この日記は、「みんなの花図鑑」である。であるのに、ワカメかよという勿れ(“なかれ”と読む。菅田将暉主演の『ミステリと言う勿れ』、あの“なかれ”である。形容詞「なし」の命令形であり、禁止の意を表す)。 このワカメ、「分類名:(真核生物)クロムアルベオラータ界ストラメノバイル亜界不等毛植物門褐藻綱コンブ目チガイソ科ワカメ属」という仲間である。 ほらね、歴とした植物の仲間で、根本の部分がよく聞く“めかぶ”で、ここに胞子を生じる袋状の生殖器官、すなわち胞子嚢があるってわけだ。 産地として著名なのが、四国の鳴門海峡や三重県の伊勢湾、そして、岩手県や宮城県の沿岸部である。 今回ご紹介するのはその中の一つ、岩手県普代村から取り寄せたワカメである。 いつぞやも、申し上げたことがあったかも知れないが、ここ数年、毎朝戴く、我が家の味噌汁の具は、ほぼほぼワカメがメインである。 スーパーで買うモノはどうも味気がない。 数年前、確かリ◯ンだったと思うが、季節限定の岩手県は普代産のワカメを通販したが、これがすこぶる美味かった。如何せん、お高めなのである。 そこで、ワカメ行脚が始まった。行脚と行っても、もちろん、徒歩じゃないよ。クラウドでのこと。 北は地方新聞社がおすすめの岩手県普代のモノとか、南は漁連の俵物・塩蔵ワカメとか、それこそいろいろと取り寄せてみたのである。 通販と言うと、一つのネックとなるのが配送料である。これが馬鹿にならないのだ。 一例として、Primeで無料とは入っても、定価が割高だったりして長続きしなかった。 そして、最近巡り合ったのが岩手県下閉伊郡普代村の業者さん。 その二回目に送ってもらった梱包を開けると、どかっと新物の生ワカメが入っていた。 春告ワカメだという。bonusだという。この気遣いが嬉しいね。 📷2022年3月6日:今しか食べられない生の新物ワカメがどっさりと。
我が家だけでは処理不可能なので、幸せのおすそ分け。 あっ、一足早い春の香りのお裾分けってことで、少しずつご近所さんへもお配りした。 「しゃぶしゃぶやわかめをボイルしてみそ汁やそのまま生姜醤油を掛けて食べて見て下さい。 茎の部分はボイルして食べやすい大きさにカットして生姜、麺つゆを入れて30分置いてから食べて見て下さい。」 はい~、仰る通り調理して戴きましたとも。 月並みな言葉しか出ないけど、美味いねぇ~! 咀嚼時に感じるほどよい噛み心地、口中に広がる普代の海とワカメの香り。 存分に、春を満喫させて頂いたのである。 もちろん、言われた通りのレシピだけで済まさないのがキャリアを積んだ主夫の力量。 まず簡単なとこで、醤油、味醂、酒を1:1:1、目分量で砂糖を適度に加えて佃煮風に(これなら、いくらか日持ちもするってわけで)。 📷2022年3月6日:まず、葉と、茎とを切断しとこうか。
📷2022年3月9日:茎だけじゃなく、葉の部分も少々入れて。
さて、これでもまだ少々残っている。そこで、さっと湯がいたワカメの水分をよく拭き取り、スライダー付ポリ袋に入れ冷凍庫へ。 ねっ、これで、もう1回しゃぶしゃぶが楽しめるってわけ。 後日譚。 数日後、お裾分けしたお宅から、お仲間からたくさんホウレンソウを頂いたとかで、お裾分けいただいた。 収穫したばかりかと思われるほどシャキッと感に満ち満ちた葉物であれば、なんといってもお浸しが一番だろう。 しかし、それではちょっと芸がなさすぎないかい。 という訳で、胡麻和えを選択。 もちろん、さっと湯がいたモノを、料理人の役得とばかりに一葉口に放り込む。うわっ、あまっ! お浸しでよかったかなと思いつつ、胡麻和えに。 う~んっ、新鮮なモノは、どう料しても美味いのであった。
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