尼崎の整体院です|「かいつう館の日々是整体」 腰痛など慢性の痛みは当院にお任せください^^

尼崎・武庫之荘の整体院です。腰痛・股関節・膝痛、首痛や頭痛など大得意。回数券を必要としない、通えない方のための整体です

目的と手段と

2005-06-07 10:28:07 | 健康 整体
「どこそこが痛くて、、、骨の歪みから根本的に治して欲しい」と仰るお客様がいらっしゃいます。そんなときに、こう聞くことがあります。

「骨の歪みは治さないけれど痛みは取れる、というのと、骨の歪みは無くなったけど痛いまま、というのと、どっちがご希望ですか?」と。

私が良く言う話ですが。この私の体は歪みまくってます。でも、慢性的な腰痛になやんでいるわけでもないし、肩こりがつらいっ、ってこともない。つまり、世の中には歪んでいても不調のない人、と歪んでいてなお且つ不調のある人、がいるんです。で、こういう整体屋さんには「歪んでいてなお且つ不調のある人」しかこないわけで。整体屋から見ると「不調のある人はみんな歪んでいる」と映るんですよね。歪んでいて不調のない人は、こういうところには来ないだけ、なんですが、、、。



たとえば、いきなり人がやってきて「み、水をくれー」といったとする。そのとき、こっちが聞きたいのは水をどうするのか、です。飲みたいのか?ならばコップに冷えた水をいれて差し上げましょう。でも、植木に水を遣りたいのなら、ジョウロやホースごと使わせてあげます。もし、お家が燃えているならバケツに水を入れて、、いや、消防車を呼んであげましょう、と。
「骨が歪んでいる、正してくれー」。正した結果、どうなれば良いの?コップに水を入れて出すけど、本当にそれでいい?火を消して欲しいなら、、、コップ一杯の水であなたは満足してくれる?痛みが残っていようがなんであろうが、「正した」という私の行為だけで満足してもらえます?

こういうケースならわかりやすいです。シャツを着たときに片方にずっている。見栄えがわるいから整えて欲しい。これは良く理解できますよね。この際に骨格矯正の話がでるのは、手段と目的とが一致しているのでいいんじゃないでしょうか。もっとも、骨が勝手に歪んでいくわけはないと思うので、かいつう館なら、「なにが骨をずらせているのか」を考えてから原因に(骨ではなく)アプローチしていくことになりますが。痛いから骨格矯正する。このときは痛みの原因が骨格のズレにあれば良いですけど、なければ、遠回りになります(ムダとは言いません)。さらに、骨格矯正そのものが目的になると、私は戸惑いを覚えるわけです。骨格矯正さえしたらなんの変化がなくても文句はないのか?あの感じが好きだから味わいたい、そういうことでいいのか?それとも骨格矯正することでなにかを得たいのか?得たいものがあるなら骨格矯正は目的ではなく手段だし、手段ならもっと(私にとって)おすすめの遣り方があるよ、と。

本当はどんな結果を得たいのか。それを是非、教えてください。できることは全力でさせていただきます。


久しぶりに整体屋らしいことを書こうとしたら、話がまとまらなくなりました。ちゃんちゃん。


コメント (7)
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