■花冠月例句会■

俳句雑誌「花冠」の月例ネット句会のためのブログ 管理 高橋信之

7月ネット句会清記

2015-07-20 16:16:18 | 日記

7月ネット句会清記
17名51句

01.青空の玉巻く葛のよる辺かな
02.リセットのやうな大雨夏台風
03.あの蟻の穴や如何にと大雨に
04.歩くこと嬉しきあかご万緑へ
05.夏落葉風に弾みし硬き音
06.朝空へ百日紅撒く大通り
07.凌霄の樟に高々三つ四つ
08.空蝉や碧き地球の果てまでも
09.雲の峰赤強くなり辛夷の実
10.夏台風庭木支える杭を打ち

11.初蝉や町の札所に三声ほど
12.踏板を起こせば蟻の騒ぎかな
13.裸子の逃げ足速しバスタオル
14.昇り来る日の壮大の青田かな
15.浅間から夕べの風や風露草
16.何時までも深い哀しみ原爆忌
17.青々と青蔦茂る道を行く
18.カミソリのような風吹く樹陰かな
19.摘みたての紫蘇も合わせてジューサーに
20.収穫はトマト・胡瓜と雨の露

21.蓮花に止まり雀のきてはやす
22.風雨過ぎ初蝉の窓開け放つ
23.紫陽花を剪りつつ水の香を散らす
24.青梅雨の仏間にマッチ擦る匂い
25.夏嵐電車のすべて止まりたる
26.水音高し夏の嵐の去りし後
27.台風過青葉の枝の散乱す
28.竹立てて流しそうめんデイの午後
29.青空に今朝咲き出でぬ百日紅
30.夏の瀬戸島影巡る船の旅

31.停車駅車両に夏の風通る
32.雨上がりが合図のように蝉の鳴く
33.江ノ電と海岸線と夏の空
34.三角の水無月菓子の涼しさよ
35.日盛りの参道日傘増えゆけり
36.日盛りの病名癌もあっけらかん
37.朝間より物の影濃く梅雨明くる
38.砂丘メロン冷やすゆかしき従姉妹たち
39.寮生でありし彼の日の夾竹桃
40.蝙蝠の無様に飛ぶも気ままなり

41.梅雨晴れ間我が物顔に犬吠ゆる
42.峰雲のさらに上過ぐ機影かな
43.正午告ぐメロディー乗せて青田風
44.雨上がり水路に映る夏の雲
45.花南瓜明日咲く蕾地に立てり
46.煮こぼるる麦茶の香り今日始まる
47.明易や音の大きな母の杖
48.一人居や風鈴の音家中に
49.梅雨降れる妻入院のその朝は
50.梅雨降れる吾も表参道の群に

51.梅雨降れる横浜も東京も


◆互選のご案内◆
①選句は、清記の中から5句を選び、その番号のみをお書きください。なお、その中の1句にコメントを付けてください。
②選句は、7月20日(月)午後6時から始め、同日午後9時までに済ませてください。
③選句の投稿は、下のコメント欄にご投稿ください。
※1) 入賞発表は、7月21日(火)午前10時
※2) 伝言・お礼等の投稿は、7月21日(火)午前10時~7月22日(水)午前10時です。

▼正子先生の入院・手術のために、<7月ネット句会>の予定に多少のずれがありますので、ご了承ください。
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12 コメント

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選句 (谷口博望)
2015-07-20 18:36:53
選句 11 20 22 32 36
コメント36.日盛りの病名癌もあっけらかん
夏の一日の日盛りの太陽を小気味よく感じながら、癌の手術を控えてはいるが、今この時の幸せに感謝しつつ、強く生きてみせるという強い気持ちの表明。
選句 (多田有花)
2015-07-20 18:46:55
23.28.31.39.46.

31.停車駅車両に夏の風通る
単線の小さな駅に停まった電車という気がします。
まわりに青田が広がっていたり、あるいは海岸のそばだったり、山の中かもしれません。
人もそれほど乗っていない小さな電車の扉が開き、そこへすっと通る夏の風。
そのむこうに入道雲が見えたり、蝉の声が聞こえたり、情景が見えてきます。
選句 (佃 康水)
2015-07-20 18:51:06
 4 22 29 34 43  

 34  三角の水無月菓子の涼しさよ 
 三角の水無月は外郎生地の上に小豆餡をのせた和菓子ですね。三角は氷のかけらを模したもので
暑い季節に厄祓いの願を込めて頂く風習が有るようです。外郎生地が白く、口に滑らかで涼しそうな和菓子が目に浮かびます。
選句 (桑本栄太郎)
2015-07-20 19:13:08
12・19・24・33・47

12踏板を起こせば蟻の騒ぎかな
夏の今の時季には、地下の昆虫も動きが活発となり
ます。
普段は真っ暗な中で豊かな社会生活を営んでいたで
あろう蟻さんの生活が白日にさらされ、大慌てです。
人の営みや他の動植物など、命あるものにとって
自然界の営みは、予期せぬ事ばかりです。
選句 (川名ますみ)
2015-07-20 19:13:33
15.23.31.36.46.
23.紫陽花を剪りつつ水の香を散らす
雨に濡れた紫陽花を剪ると、まとっていた雨滴がぱらりと散ります。その時、放たれる香りを「水の香」と捉えられた。自然を五官で大切に受けとめる、すてきな生活ですね。
選句 (祝恵子)
2015-07-20 19:22:54
4 12 23 28 33
04.歩くこと嬉しきあかご万緑へ
歩き始めたあかちゃんが、万緑に向かって吸い込まれていくような景を、皆が見守っている嬉しさ、優しさが目に浮かびます。
選句 (小川和子)
2015-07-20 19:25:57
05 23 30 31 34

31 停車駅車両に夏の風通る
高原沿いのローカル線の車両でしょうか。電車が停車するたびに、さわやかな風が吹き込み旅情がさそわれるようです。
選句 (河野啓一)
2015-07-20 20:36:15
08 19 36 43 49
○49.梅雨降れる妻入院のその朝は
奥様の入院を見送られたその朝の天気に託して、そこはかとない情愛を吐露されているのが印象的です。梅雨晴れの間近いことをお祈り致します。 
選句 (藤田洋子)
2015-07-20 20:41:36
04.19.29.46.49

29.青空に今朝咲き出でぬ百日紅
青空に咲き始めた百日紅が新鮮に目に映る、清々しい夏の朝です。これからの盛夏の到来を自ずと感じさせてくれます。
選句 (高橋秀之)
2015-07-20 22:37:29
※選句時間外となりましたが、勉強のため選句させていただきました。

07.22.26.35.42
35.日盛りの参道日傘増えゆけり
夏本番を迎え、参道を照らす日も夏の日差しになりました。
増え行く日傘の数がその日差しの強さをあらわしてくれます。

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