骨盤が開くって？というお話

産後８ヶ月の方が腰痛背中痛で来てくださいました。妊娠される前に一度だけお越しくださったのでかれこれ２年ぶりくらい？

で症状とは関係ないんですが、「産後に骨盤とか締めなかったんですけど、どうなんでしょうか？」という話になって。

そのときの話から。
骨盤が開く、開いたままになって内蔵が降りてきて、太りやすくなる・・・。
と言われてるんですけど、根本的な疑問もあるんですよ。
それは、骨盤のどこが開くという話なのか？ってこと。

たとえば、骨盤の上が開くなら同時に骨盤の下が閉まる、てことになると思うんです。でも、下(恥骨結合)はすでに結合されてて閉まる余地はあってもコンマ数ミリなんじゃないか、と素朴に思うんですね。

じゃあ、出産によって恥骨の結合が開いたんじゃないの？まあ、開いたままだと太る以前に相当痛いんじゃないかと思いますが、仮にそうだとしたら今度は上が相対的に閉まってきそうですよ？

それなら、前側が後ろに回り込むんじゃあ？可能性としてはないわけじゃないと思うんですが、それもコンマかせいぜいミリの世界だと思う。そこの関節って「動かない」と思われてたくらい、硬いもんですからね。

あとは、上も下もガバッと真横に開いた場合だけど、２番目に挙げた理由で恥骨の辺は痛くて「痩せた－い」とか言ってる場合じゃないのでは？

とはいっても、妊娠・出産で開くのは当然だろうと思うんです。緩む、というか。
ただ、開く余地自体、そんなにないのでは？という話ね。
ということは、締める余地もミリ単位でしかないのでは？
で、ミリ単位の狭まり方を期待してるわけ・・・じゃないですよね(苦笑)。

それと、出産したら、ほっといても締まるもんだろう、とも思います。
たとえはおかしいけど、膨らんだ風船の空気を抜いたらしゅうううっと縮んできますよね。空気は抜けて大きさはそのままの風船ってありません。
出産したら開きっぱなし、のような構造に人体がなってるとしたら進化の上で人体は完成品とは言えなくなっちゃいます。

もしかしたら、骨盤矯正って、第２の日本におけるバレンタインデ－になりつつあるのでは、と思わないでもないです(苦笑)。


余談ですが、そのあとに来られた医療関係のお客さんに聞いてみました。
「確認してみます」ということでしたよ。どこがどう開くのか、または開かないのか。うっひゃ～、期待しちゃいますよ～～～(笑)。

さて、それはそれとして。
産後に骨盤が広がって見える理由、骨盤が広がって見えるとそのうちに太りやすくなる理由、というのはあるんじゃないか、と思うんです。
要はそこにアプロ－チしたらいいなじゃいか、と考えています。
腹筋、肋骨、そして重心がポイントになってくるのでは、と個人的には推測しています。
うちの骨盤矯正って言われたらだいたい、そういう視点でやっていくんです。
重心の話なんかは面白いかな、と思いますよ。
それは簡単な話なんです。が、長くなってきたのでまたの機会に(おいおい)。

今日もありがとう。