カンボジア旅行、最後に訪れたのは、ベンメリア遺跡です。
この場所は・・・『観光』と言うべきではないかもしれません。
****ちょっとしんみりしちゃう内容になってます。*****
ベンメリア遺跡は、カンボジアの観光地であり、アンコールワット遺跡で有名なシェムリアップの街から自動車で40~60分のところにあります。
ベンメリア遺跡はまだ公開されて数年ということもあり、あまり人間の手が加えられていないません。タイとカンボジアの領有権紛争の際、激しい戦場の場となった場所で、その傷跡を生々しく残している遺跡です。
車を降り、野原を歩いていくと、ベンメリア遺跡の入り口を示す、ナーガの像に出会います。
南塔門の近くにあるナーガ(5個の頭を持つ蛇神)
その奥に・・・・・外周壁の崩壊した南塔門があります。
遺跡が近づくにつれ、現地ガイドさんは、言葉が少なくなり・・・・
私も自然と口を閉ざしていました。
訪れる人は誰もおらず、静まりかえった遺跡。
遺跡を見て・・・・最初に私が口にした言葉は、
ラピュタ城でした。
宮崎駿さんの『天空の城ラピュタ』の空中庭園・・・その映像が頭に浮かんだんです。
崩れ落ちた瓦礫、倒壊した遺跡を包み込むように生育した森林・・・まさにそのものだったんです。
ふと、その言葉を聞いたガイドさんは、
微笑んで、『ラピュタ・・・・。ココを訪れる日本人から良く聞きます。でもそれは何ですか?』と、質問してくれたけど・・・・・。
それから、少しずつ会話が増え・・・・その会話の中で、なぜガイドさんが言葉少なくなったかが、分かってきました。
数年前まで、この遺跡が戦場と化していたこと、ココで多くの方が命を落としたこと・・・・今なおその弔いを行っていることなど。
「この景色を目に焼き付けていて欲しい。写真を撮っていてほしい」と語る
ガイドさん。
話を聞き、心の中で冥福を祈り、黙祷をし・・・・・一生懸命写真を撮りました。
倒壊した遺跡を覆うように倒れた木々、その上に新しい命が芽生えている。
自然に還るってこの事なのかな・・・・・。
そんな気持ちでいっぱいになり、涙があふれてきました。
このベンメリアは、今後人の手によって再建されていくそうです。
だけど、ガイドさんが言うように、私も・・・・、このままココに在ってほしいと、そう思ってなりません。
日本に帰ってきて、ベンメリアについて調べました。
天空の城ラピュタの、ラピュタ城のモデルになっていると言われている遺跡だと、
調べて分かりました。
もしかしたら、宮崎駿さんは、天空の城を描く事で作品を通して、このベンメリアでの事を伝えたいと思ったのかな?なんて・・・・私は勝手に思ったりしています。
Beng Mealea(ベンメリア)
このブログを書いていると、遺跡全体を覆う独特な雰囲気を思い出して、しんみりしてしまい・・・・こんな日記になってしまって、ごめんなさい。
この場所は・・・『観光』と言うべきではないかもしれません。
****ちょっとしんみりしちゃう内容になってます。*****
ベンメリア遺跡は、カンボジアの観光地であり、アンコールワット遺跡で有名なシェムリアップの街から自動車で40~60分のところにあります。
ベンメリア遺跡はまだ公開されて数年ということもあり、あまり人間の手が加えられていないません。タイとカンボジアの領有権紛争の際、激しい戦場の場となった場所で、その傷跡を生々しく残している遺跡です。
車を降り、野原を歩いていくと、ベンメリア遺跡の入り口を示す、ナーガの像に出会います。
南塔門の近くにあるナーガ(5個の頭を持つ蛇神)
その奥に・・・・・外周壁の崩壊した南塔門があります。
遺跡が近づくにつれ、現地ガイドさんは、言葉が少なくなり・・・・
私も自然と口を閉ざしていました。
訪れる人は誰もおらず、静まりかえった遺跡。
遺跡を見て・・・・最初に私が口にした言葉は、
ラピュタ城でした。
宮崎駿さんの『天空の城ラピュタ』の空中庭園・・・その映像が頭に浮かんだんです。
崩れ落ちた瓦礫、倒壊した遺跡を包み込むように生育した森林・・・まさにそのものだったんです。
ふと、その言葉を聞いたガイドさんは、
微笑んで、『ラピュタ・・・・。ココを訪れる日本人から良く聞きます。でもそれは何ですか?』と、質問してくれたけど・・・・・。
それから、少しずつ会話が増え・・・・その会話の中で、なぜガイドさんが言葉少なくなったかが、分かってきました。
数年前まで、この遺跡が戦場と化していたこと、ココで多くの方が命を落としたこと・・・・今なおその弔いを行っていることなど。
「この景色を目に焼き付けていて欲しい。写真を撮っていてほしい」と語る
ガイドさん。
話を聞き、心の中で冥福を祈り、黙祷をし・・・・・一生懸命写真を撮りました。
倒壊した遺跡を覆うように倒れた木々、その上に新しい命が芽生えている。
自然に還るってこの事なのかな・・・・・。
そんな気持ちでいっぱいになり、涙があふれてきました。
このベンメリアは、今後人の手によって再建されていくそうです。
だけど、ガイドさんが言うように、私も・・・・、このままココに在ってほしいと、そう思ってなりません。
日本に帰ってきて、ベンメリアについて調べました。
天空の城ラピュタの、ラピュタ城のモデルになっていると言われている遺跡だと、
調べて分かりました。
もしかしたら、宮崎駿さんは、天空の城を描く事で作品を通して、このベンメリアでの事を伝えたいと思ったのかな?なんて・・・・私は勝手に思ったりしています。
Beng Mealea(ベンメリア)
このブログを書いていると、遺跡全体を覆う独特な雰囲気を思い出して、しんみりしてしまい・・・・こんな日記になってしまって、ごめんなさい。