尼崎の整体院です|「かいつう館の日々是整体」 腰痛など慢性の痛みは当院にお任せください^^

尼崎・武庫之荘の整体院です。腰痛・股関節・膝痛、首痛や頭痛など大得意。回数券を必要としない、通えない方のための整体です

体の歪みは「深い」んです

2011-03-09 23:45:16 | 健康 整体
姿勢矯正のお客様、産後の骨盤矯正(締め)のお客様、そして体の歪みを、というリピ-タ-さんが続いた日がありました。
どんな考えでどんな矯正をしているか、とかは今日はこっちに置いときます(どこよ?笑)。
まあ、矯正はどこでもしてもらえますし~。

体の歪みに関することで何度もお伝えしていることなのですが、また書いてみますね。


歪みを見てほしいとおっしゃったお客様は、エステかマッサ-ジかに行かれたときに「こういう風に歪んでるよ」と指摘されたんだそうです。
ためしに、歪んでいるという方向に体をねじって息をすっていただくと楽に吸えるし、歪んでいる方には楽に体が回るんです。
指摘された通りになっていたんですが、そのときに思い出したかのように
「座っていると左のお尻にだけ体重がかかってるんです。それに気がついたので意識して真ん中に来るようにしているんですが」、と。

「あ、そうやって努力でまっすぐにしなくていいですよ。意識でそうするくらいならしないほうがマシですから」とお伝えしました。

しないほうがマシと言っても、「しなかったからといって直る」わけじゃないんですけどね。
ただ、意識で・努力でそうしても「新たなひずみ」が生まれるだけなんです。

たとえば、足に魚の目ができる。
痛いから庇って歩く。
庇って歩いてると体勢が不自然に歪んでいることになるから、意識してまっすぐに体を立てる・・・
と背中がバリバリに張って痛くなってきます。二次的なひずみが生じてきたんです。
でも、庇ったまま、ほっといてくれたら、不自然であろうとその一次的な歪みで済んでたんです。


「じゃあ、せめてストレッチとかしたら、まっすぐになってくるんですかね?」
と聞かれたのでその答えは後回しにして、操体法をちょこっと体験していただきました。

操体法は「痛い・不快なほうから楽・快のほうへ」「気持ちよさを感じて動いて」「気持ちよさを味わったら」「そっと脱力する」といったような手技療法です(違う表現も多々あります)。
僕自身、会社員時代にこの本に触れて整体などの業界に興味をもったことをはっきりと覚えています。

この方に二つ三つそれを体験していただきました。
気持ちの良いほうへ、、、気持ちよさを感じて、、、そして力をゆっくり抜いて、、、
気持ちの良いほうに動くと、さっきまで苦痛だったほうの動きが楽にできるようになっていることに驚いてくれました(笑)。

これが体の原則でもあるんです。
つまり、歪んでいるときに「まっすぐな・正しい姿勢」は辛いはずなんです。辛いから楽なほうへ歪んでいく。このときに、意識で・努力で「まっすぐな・正しい状態」に戻してみても、良くなるわけではないのが、これでもわかるかと思います。
辛いほうへ努力して動くと直る、という設計図ではどうもないらしい。
今が病院も医学もない時代だとしたら、誰かが腰が痛いときに自分で痛いことをしていたら、『痛いんやろ?やめとき』というと思いませんか(笑)?
楽なほうへ、気持ちのいいほうへ、動いていくことが(一見、より歪んでいるように見えても)大切なこともあるんですよ。
そういうお話をしました。

最近は、体の歪みというものに対して「それが悪の元凶なんだ」的な論調が強くなってきて「まっすぐに戻せ戻せ」という風になってきています。
しかし、歪むとはなんなのか、体にはなんのために「気持ちいい」という感覚があるのか、そういったことも知っておくと、不必要な歪みを生じさせずに済むんじゃないか、と考えています。


今日もありがとう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする