜面一面を赤紫染めていた。
【ツツジを前に「綺麗ねー」の声が】


【斜面を彩るオオムラサキ】


子安の里方向に向かって下って行くと、斜面を白いツツジが覆い、建物を引き立てていた。
【白のツツジは今が盛りようだ】


【ここの斜面はツツジが満開】


【ツツジに囲まれながら歩く】


高級住宅地を抜けて、国際村センターの裏手にある広場で昼食を済ませ、大楠山に向かう。
【足に堪える階段を上る】


【映画にでも出てくるような住宅がツツジと似合う】


【国際村センターとツツジ】


バブル跡が寂しく残る造成地を歩き、登り口に出る。ここから、頂上までは0.8Kmだ。
急な階段を2回ほど休みながら登り頂上に出る。
【世が世がであればここにも高級住宅地か研修施設が建ったのだろうか??】


【しばし休憩】


頂上は、海風が吹いてきて、とても気持ちがいい。
売店の屋上の上ると「八景島シーパラダイス」の三角屋根が見える。
右に目をやると「猿島」が臨める。
【頂上で休憩】


【右の大きな鉄塔の脇に薄らと猿島が見える】


【八景島シーパラダイスの三角屋根】


しばし休憩し、大楠芦名口へ下る。
芦名口バス停からバスに乗って新逗子駅へ戻り、金沢文庫で恒例の反省会で締めくくった。
今回も天候に恵まれ、爽やかハイキングであった。総歩数19,800歩
【雑談しながら芦名口へ下る】


【馬でも飼っているのかな!?】


山野草が魅力の坪山

2012-04-30 | 山行

山の先輩が「坪山(1102m 上野原市)」に出かけたと聞き、私たちもGW29日に行ってきた。
山野草が多く、特に「日陰ツツジ」の群生で最近登山客に人気があるという。
コースは、坪山登山口(一宮神社先)⇒西ルート⇒頂上⇒びりゅう館ルート⇒オブジェの林(勝手に命名)⇒びりゅう館。

5時出発、藤野PAで朝食を済ませ、目指す坪山に向かった。
途中GW渋滞に2回ほど巻き込まれたが、7時45分ごろ「びりゅう館」を5分ほど通り過ぎた道路わきの駐車場に到着。
駐車場はすでに満車状態。辛うじて愛車が駐車でき、ラッキーであった。
【滑り込みセーフで駐車できた】


【今日は快晴。清らかな清流が流れる登山口】


身支度を整え、8時に登山開始。
お決まりの西コースを進むと、いきなりトラロープが張ってある斜面に出る。
小川に架かる丸太橋を怖々と渡り、急斜面を登っていくと「一人静」が満開だ。
【登山口から少し登ったところに咲くミツバツツジが散り始めていた】


【朽ちた丸太もあり、慎重に渡る】


【一人静が咲く登山道】




【一人静の群生も沢山あった】


【ミツバツツジが最後の花を咲かせていた】


さらに急斜面を登っていくと「日陰ツツジ」の群生地がある。
私たちを待っていたかのように、最後の花を咲かせていた。
ところどころで、ミツバツツジと日陰ツツジの競演が見られた。色的にはミツバツツジが目立つが、日陰ツツジもクリーム色で対抗している。
【日陰ツツジとミツバツツジが最後の競演】


【日陰ツツジ越しに西原の家々が小さく見える】


日陰ツツジの群生と同じような場所に「イワウチワ」が群生している。
イワウチワも最後の花を咲かせいた。
【イワウチワってとても可愛い花だ】






頂上が近くなると急斜面がより急になり、息が上がる。
目を先にやると濃いピンクの花が見えた。イワカガミだ。唯一、この場所で二輪開花していた。
【ここだけに咲いていたイワカガミ】


10時30分に頂上に出る。富士山が冠雪した部分を覗かせていた。
少し早いが昼食をとり、30分ほど休憩し、11時にびりゅう館に向け下山開始。
【頂上から富士山が見えた】


【下るにつ連れて日陰ツツジはなくなり、ミツバツツジだけになる】




下りは登りと比べて体は辛くないが、足が何度も痙攣しそうになり、腿が攣りそうになって、とても辛かった。
暫く下ると新緑が鮮やかな林に出る。ここの木は奇妙な形をしたものが多く。勝手に「オブジェの林」と名付けてみた。
【木の種類は?だが、不思議な形をした木が多くあって笑えた】


【踊る木々】


【大きく節くれた木】


【ダンスに興じる木々】


【閻魔さまの持つ金棒のような木】


クルマの音が大きくなってきて「びりゅう館」が近い。
ちょっと変わった「叡山スミレ」を発見。この登山中多くのロジスミレを見てきたが、叡山スミレはここにしか咲いていなかった。
さらに下った土手に「イカリソウ」が咲いていた。イカリソウもここでしか見ていない。
【ロジスミレと比べると、葉っぱが違う】


