晴れのち平安

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【太宰府】 九州国立博物館 特別展「古代日本と百済の交流」 第二章 大宰府にいきづく百済

2015年02月18日 | 太宰府
 2015年2月、太宰府でのこと。

九州国立博物館で開催中の
特別展「古代日本と百済の交流」
第二章 大宰府にいきづく百済 が印象的だったので
こちらに書き出してみようと思います。


 ※展示写真は、九州国立博物館より提供いただきました。





百済で起きた「白村江(はくそんこう)の戦い」から
水城・大野城が築かれた経緯がわかりやすく展示されていました。

663年 白村江の戦い
664年 水城の築城
665年 大野城の築城

という流れです。


(↑クリックで拡大します。)
白村江の戦い パネル展示。





大野城について4分ほどの
映像展示がありました。

私はおもしろく感じたのですが
同行した家族は「抽象的でわかりにくい」との感想でした。
見る人によって様々な感じ方をするものなのですね。

大野城は大宰府の北側を守護するために築かれました。



大野城跡で発見された地鎮具や柱、蓮華文軒丸瓦に興味津々。


2013年に太宰府検定を受検したのちツアーで大野城跡を訪ねました。
その様子はコチラをご覧ください。





通常だと九州国立博物館4階に展示してある
水城を作っている様子の模型が
この特別展の会場に展示してありました。




水城は博多湾から大宰府へ攻め込む敵を防ぐため
白村江の戦いの翌年に築かれました。

高さ10メートル、長さ約1,2キロの土塁です。




今回の特別展において
水城・大野城に護られた大宰府について
どんな都市だったのか展示がなかったのが残念に思いました。

(大宰府そのものについて知りたい方は
 大宰府政庁跡にある大宰府展示館がオススメです。)




(↑クリックで拡大します。)
大宰府政庁跡・大野城跡・水城跡から出土した
鬼瓦が並んで展示されているのも興味深かったです。
迫力ある表情をしています。

鬼瓦のお顔を触ってみたいです。


大野城跡出土の鬼瓦。



飛鳥時代の武人についてのパネル展示もありました。
図録にもこの写真が掲載されていて嬉しかったです。






・・・というわけで、
第二章 大宰府にいきづく百済 の様子でした。





特別展「古代日本と百済の交流」をご覧になったあとは
九州国立博物館4階へどうぞ。


特別展図録にも掲載されている
大宰府政庁南門模型を見ることができます。





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