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- 逆三角合併
逆三角合併の場合、 A社は完全子会社(サブ社)を設立しますが、その後完全子会社はT社に合併されます。完全子会社とT社との合併により、T社の株主は完全子会社の株式を取得し、完全子会社は自分の株式を現金に両替し又はこれは現金A社の株式と交換します。
三角合併と逆三角合併はいずれも、両社間で直接譲渡や譲渡を行うことなく、T 社が A 社の完全子会社となる三者間取引を伴うことはキーポイントです。T 社の株主は、 A 社の子会社と合併しても、A 社の現金または株式を受け取ります。
- キャッシュアウト合併
キャッシュアウト合併とは、対象会社の株主が現金と引き換えにその株式を手放すことであり、株主の持分を凍結または奪取する結果になったので、フリーズアウトまたはスクイーズアウト合併とも呼ばれます。株式保有者は合併取引の成立によってその資格を失います。
X 社が Y 社に合併されることにより、X 社の大株主は Y 社の株式を取得しその少数株主は現金またはその他の財産をゲットするのは典型的なキャッシュアウト合併です。キャッシュアウト合併の実行により、目障りだと認識された少数株主が強制的に排除されたり、「非公開化」取引(上場企業でなくなること)の一環として公開所有権が消滅されたりします。少数株主の株式を現金化するには正当な理由がありますが、強制的な面もあります。
- その他の合併
多くの合併は親会社と子会社の間で行われます。親会社が存続会社となる場合は上り合併となり、一方、子会社が存続する場合は下り合併となる。下り合併は上場会社の法人住所の変更の為に利用できます。新しい州に完全所有子会社を設立し、その後その子会社に合併されるというやり方です。親会社の株式と財務上の利益は、子会社の株式と財務構造に反映されます。合併によりA 州で設立された旧上場企業の各株主および債権者は、そのまま B 州で設立された会社の株主および債権者になります。
多くの州では、親会社が子会社の株式の大半(通常は 90 パーセント以上)を保有する場合の上り合併又は下り合併に対して、簡易合併と呼ばれる特殊略式合併手続きが行われています。簡易合併では、どちらの会社の株主投票も必要とせずに、親会社が子会社との相互合併が認められます。更に、この場合、子会社の取締役会の承認も要りません。
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