【ここだけに咲いていたイカリソウ】


やったー、13時30分 びりゅう館に到着。
缶ビールを買い、水車小屋の脇でささやかに祝杯を挙げる。実に美味い。
しばし休憩し、トイレを済ませて駐車場まで30分弱歩いて戻った。
【この地域は案山子コンテストでもやっているのか?】


びりゅう館から上野原ICに向かって15分ほどのところに、「里見園」という和菓子屋を発見。
この地域は「酒まんじゅう」が名物らしいので、酒まんじゅうやどら焼きなど3種類10個ほどお土産に買った。
【どれも一個70円とは安い。味も上々だ】


上野原ICから15分ほどの「秋山温泉」で一風呂浴び、昼寝をして家路についた。
山野草に満足した久しぶりの登山であった。先輩に感謝である。
歩数1万8千歩の登山であった。


越前岳から大きな富士山を眺める!

2012-03-31 | 山行

越前岳に初めて登った。
雪化粧した富士山を観にいくためだ。

【あの富士山を目の前で見る 足柄SA】


コースは、山神社駐車場⇒愛鷹山荘⇒富士見峠⇒鋸岳見晴⇒富士見台⇒越前岳山頂⇒十里木見晴台⇒十里木駐車場。
総勢16名。ドアーtoドアーの貸し切りバスでの山行。バスは安くて楽ちん。癖になりそう。

山神社駐車場までバスで乗り付け、早々に身支度をして、9時40分登山開始。
体の調子が今一つなのか、今日はやけに心の臓が軋む。そのためか息が上がって、辛い。

【山神社駐車場】


【いざ出発 ワクワクの一方で不安も・・・・】


30分も登ると愛鷹山荘に到着。一息入れる。ミツマタが蕾を膨らませ、開花直前。
ベストを脱ぎ、富士見峠に向けて出発。

【愛鷹山荘前のミツマタ】


【山荘前で休憩 めいめい服装の調整をする】


富士見峠に出ると、今日初めての富士山が見えた。凛として澄ました富士山である。
脇を見るとまだ雪が残る。凍った雪と霜が解けて、登山道は泥濘の連続で、足元に気をつけならが
登っていく。時折見せてくれる富士山が、疲れを癒してくれる。

【富士見峠から見た富士山】


【残雪が残り道は泥濘で滑る】


富士見台に12時少し前に到着。
うーん、んん、などと一人唸りながら、しばし富士山に見惚れる。

見事である。左手には南アルプスの山並みが見える。今日は、雲一つない最高の天気。やはり普段の行いなのか??
ここで昼食。めいめい持参の弁当をほおばる。仲間が差し入れてくれた、キュウリの漬物が美味い。

【富士見台からの富士山 五十銭紙幣の図柄になった富士山はここから見た富士山だそうだ】


【左手に南アルプスの山並みが白く見える】


いよいよ頂上に向けて、もうひと踏ん張り。
頂上に13時着。やったー、と一人小さくガッツポーズ!
喘ぎ喘ぎながら登ってきた甲斐がある。これがあるから、山登りはやめられない。

【山頂からの富士山】


【左手眼下には駿河湾が広がる】


全員で記念撮影をして、下山開始。
登りもきついが、下りは足に堪える。心配していた「足のツリ」が出てしまった。
うーー、痛いッ。直ぐに津村68番を飲む。仲間からスプレーを借りて噴霧。何とか治まり、下山を再開。
また、メンバーの足を引っ張ることになってしまった。

こちら斜面も雪が残り、道がドロドロ。
何度か「ツルリ」しながら仲間の後をついていく。

【残雪と富士山】


笹峠に14時25分ごろ到着。ここからの眺めも最高だ。

【富士山を茶菓子代わりにしてノドを潤す】


【宝永大噴火の跡も良く見える】


5分ほど下ると十里木見晴台、14時55分ごろに到着。
真正面から富士山を見ることができる。

【ここが本コース最後の富士山になる】


【雄大な富士山に見惚れる仲間たち】


【眼下の駐車場に迎えのバスが小さく見える】


転げ落ちるように十里木駐車場に下り、15時5分ごろ到着。
やったー、完歩できた。仲間のサポートに助けられ、ゴールできた。感謝、感謝。

バスに乗り、御殿場の温泉会館で汗を流し、小宴会を催す。
コースの話しやらで盛り上がる。18時ごろに温泉会館を後にする。

最後の富士山が、拍手をくれた感じがした。

【温泉会館前から見たシルエット富士】


仲間と天気に恵まれ、満足度100%の越前岳登山であった。