鹿児島高校陸上競技部

監督雑感を中心に鹿児島高校陸上競技部の様子をお知らせします!

2015年 九州合宿

2015年12月29日 00時11分42秒 | ブログ
みなさん,こんばんは。
25日から28日本日,熊本で行われた
「日本陸連U-19強化研修合宿」の九州合宿。
お陰様で,鹿高の教員になってから,毎年参加をさせて頂いています。

この合宿は,九州各県から各種目毎にトップ選手を選抜・推薦し練習を行うものです。

本校からは有り難いことに11名の選手を選んで頂きました。

今年は,
400m
110mH
400mH
走幅跳
走高跳
三段跳
と,相変わらず,うちはハードルと跳躍の色が強いです。

2016年はスプリントにも力を入れていこうと思います。

さて,この強化合宿,普段の練習と違い,それぞれの種目毎に専門のスタッフの指導者がつかれるので,
我々ホームコーチは客観的に選手の観察ができます。

選手も指導者も普段とは違った角度から練習に取り組むことができるわけです。

そこでどのような発見(気づき)ができるかが大切だと思っています。

そして,毎年の事ですが,我々も新しい発見をして,新しいアイデアをだして,
それぞれのチームに持ち帰り,残った生徒もいるわけですから今後の練習に活かしていくことが必要になってくるのです。


今回参加した11名はどのような事に気づくことができたかな?
そして学校に残ったメンバーはどんな気持ちで練習したかな?

今回私が特に思ったことは,普段やっている練習に間違いない!というちょっとした確信や自信。
そして,もう一度しっかり基本に立ち返ろうと思ったこと。

この基本は,動きや動作の基本もですが,私自身,指導の基本に立ち返ることが必要だと感じた事です。

初めて陸上競技の「指導」をしっかりしたのは,大学生の頃。
県内の高校生でした。
彼は,現在アシックスでスパイクを作っています!

そこから,大学の陸上部で2年,小中学生のジュニアクラブでコーチを8年経験させて頂き,
現在,鹿高の指導を7年やりました。

この間,様々な経験をし,自分自身大きく成長もできたと感じています。

しかしながら,指導者を始めた頃感じていた情熱とか,期待感とか,その中での「初心」のような部分を
やや忘れていたというか疎かにしていた部分があったことを少し今回思い出しました。

指導の経験から,ややショートカットしようとした部分があったのかもしれません。

我々は毎年,同じような挑戦をすることができますが,
選手はその時その時が一瞬で,同じ経験・挑戦を何度もできません。

その選手の一瞬一瞬を大切に感じることのできる指導者になっていきたい。

そう感じた九州合宿でした。

今回,合宿の運営をしてくださった,熊本の先生方,また昼夜問わず,陸上談義に付き合ってくださった九州の先生方
今回も大変お世話になりました。ありがとうございます。

これからもよろしくお願いします。