おじいちゃんといっしょ

ボケには突っ込みを!漫才みたいな
五十路娘の初めての介護体験記!
ほのぼの のんびり 時にはイライラ介護します

長らくありがとうございました!

2020-02-11 14:35:39 | 日記
 通いで5年、施設に入所して3年

そしてこのブログを書き始めて5年の歳月が経っていました。

おじいちゃんが亡くなってまだ6日。

習慣とは怖いもので

私はお茶やお菓子やおむつをかかえて

まだ施設に向かってしまいそうな

そんな気持ちです。

介護ロスってやつですか?

寂しさ、哀しさ、後悔、安堵、開放感、落胆、

雑務処理の慌ただしさ・・・

なんと表現してよいかわからない感情の中で

今はただなんとなくボーっとしています。

正直まだまだ続くと思われたおじいちゃんの介護。

入院したと聞いた時は

ありゃりゃ・・これから長くなりそうだな・・と思い

それまで持っていなかった前開きのパジャマを

あわててネットで注文したりしました。

入院するまでは

立ち上がりトイレにも行けたので

おむつも履くタイプのものでしたが

これも急いで寝たまま替えられるものを買いに走り

施設から慌てて病院へ荷物を運びこみました。

その時は「2週間ほど入院して血糖値が落ち着いたら

退院できるでしょう」なんて言われてたもので

私もまだまだ呑気にじっくり構えていたんです。

入院して3日目、出勤してすぐに職場に電話がかかってきて

「心拍数が‥下がってきて・・」と。

おおお?そんな大変な状況なんですか?なんて思いながら

病院へ駆けつけたときにはもう

おじいちゃんはさっさと天国へ旅立っていました。

ちょっと、え?もう???って感じでした。

注文したパジャマ、まだ届いてないんですけど・・。


亡くなった母は生前よく

「娘たちには苦労掛けたくない!おじいちゃんは看取りたい!」と

話していました。

私と妹は「ぜひどうか、よろしく!」と言っていたのですが

おじちゃんの介護をしながらよくその言葉を

思い出したものです。

そして母に「介護をしてるけど決して苦労はしてないよ」と

心の中で唱えながらやってきた気がします。

なので母が「よく頑張ったね。そろそろこっちへ連れて行くわ!」と

行ってくれたような気もしています。


もちろん呑み助の認知症のおじいちゃんですから

いろんないろんなことがありました。

けれど基本的には私の言うことは嫌がらず

良く聞いてくれました。

なので、すんなり施設にも入ってくれたし

どんな病院へもちゃんと行ってくれたし

与えられた薬は何の疑いもなくすんなり飲んでくれました。

それだけに私の判断がほんとに正しかったのか。。。

この治療で良かったのか・・・

どうしても後悔の念はぬぐえません。

けれどいつも自由で好きなことをして

楽しく話をして好きなお酒を飲んで

めいっぱい人生を楽しんだ人でした。

施設に入っても職員さんと

楽しく冗談ばっかり言って笑わせる人でした。

そして苦しいとも痛いとも言わず

穏やかに眠るように旅立ったおじいちゃんは

こんな娘に介護されたことを除いては

とても幸せだったと思います。


無事葬儀を終えて今はホッとしています。

施設の引き払いや雑務がまだまだありますが

家もなく土地もなく財産もないおじいちゃんの片づけは

大したものではありません。

いや、大変でもいいからもうちょっと残しといてよ!(笑)


斎場でお骨を拾う時、準備が整うまで

係の方にお箸を配られて少し待つ時間がありました。

不謹慎極まりないですが

私と妹は「ラーメンまだですか~」なんて言いながら

ふざけていたことを懺悔するとともに

ああ、おじいちゃんの血をうけついでる・・と

感じたりしました。。。


介護中でもおもしろいおじいちゃんの言葉に

笑っていたいと思って書き始めたこのブログ。

長らくご愛顧頂いて感謝です。

現在まだまだ介護まっただ中にいる方々が

無理なくなされますようお祈りして

このブログを終えさせて頂きます。

皆様のご健康とご多幸を心からお祈りしています。

ほんとうに長らく読んで頂いて

そして応援して頂いてありがとうございました!



         おじいちゃんといっしょ     かつみ









読んで下さっている皆さまへ

2020-02-09 16:23:18 | 日記
 突然ですが

ほんの数日前まで自分で立ち上がり

食事も出来ていたおじいちゃんですが

どうも調子が良くないと言われ入院することとなり

入院してわずか3日目に

急に発熱し意識がなくなり

先日の木曜日にそのまま亡くなりました。

髄膜炎との診断ですが検査する暇もなく

急に逝ってしまいました。

いくら足腰弱っていたといっても

そんなに急ぎ足でいかなくったって・・。

入院した時には

「これから長くなるだろうな・・」と

がっつり覚悟をしたのですが

あまりにあっけなくて

渾身の覚悟が行き場のない迷子ですw


昨日無事葬儀を終えて

少しずつこれから整理していこうと思います。

こんなブログを読んで下さっていたみなさま

ほんとうにありがとございました。


また落ち着いたらもう少し

自分の気持ちを整理するためにも

書かせてくださいね。

取り急ぎ。。。

ジェットコースター

2020-02-02 19:51:56 | 日記
 さぼりさぼりのブログですw

というのも、最近のおじいちゃんの様子は

なかなか記事にするような話もなくって。

というのも、ほぼ、眠っているので

おもしろい話のひとつもあんまりなくなって。

とはいっても、相変わらず高血糖と低血糖を

まるでジェットコースターのように

上がったりさがったりしているので

どれだけ身体に負担がかかっているのか・・・

とても心配な状態なのです。

施設では夜中にエンシェアを飲ませて下さって

低血糖を予防してくださっていたんですが

今度は血糖値が高い状態がずっと続いて

私が訪ねて行った時、計測したらば

機械に「HI」の表示が。

なに?HI??

