絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2019年3月10日(日)絵本ゆっくりコース・荒井良二さんの授業内容

2019-03-15 15:43:48 | 絵本ゆっくり塾
本日は荒井良二さんの授業二回目でした。
毎回、楽しいお話から始まります。



先日、初めて盲学校に行ってこられたそうです。
「絵本って耳で聞くことも出来るよね」
「いつもお風呂で文章を暗唱していて、そうするといる部分といらない部分が分かるんだよ。声を出して読むことは大事だよ」と荒井さん。
まだまだお話は続きます。
「好きな絵本を丸ごと、トレーシングペーパーで写す(なぞる)と面白い発見があるよ。やってみるといいよ」
文字書体やストーリー以外の成り立ちが分かるそう。
「絵本のテキストから、ページ割りして絵を描いてみる。文章だけで想像することが、絵本作りのトレーニングになるよ」
「今日はこれにしようか」
ということで、荒井さんがテキストを考えて、その文章から想像して絵本にしていきます。



さぁ、まずは文章を書き写して、絵を描いていきましょう。



タイトルは『はしる はしる』
「ぼくは まちから はしりだす
 わたしは やまから はしりだす」 からお話が始まります。
走るというスピードから、途中スピードを落とします。
例えば、「きみは元気かな」など、場面が止まる部分を作り、
一旦スピードが落ちて、またスピードを上げます。

 

大事な部分は「絵本の骨格」
動く→休む→動く というストーリーの流れを決め、
「始まり」と「終わり」そして「タイトル」を決めます。
そこからストーリーを考えていくそうです。

 

今日のワークショップは少し難しかったですが、絵本作りの参考になりましたね。

最後にお知らせです。
『あの日からの或る日の絵とことば』が、創元社から発売されます。
東日本大震災を巡る記憶を、32人の絵本作家が、絵と言葉で綴った画文集です。
絵話塾の講師からは、荒井良二さん、スズキコージさん、飯野和好さん、tupera tupera亀山達矢さん、寺門孝之さんが参加されています。
京都のnowakiさんで、3月16日〜4月1日まで、原画展も開催されます。

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