俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

11月18日(木)

2010-11-18 12:26:58 | Weblog
 鎌倉・宝戒寺
★内陣のひがし明るき白障子  正子
内陣とは、本尊を安置する本堂のこととか。そのひがし側には白障子が設えられ、うす暗い本堂に明るさと清々しさをもたらしている様子が窺われるように思います。(小川和子)

○今日の俳句
 ソウル
風寒き河辺に立てば吾は旅人/小川和子
ソウルの河辺は特に風の寒さが身にしみる。寒さが旅の身であることを意識させる。(高橋正子)

○花冠各賞の授賞式、コンテストの表彰式、洋介さん句集出版祝賀会と一度に行うが、その準備が整った。当日荷を持ち運べはよいだけにしておいた。お祝いに治代さんからお茶、恵子さんから、奄美の焼酎が送られてくる。治代さんはお菓子を明日届くように送られたとのこと。啓一さんは、急に冷え込んだせいか、風邪ぎみの様子でいらっしゃるが。

○よい天気で、授賞式の準備も整ったので、近所の散歩に信之先生と出かけた。日吉本町5丁目の広い屋敷林を見たり、公園の紅葉を見るだけの予定だったが、ついに足を山の上の日吉本町6丁目、それに続く公団の立ち並ぶ下田町まで歩いた。下田町から日吉駅行きのバスに。日吉東急で、辛子明太子を買い、アイスクリームを食べて徒歩で帰宅。途中、桜紅葉が大分散ってしまった金蔵寺に寄る。アイスクリームの話だが、近頃は、ホワイトミルクバニラというのがある。ミルクは、白いと思っていたが、実はオフホワイトだったのだ。それが、今は、ホワイトミルク。これが流行のアイスクリームでおしゃれな色です。

○おととい朝吹英和さんから、第三句集「夏の鏃(やじり)」が送られていていたのを、一通り読む。俳人で角川賞を受賞されている仲寒蝉さんの解説が栞としてはさんである。朝吹俳句の解説としてもっとも同感できるものと感じた。朝吹さんは、写真もないし、職業も生活も全くわからないが、三句集とエッセイ集を送っていただいている。

○郵便局に行く途中、道路の向こう側で、お出かけ中の老婦人が転ぶ理由もないようなのに転んだ。なかなか起き上がれなくて倒れたまま。そばを通ったおじいさんは、「大丈夫ですか」と言って通りすぎただけ。道路を渡って起こしあげると、利き腕が下側になって、痛くて力がはいらないので起き上がれないとのこと。転んだ理由は、歩きながら、靴のつま先をとんとんと突いたせいだという。はずかしがっていたが、そんな話ではない。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする