絵話塾だより

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2017年4月15日(土)イラストじっくりコース・寺門孝之先生の授業内容

2017-04-17 17:43:14 | イラストじっくり塾
今日でイラストじっくりコースは今期ラストの授業になりました。
最後は寺門孝之先生です。昨年11月以来、久々の授業です。

「皆さんお元気でしたか?」
「今日はなかなかヘビーな課題の発表ということになっていますが、その前に寸画を描いていただきます」
盛り沢山の内容になってきました。

「寸画」(すんが)とは、寺門先生が作られた造語で少しの時間であるテーマの絵を描きます。
今期の皆さんに描いていただくのは意外と初めてでした。

タイトルは「今日から春だ」です。
約7分ほどで、A4コピー紙に描きました。紙をどう使い配置するかも考えて描きます。

描けたらいったん先生が集めて、種類別に分けて絵の傾向を見てくださいました。
「さすが一年間描かれただけあって、あれ?というような絵はありませんね」
桜の木、春服、動物の冬眠からの目覚めのイメージなど。
「今日から春だ」の「今日から」が今回のポイントです、と先生。

実際にこんなシチュエーションはない場合でも「こうだ!」と言い切り描き表すことが出来るのも絵の良いところ。
先生も楽しそうに見てくださいました。



続いていよいよ課題の発表です。
課題内容は、
1.前回11月から今までの間に「何か」をする
2.その成果の表れた自由作品
以上です。



1.皆さんが取り組まれた内容は、
・毎日のスケッチ(人物、動物)
・気になること、思いついた言葉をメモする
など。

そういったことを続けることで
自分の傾向がわかり、更にそこから絵につながります。
メモの仕方にも絵に結びつきやすいポイントがあるようですよ。
ふむふむ、なるほど。

2.成果の表れた自由作品
・風景画をスケッチブックの枚数がなくなるまで描く
・子どもの見た夢を聞いてそれを絵に表す
・道行く人をスケッチして勝手に想像を膨らませてコメントも添える

絵の上達は描く時間と比例します。
でもまずは、何を描きたい?ということが肝のようです。

下手だからとか、描けるようになってからではなく
描きたいものを描けるようになりたい。そのためにはどうしようか。そこから始まるそうです。
上手な絵は時間をかけていけば、はっきり言うと誰にでも描けるのです。

そこで出てくるのが、今後も描き続ける仕掛けをどうするか。これはきっと全員の課題です。
描き続けるには「時間」と「場所」が必要です。
それぞれで工夫を重ねていくしかないと思います。

<まとめ>
感動しました!!この一年弱だけで、大したものです。やればこうなるんだと実感してもらえたら嬉しいです。
正直、皆さんがここまで頑張って仕上げてこられるとは…!!

どんなに忙しい時でも、10分でも絵を描くと楽になる。
絵を描いている時は他の煩わしいことを忘れている。
やらされているではなく、自分主体でやっている。その時間が、生活上のストレスから帳消しになる作用がある。
絵だけに限らず、何かを作ることはそのような、生活を救ってくれる部分があるのでしょうね。
お互いに描き続けましょう、と締めくくられました。

寺門先生、一年間どうもありがとうございました。
皆さんも、一年お疲れ様でした。


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