かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

LOVERS

2004-10-01 17:09:11 | moviE
「HERO」の撮影中からすでに決っていたという「LOVERS」。
チャン・イーモウ監督をはじめ製作・脚本・撮影・アクション監督などスタッフもほぼ同じ。
ワダエミだし豪華なゴテゴテの派手な衣装の数々も楽しめます。
金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウというアジアのビッグスター三人を起用し手掛けた武侠アクション。
CMでもお馴染みポップコーンみたいのが飛び散り、チャン・ツィイーの袖パッサー!と鼓を打ちながら舞う牡丹坊でのオープニングに即惹き込まれました。
簾のシャラシャラ音をさせての浴室のシーンも印象的。
「グリーン・デスティニー」でも有名な竹林の戦いもスケールアップしているし。
草原に白菊満開の中シーンは、クライマックスでも同じ花の中での撮影のはずが思いがけずの大雪に急遽雪のシーンに変更したとかで。
なるほど半ば強引に見えたシーンも嬉しい相乗効果もあったわけだ。
相変わらず魅力満載な映像美のオンパレード。


<原題> 「十面埋伏」中国
韓国では「恋人」 米では「HOUSE OF FLYING DAGGERS」
DAGGERS=ひゅんひゅん飛ばしてた短刀ね
国によってタイトルが違うもの面白いね。
「十面埋伏」という名の古典の楽曲から。
英語サイトだと「Ambushed From Ten Directions」十方向から待ち伏せされる、というような意味?
反乱軍“飛刀門”を指すみたい。
<公開時コピー> 「3つの[愛]が仕掛けてくる」

<あらすじ> 全盛を極めた唐王朝が衰退を始めた9世紀中頃の中国。
世間では“飛刀門”なる反乱軍が民衆の支持を得て勢力を拡大していた。
朝廷の捕吏二人:劉(リウ)と金(ジン)は、飛刀門の討伐の命を受けてその集団の前首領の娘といわれる盲目の踊り子:小妹(シャオメイ)を捕らえ、彼女を救うふりをしてジンが集団に潜入、リウが密かに二人を追うという作戦に出るのだが。。。

金城武 Kaneshiro Takeshi・・・・・・ジン
チャン・ツィイー Zhang Ziyi・・・・・シャオメイ
アンディ・ラウ Andy Lau・・・・・・・リウ
ソン・タンタン Song Dandan ・・・・・牡丹坊の女将

★★★☆☆
□HPhttp://221.254.243.163/~warnerbros.jp/lovers/ 注:以下ネタバレアリ

映像美は色づかいも素晴らしいし魅力ある。
でもストーリーは。。。
あるサイトでチャン・イーモウ監督は
・ワーナーと撮ると、派手にCGを使った時代背景や内容なんてどうでもいいようなDVD向け映像の映画になる。(英雄、LOVERS)
・ソニーと撮ると、中国の実情を写しながらの心温まる映画が作れる。
 (初恋のきた道、あの子を探して)
と偶然なのか?という分析も出来るほど、なるほど会社の意図もわかりやすいかも。

時代背景はこんな感じ
朝廷対反対勢力の争いはどこへ? 飛刀門の目的は?なんて思ってはいけないのかも(苦笑)
それには訳もちゃんとあって。
「アニタ・ムイに捧ぐ」
HPによると主演スターの一人として参加するはずだったけれど、癌で倒れ現場に入ることなく2003年12月30日世を去った。
チャン・イーモウ監督は敬意をはらいアニタ・ムイを予定したキャラクターに代役を立てないと言明して脚本を修正。
劇中、飛刀門の新党目が顔を隠した姿で出てくるけれど、それは本来アニタ・ムイが演じる予定だったそうです。
新党目が三人に絡むことによってさらに展開するはずだったとか、文庫本ではもちろん元々のストーリーなので是非読んでみたい。
アンディ・ラウ演じる劉(リウ)が主人公として描かれているそうで(映画ではどちらかというと脇)、もうそうそれを聞いただけでもますます興味が湧いてきています。
映画では描ききれなかった謀を知りたい。 文庫を読んで初めて完結するような思いがします。

