梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

120名と台風

2014年10月11日 09時47分28秒 | Weblog

その日は台風18号が東海及び関東地方を直撃する前の日でした。朝から雨が途切れなく降っていて、時折風も強く吹く。そのような日に、それも120名で“東京スカイツリー”に登ろうとするのですから、天候としては最悪でした。

江戸川鉄栄会の秋恒例の社員・家族の慰安の集いを、三ヶ月前から企画をしました。前もって場所や日時は選べても、10月5日、その日の天候は選べません。果たして当日ツリーに登れるのか、役員幹事としては、台風情報を無視出来ず気を揉んでいました。

5日の午前11時スカイツリーの団体待ち合わせ場所には、一人のドタキャンもなく、参加者全員が集まりました。ツリーが登れない代案として、併設している“すみだ水族館”見学を仮予約して、万一の場合に備えます。

さてツリーの第一展望台に行くエレベーターは、4台の内2台は運休する事態の中、残り2台は安全速度でしたが、やっと登れました。登ってみると、展望台からの景色は雲で覆われていて、真っ白。何となく揺れも感じます。時折突風に雲が押しやられ瞬間眼下に街並みが表れる、そんな程度です。

それでも、350mの天空で繰り広げられた、ゆるキャラの踊りは、参加した25名の子供達を魅了しました。その後、東京スカイツリータウンソラマ31階“ブラッスリーシノワ昴”に移動して、豪華な中華料理を皆で味わい、最後は盛大にビンゴ大会を行い、お開きとなりました。

「雲に覆われた景色を皆さんしっかりとご覧になったと思いますが、この様な風景は滅多に見られません。台風の最中でも登れた。ものは考えようで、皆さんはついています」。食事の前に、会長として皆さんにはそのような挨拶をさせてもらいました。

晴れ渡った日であれば、日曜日は混雑をしていた筈。120名をスムーズに誘導出来なかったかもしれません。スカイツリーの展望は残念なことではありましたが、それだからこそ、店を我々だけで貸し切れたこともあり、食事会は今までになく盛り上がりました。

何事もプラス思考をすることであると、自分にも言い聞かせる一日でした。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日頃の積み重ね | トップ | 創意と工夫は »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事