俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

5月2日(月)/八十八夜

2011-05-02 08:33:00 | Weblog
★八十八夜のポプラに雀鳴きあそぶ  正子
自句自解:松山では、居間の窓から年中ポプラのそよぐのが見られた。今はやわらかな緑がしずかに音を立てて、風の様子を見せてくれている。いい天気の昼下がり、鳴き始めた雀は、いつまでたっても鳴きやまない。一人遊びをしているように、夏の近づく日差しを楽しんでいた。

○今日の俳句
子が発ちし八十八夜の月明り/藤田洋子
「八十八夜の月明かり」の美しい抒情に、旅立つ子を送り出す母の一抹の寂しさが添えて詠まれた。(高橋正子)

◇生活する花たち「藤①・藤②・シャガの花」(横浜市緑区中山)

コメント (1)
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