2019.2.6(水)
駅へ向かう途中の歩道橋から、遠く富士山や道志の山々が見えるのだが、昨日見たら、道志の山並みに白いものが点々とあって、この前の雪の名残りなんだな、と。
白い筋が入って、山並みの遠景が立派に見える。
今日は朝から雨。雪じゃないし、気温が高いのかな。寒さがゆるむ。
少し気になることもあり、なんとなく落ち着かない昼時。
大好きなチクテベーカリーのクレームフロマージュとホットミルクで手早く昼食。なるべく早く仕事を終わらせたい今日なのだ。
がんばろう。
・・・とその前にちょっと。
● 謝罪すればいいってもんでは・・・。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3589989.html
https://this.kiji.is/465321664576423009
たぶん、この麻生氏という人は、失言なんかじゃなく、いつも正直に気持ちを吐露しているんじゃないか。
もし「失言」だとしたら、政治家がこんな中途半端な発言しかできないことのほうが問題だ。上質なアイロニーとか、そういうものでもなさそうだし。
だから、弱者にも女性にも、そして子育て世代にも、真摯に向かい合って現状を知ろうとする思いがもともと薄いんだと思う。
一議員というよりもっと重い責務を担う立場にいるべき人ではないのに、やめどきをかいくぐって、こうして存在していることが問題だ。
今回のことも、そこをテーマに話していたわけではないけれど、例に出したり聴衆の興味をひいたりすることで、軽々しい発言をしてしまう。そして、あとでいろいろ言われて謝罪したって、実は本音が出ていたというのは、今までのことを顧みても明らかだ。
● 救えた命
こんなところで軽く思いつきて書いてはいけないと思うけれど、吐露せずにいられずに。
救えた命だったということです。
親のしたことは、これはもう何を言っても通用せず許されることでもなく、そこはここでは言及したくない。
ただ、彼女が自分の言葉で最初に発信したときの決心や追いつめられた思いを想像すると、それを目にした大人たち一人一人が少しずつでも踏み込んで理解し対応していたら、異なる事態に進めたのではないかと(第三者が無責任なことを言うようだけど)、そう思ってしまうのだ。
その後、報道で明らかになることには、正直、信じられないような愚かな対応もある。当事者たちを非難するのは簡単だけれど、一歩譲って、何事にも当事者にしかわからない現状があるだろう。だけど、いつも犠牲になる子どもたちのことを考えると、見直しは急務だ。
システム上の問題や法的な曖昧さも問題なんだろうし、関わる「人」への教育や支援も課題だろう。
漫然と暮らす、言いかえれば無関心層とも言える私のような一個人が踏み込める範囲の再確認や、「遠慮と親切心」の使い分けの判断や、そういう些末なことが実は大事だったりするのかもしれない。
私は先日、若い頃の父に腕をつねられる夢を見てうなされた。実際には父にそういう行為をされたことはないので、この少女の報道へのショックからではないかと、そんなふうにとらえた。
少女の恐怖と絶望感を想像すると、本当に胸が痛い。ただただ痛い。
「モンローが死んだ日」(NHK BS)
https://www.nhk.or.jp/pd/monroe/
昨夜、録画していたものの最終回を見た。
ゆったりと時間が流れ、最小限の、説明ではない台詞が行き交う。
俳優たちの息遣いや表情の小さな動きにさえ、息を止めて見入ってしまう・・・。
こんなドラマ、久々だった。
(鈴木京香さん。彼女と同性だなんて、そう言うのが恥ずかしいくらい)
ここに原作者の小池真理子さんと最相葉月さんの対談があります。
https://www.shinchosha.co.jp/book/144028/
橋本治さんが亡くなっていたことをさっき知る。
若い頃に出会ってから、ふとしたところで貴重な見方を教えてもらっていたことを思い出す。
読んでみたい作品がまだまだあって、私の中の橋本治はまだ生きている。
宮本さんが「写真日記」!
https://www.instagram.com/miyamoto_sampochu/p/BtfXU_ahxWP/
この赤と黒のシマシマさえ、見てはいけないもののようで、ドギマギしている。