今日で３回目の寺門孝之先生は課題の講評を行いました。
テーマは「私のスーパーヒーロー、またはスーパーアイドル」です。
思い入れたっぷりのエピソードと共に作品を発表していただきました。
発表されたのは、
・歴史上の人物…坂本龍馬
・映画やテレビの著名人…ロッキー（シルべスタ・スタローン）、暴れん坊将軍（松平健）、糸井重里、SMAP、星野源、ケイト・ハドソン（女優）、
・美術関係の作家…篠原有司男・乃り子ご夫妻、横尾忠則、ヨゼフ・パレチェク（チェコの絵本作家）
・アニメや玩具…忍たま乱太郎、リカちゃん人形
・実際に接した存在…愛犬、小学校時代の美術の先生
など。
暴れん坊将軍を選んだ方は、勧善懲悪の内容が見ていて気分爽快だったそうです。
写真の作品は、公務を外れてたまには遊んで休息してほしいとの思いからメリーゴーランドの木馬に乗っている姿を描かれました。絵ならではの想像の世界が楽しく、ヒーローへの愛情を感じられる一枚でした。
今回の課題で、皆さんの人生を垣間見ることができました。
好きなら似ているいない関係なく、気持ちで描けるのでは。どの絵も愛情に溢れていて力強く見えました。
先生の予想ではもっと漠然とした抽象的なイメージの人が多いと思われていたそうで、これだけ具体的な絵が多く驚かれていました。個人の歴史が聞けて楽しかった！と先生。
ふと出た課題に自分の原点をどれだけ突き詰めることが出来るかがポイント。
課題をきっかけに深く濃い体験が出来れば良いですね。
授業の冒頭にもお話しされていた、自分のこれまでの人生経験全てがブーメランのように返ってきて、どんな体験も決して無駄にはならないお話ともつながりました。
後半は質問の出た、画材の使い方をお話いただきました。
次回は来年３月１２日です。課題が二つ出ています。
１．「自由お絵かきノート」
・何冊でも良い
これは発表の３月までの間、ノートを一冊決めてそこに絵のアイデアや思いついたこと、何かの切り抜きなど何でも自由に作っていくネタ帳のようなノートで、現在も描いている方は継続して描いて下さい。
日々起こることをあれもこれも「絵」につなげて描く習慣を付けてみましょう。
ある意味「自分」を実験対象として、何でも「絵」に落とし込むという癖を３ヶ月続けてみて下さい。
続けた結果どうなるのか？３月が楽しみですね。
２．「読書感想画」
・サイズ、画材自由
・最低１枚以上、複数でも良い
・本の種類は活字本（小説やエッセイなど）
※「絵」が主体の作品（絵本、漫画）以外で描く※どうしても描きたい作品がある場合はOK
本の表紙を描くのではありません。本の内容を伝える絵でも、読んだ感想を描いても、どんなアプローチでも良いのでその本の感想画を描いて下さい。
・発表時には、その本の「タイトル」「著作名」「簡単なあらすじ」も発表して下さい。
以上、よろしくお願いいたします。
