俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

6月30日

2016-06-30 11:42:05 | 日記
★蛍ぶくろ霧濃きときは詩を生むや  正子
白や紫色した蛍袋が下向きに咲き、中はがらんどう。蛍袋の咲く梅雨の頃には霧の発生も良く見られ、濃い霧にぼやけて見える花は一際風情を感じます。また、この花筒の中にほたるを入れて遊んだという説にはますますメルヘンの世界に誘われると共にこの様なところから詩が生まれて来そうな予感が致します。御句こそが美しい一行詩です。(佃 康水)

○今日の俳句
清らかや飛騨路に出合う朴の花/佃 康水
朴の花は、大ぶりな白い花でよい香りがする。山深い飛騨路に出合えば、「清らかさ」が印象的。(高橋正子)

○コムラサキとムラサキシキブの二つが違うものであることを知らないときは、その花の付き方、実の付き方を細かく書いた文を丁寧によくよく読んで判別していたが、コムラサキとムラサキシキブを見ただけで分かるようになると、そんなことをしていたことが、なんだか、余計なことのように思われる。区別できるようになったのも、説明のおかげなのだが。
自宅から10分ほどの小高い公園の山にムラサキシキブがあったが、去年ばっさり切られてしまったのを発見。自生なんだから大切にしなければならないのに。近所を見る限り、大体にして、すぐに木を切ってしまう。なんのために切るのかよくわからないが。それに、庭木の剪定さえも下手に思う。(2015.6.30)

○コムラサキの花

[コムラサキの花/横浜日吉本町]
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