長い道のりだった…ミルコ(もう逃がさん!)
この両雄の決戦、ほんとうに長かったが、ミルコにすればやっと追いつめたって
ところであろうか?
ヒョードルはミルコの口撃に、沈黙を守ってきたが、ここにきてやっと重い口を
開き始めた。
ミルコは初戦プライドの3番手…ランデルマン、ノゲイラに勝てないものが私に
勝てると思うか?こんな強気な発言をしている。
個人的には、ミルコに思い入れがあるし好きなんだが、ヒョードルの負けるイメージ
がまったく、浮かばないのである。
どういう負け方をするか?「左ハイキック」?「ミドルキック」「フック」?
どうしてもミルコが勝てるパターンが想像できないのである。
それに反して、これまで圧倒的とも言えるヒョードルのテイクダウンからのパウンド
は簡単に想像できてしまうのである。
しかし、それでもある…ミルコに勝ってほしいと願うのは私だけではないだろう。
ヒョードルは圧倒的に強い、もうそれは冷血といえるほど強い。
しかし、欠点の見えない人間というのは人を引きつけないと思っている。
ミルコは、ひょんな負け方をすることがよくある。
K-1の時もマクドナルドにあっさり負けたり、プライドではランデルマンに負けたり。
まあラッキーパンチといえばそれだけだが、でもうっかり負けたりする。
でもある時は圧倒的な強さで相手を完膚無きまでにたたきつぶす。
そんな、ミルコの方が「華がある」のだ。
どちらにしても、8月末には世紀のゴングが鳴る!
その日を、試合経過を想像しながらゆっくりと待とう。