俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月10日(火)

2011-05-10 09:38:49 | Weblog
★野ばら咲く愛のはじめのそのように  正子
野にあって、人知れず芳しく咲く野ばら。ちょうど愛のはじまりのように、明るく、ひそやかに咲く野ばらに、しっとりとした味わいを感じます。(小川和子)

○今日の俳句
沢音の高まり青葉に分け入りぬ/小川和子
沢の音が高まって、その先の沢の流れは、青葉の下を潜ることになる。青葉の中へと分けて入る。茂る青葉と豊かな水が、日本の季節をよく知らせている。(高橋正子)

◇生活する花たち「あやめ・かきつばた・山吹」(東京・椿山荘)

コメント (1)
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