俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

3月21日(月)春分の日

2022-03-21 09:26:59 | 日記
曇り
●金蔵寺の参道と境内の桜が咲きはじめたので、信之先生を誘って花見にでかけた。お中日でお参りの人も多かった。

祖母らしき人がお詣りの仕方を教えていたが柏手を打っていたので、ほんとうに仰天した。柏手を打つ家族は一家族や二家族ではなかったから、これからは、お寺でも柏手を打つようになるのだろう。

●彼岸の中日。チューリップが咲き初め、パンジーはプランターを溢れるほど咲いている。ミニミニ薔薇は茂り始めた。子どものころおはぎの入った重箱を提げてお寺にお使いに行ったことを思い出した。

お寺の奥さんがおはぎを供えて空になった重箱に手作りのあられを入れて返してくれた。このあられは甘くておいしいが、お釈迦さんの鼻くそだというので、呼び方がいやだなと思っていた。正月のお供え餅を乾燥させ、あられにして炒って甘い味にして配ってくれていた。村にお寺が三つあったが、大黒さんはみんな上品で優しく、子どもにも清貧という暮らしぶりが目に映った。
コメント
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