曇
おがたまの花に雨粒ころがりぬ 正子
ラベンダー乙女ならずも嗅ぎにけり 正子
王配の喪中に買いぬラベンダー 正子
●「俳壇5月号」届く。本号の84ページの「俳句の杜2020アンソロジー作家作品集」に柳原美知子さんの「黄砂ふる」(5句)が載る。花冠の結社広告(隔月奇数号)が載る。広告最初のページ左隅の目立つところ。美知子さんに電話。美知子さんのところは、まだ5月号が届いていない。
●イングリッシュラベンダー2鉢買う。
●4月ネット句会に新緑の句を投句しようと思った。ところが、当季雑詠(春の句)として案内している。新緑の季語は夏。俳句は現場主義で行きたい。こんなにも新緑がきれいなのに、春の句と案内した手前、新緑の句は止める。今年はとくに季節がずれている。桜はとっくに葉桜。
●季語で思うが、ぴんとこなくなった季語もある。「種蒔く」。これは、籾種を蒔くこと。日本の農業もすっかり変わった。田舎にいけば、どの農家も小さい田んぼながら米を作っていた。籾種を蒔くことは生活のなかに深く入り込んでいた。ところが今は「種蒔く」でけでは、季語として弱い感じになっているように思える。新しい感覚の歳時記が要るのでは。