俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

2月25日(火)

2020-02-25 00:23:15 | 日記

曇り。雨がふりそうな気配。

青く光り緊急電話や春の夜     正子
三椏の花に触れ見つバスを待つ   正子
バス発てり三椏の花を置き去りに  正子
沈丁花はじけ三椏の花はじけ    正子
馬酔木咲く花青白く花冷たく    正子
すみれ咲く屋敷の門は入りがたく  正子

川本皓嗣先生のことが気にかかりネットで調べる。
『日本詩歌の伝統』(1992年/岩波書店刊)には、信之先生の『比較俳句論序説』のP97以下を参考にした結論だという件がある。この本は、松山市立図書館でたまたま立ち読みしていて私が見つけた個所だ。
昨年9月に『俳諧の詩学』(岩波書店)を出されている。1939年大阪生まれ、住吉高校卒。東京大学教養学部フランス語科、イギリス語科へ、パリ大学留学などと、まだまだ。ご立派な経歴。今年80歳か81歳のご様子でなおも研究を続けておられる。関連著書や訳書を見ていて驚いた。
『アメリカ名詩選』編はありうることと思ったが、『フロスト対訳詩集』があって、ちょっとびっくり。この本が私の学生時代にあったらよかったのにとしきりに思った。私が卒業したのが、亀井勝一郎先生もっぱらだった1969年で、フロスト対訳詩集が出たのが1992年あたり。そのうち手にしよう。フロストの詩は俳句に似ているのだ。

ちょっと思い出したが、田舎の高校に通っていたころ、広島大学を卒業した新任の先生がよく来られた。教師の初めは田舎の高校からということなのだが、どの先生も熱心であられた。ちょうど、その先生と同じ年ではないだろうかと。
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