何かの家電の表示ですか?

そりゃIH アイエイチやがな・・・

とか言うてる場合じゃないw

高過ぎのHI ハイ

血糖値500超えてるっちゅうことですやんw

こりゃいかんいかん!!

施設の方があわてて病院の先生の指示を仰いでくださって

とりあえず夜中のエンシェアを休止して

朝の薬も控えて・・と

対応してくださることになりました。

血糖値が高い最近はせん妄はほとんど

出ることはないのですが

とにかく傾眠、時には昏睡に近いような眠りで

あんなにおしゃべり好きだったおじいちゃんが

このところほとんどしゃべらない状態です。

でもなんとか起こしてご飯は食べさせてもらっていて

食べられているから血糖値は上がる・・という。

でも食べられるということはまだまだ元気な証拠ですよね。

まぁもちろん、何があってもおかしくないと

いつでも覚悟は決めて

後はできるだけおじいちゃんの好きなように

心地よいように暮らして欲しいと思うのですが

このジェットコースター状態に

おじいちゃんの身体がついていけるのか・・・

できるだけ血糖値の管理をしてあげるしかなく

やっぱり心配は尽きません。

悪化に伴って尿の量もものすごく増えて

何度もオムツからあふれ出て

着替えと洗濯もとても増えました。

私は訪ねて行った時に処理するくらいですが

施設では何度も洗濯機を回してくださってることでしょう。

「10回分吸収!」とかいう

座布団の半分ほどもある

最強のおむつパットを買いに走りました。

なんとかジェットコースターが普通の電車くらいになるのを

祈るばかりです。

とにかく網膜に影響がでませんように・・・・。

これからの状態、さてどうなることやら・・・。






夜中の一杯!

2020-01-13 15:08:10 | 日記
 いつのまにやら年も明けて

ずいぶんと経っていました。

今年もこんなブログですがどうぞよろしくお願いします!

さて年末から年始にかけて相変わらず

低血糖と深い眠りと、せん妄状態を繰り返すことが

多かったおじいちゃん。

お正月に妹家族が訪ねてくれるということで

さてその時はおじいちゃん、いったいどんな状態の時なのか

ある意味「賭け」でした。(笑)

そしてその賭けに見事に負けて

妹たちが訪ねて来た時は

びっくりするくらいグワーッグワーッと

深く眠りこけていたおじいちゃんでした。

「おじいちゃ~ん!おじいちゃ~ん!来たでーー!」と

妹が叫んでも「グワーッ」。

まるで危篤の人を見舞ってるようになりました。

興奮状態の後の深い眠りの時は

こんなふうになってしまいます。

そうして低血糖が起こるという悪循環w

そんな状態なので

お医者さんがエンシェアという

なんだかエネルギー補給のような飲み物を処方して下さって

真夜中に一度飲ませてもらうことになりました。

普段から夜中にヘルパーさんが排せつの介助に

入ってくださることになっています。

なにせトイレの中で眠りこけていることが多いのでw

なのでそのついでの一杯!

そのおかげかこのところ落ち着いて

おだやかなおじいちゃんにちょっとほっとしています。

まあたしかに夕方の早い時間の夕食から

翌日の朝まで、けっこう時間ありますもんね。

血糖値下がるのも無理はないですね。


そんなわけで昔は夜中にいい気分で

ちょいと一杯お酒を楽しんでいたおじいちゃんは

入所して3年弱

夜中の1杯にまた元気をもらっています^^

「わし、長いこと酒飲んでへんなー」と

たまに思い出したように言いますが

どれくらい飲んでないかは本人わかっていないので

そういう会話は

「そうか?そうやなー!」で適当にかわしています(笑)





今年もありがとうございました!

2019-12-30 15:18:42 | 日記
 2019年も残りわずかとなりました。

今年もなんとか大きな変化もなく

穏やかに過ごせたことに感謝です。

おじいちゃんは相変わらず

不穏と認知症と現実の狭間で

フワフワと暮らしていますが

食欲もあり、元気に話もしているので

来年はオリンピックも見られそうです。

先日訪ねて行ったら

とても穏やかで今までのおじいちゃんに

かなり戻っている日がありました。

「わしなぁ・・最近頭がおかしいわ。

身体も元気が出へんし、もうあかんなぁ」と。

やけに弱気だけれど

自分の身体の変化に気が付いているのは

かなり正常な判断ができているんだなと

ちょっとびっくりしました。

そして「いろいろすまんなぁ。世話になったなぁ。」なんて

しおらしいことを言ってびっくりです。

あららどうしたん?とおもったけれど

おじいちゃんの本心はそういう気持ちだといことが

垣間見れて嬉しく思いました。

この後またすぐわけわからなくなったとしても

まあ許してあげましょう(笑)


「親戚の〇〇さんはどうしてんねん?」

「もう亡くなったな。葬式にも行ったよな。」

「ほんまかいな!!!」

という会話を7回ほど繰り返して

この日は穏やかな面会を終えました(笑)


この一年も拙いほんなブログをお読みいただいて

ありがとうございました!

特に大きなドラマチックな出来事もなく

映える写真もない記事ですが

これからもじっくりゆっくりおじいちゃんと

日々過ごしてゆけたらと思います!

みなさまどうぞ良いお年をおすごしくださいませ!