梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

良く噛むこと

2016年10月22日 06時58分21秒 | Weblog
私の歯は随分長い間治療を続けてきましたが、幸いにも自分の歯が全部残っています。10年前に前歯が欠けて、会社の近くの歯科医院に飛び込んで、その際歯並びを整える大治療も受けましたが、何年か経って歯根が痛みだしました。その後とても優秀な歯医者さんに出逢い、全て治療し直してもらい今日に至っています。

以前このブログにも書きましたが、私の食事の時間は人の三倍位掛かります。食べ物をじっくりと味わうこともありますが、良く噛んで食べているからです。最低でも30回は噛んでいます。歯が全部残っていることが、良く噛める大きな要因となっています。

噛めば噛むほど満腹感がありますので、結果として腹六分位の量で足りてしまいます。ここ何年も私の体重は減りも増えもしていませんので、この食事量で良しとしています。会社であれば、あまりコストを掛けずに収益は出ている状態となるのでしょうか。

ある雑誌で“健康寿命を伸ばす/脳科学が証明したボケない秘訣”題した企画で、多くの紙面を割いていました。その中に「噛む力で認知症を防ぐ」とのテーマの記事があり、要約すると、今残っている歯の数と認知症の発生に関連性があることが見えてきたと言うのです。

「8020運動」との啓蒙運動があって、80歳になった時に自分の歯が20本以上残っていることを目標とするもので、本来人間には上下28本の歯があり、この内少なくとも20本残っていれば、生理的にも最低の咀嚼能力を維持することが可能と考えられると言うのです。これが認知症予防にも役立つことが、最近の研究でわかってきたと紹介していました。

歯の根っこにある歯槽骨と歯の間には歯根膜と言うのがあるそうです。歯と歯茎のクッションの役割も果たしていて、人がものを噛む時は常に同じ力で噛んでいるわけではなく、硬さや大きさ質や量など瞬時に計算し適度な力が脳から指令がきて確実に噛み切ることが出来き、最初にその詳細情報を脳に伝えるのが歯根膜だそうです。

そして、歯根膜は歯と一緒に失われるとのことです。これは脳の刺激、活性化に大きな損失だと言うのです。

その記事には、良く噛んでとか噛む回数までは書いていませんでしたが、噛むことが認知症の予防に繋がることが分かりました。歯と健康が密接に関係しているようです。

私の場合空腹を感じて食事をします。腹六分位の量なので当然のことですが、お腹が空いている時は何を食べても美味しいです。逆に胃もたれするような時の食べ物は、美味しい物でもその美味しさをあまり感じません。

私は薬は飲まない主義です。健康は睡眠と運動と食事からだと思いますが、少なくとも良く噛んでの食事はこれからも実践して行きます。
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