だから普通に小妹を巡る三角関係の映画だと思えばなんてことは無い。
離れて三年たっても想い続ける人間もいれば、三日で心奪われる人間もいると、その運命的で必然的な三人の関係は痛々しい。
愛し方もそれぞれ違うし。
監督曰くいつでもどこでも、本当の愛に落ちてしまう可能性があるんだと。
ああいうラストしかないよなぁ。
アンディ・ラウももちろん魅力的だけれど、牡丹坊で見せる金城武のニヤけた艶っぽい笑顔からウットリ。 個人的にもうクラクラしていました(爆)
弓を放つシーンも様になっていたし、アクションものは他になかっただけに楽しめました。
日本語だとねちっこく聞こえるのに外国語だとすんなりイイ声として耳に響くのは不思議(笑)
アンディもチャン・ツィイーも素晴らしく「段取りをキッチリして臨んでいたので大丈夫」と言ったのに対し、彼はインタビューでも素直にアクションは「大変だった!」って言っていました。
男二人の戦いも2.5キロもある真剣で、雪用の装備なしのファイト、肉弾戦だーねー。
そういうのは伝わりました。
撮影中落馬して靭帯を二箇所損傷、ギブスをつけたまま演技とか、ああいう撮影は想像以上にキツイんだろうな。
ともかく色んな意味でおなか一杯になった映画でした(笑)



2004年9月29日(水)草加シネマサンシャインにて鑑賞
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9 コメント

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こんにちは (loveril)
2004-09-30 19:34:02
kako さん コメントありがとう



こちらのコメントをよんで

>「HERO」の撮影中からすでに決っていたという「LOVERS」

ということを始めて知りました



アタシはまだHEROを観てないんですよ。。。



DVDがあるのになかなか観ることができません・・・ああ、ダメだわ





TB感謝です (xina-shin)
2004-09-30 23:13:04
アニタ・ムイ版が観てみたかったですね。



文庫の感想も以下に書いてありますのでよろしければ読んでみてください。

コメントありがとう☆ミ (か こ)
2004-10-01 17:15:59


to ラヴリルさん



私も公開前の特集で知ったんです。

「HERO」はジェット・リーってことで(トニー・レオンも良かった)劇場へ見に行ってしまいました。

DVDとか買ってしまうといつでも見られると思って逆に見てなかったり私もします(苦笑)



to xina-shin



コメント、Tbありがとうございます。

文庫の感想読んできました。

アンディ・ラウ演じる劉(リウ)が主人公として描かれているんですね。

もうそうそれを聞いた時にますます興味が湧いてきています。

映画では描ききれなかった謀を知りたい。

文庫を読んで初めて完結するような思いがします。
TBありがとうございます (Hitomi)
2004-10-01 22:54:41
KAKOさん初めまして、Hitomiともうします。TBありがとうございました。

この映画色が綺麗でしたね。ストーリーはやはりアニタ・ムイさんご存命ならばと・・・。彼女が出ているバージョンの《LOVERS》見たかったですね。
to Hitomiさん (か こ)
2004-10-02 13:04:56


こちらこそコメント、Tbありがとうございます。

自然を生かした色使いも綺麗でしたね。

ストーリーはやはりそうですね。 ラブストーリーもあれはあれでいいけれど、やはり謀の数々!という展開も見てみたかったです。

外伝や文庫も是非見てみたいです。
Unknown (ちゃんぽん)
2005-01-20 17:20:18
丁寧に記録を残していらっしゃって感心しました。古いブログへのコメントでごめんなさい。



チャン・イーモウ(張芸謀)監督の作品は、彼がカメラマン出身なだけに色がきれいなのは(特に原色)定評があると思います。 ただ以前の作品のような迫力が無くなっちゃった気がします。



華々しいスターは起用した分、魅力が減ったのでは…



赤いコウリャン(紅高粱) とか 古井戸(老井)と比べてどうでしょうか?
コメントありがとう☆ (か こ)
2005-01-20 23:41:49
 ちゃんぽんさん

ちゃんぽんさんは80年代の作品も見ているのですね。

私はチャン・イーモウ作品を見たのは「初恋のきた道」からだったので、それらと比べることは出来ません。

「古井戸」では主演もつとめていたと聞いて驚きです。
newsです。 (chanpon)
2005-03-28 03:58:23
お久しぶりです。TBしますね。チャン・ツィイーがベスト・アクトレスに輝きました。
コメントありがとう☆ (か こ)
2005-03-28 18:43:31
ちゃんぽんさん

お久しぶりです。

TBもありがとう。

チャン・ツィイーが最優秀主演女優賞ですか!!!

トニー・レオンも最優秀主演男優賞っていうのも嬉しい!!!

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