快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

仮住まいの為の、UR賃貸物件の調査について

2014-06-29 08:09:58 | 建替え関連の情報

管理組合とコンサルタントは、相変わらず盛んに、個別面

談を行い、「このままでは大変な事になりますよ。(何が大変

なんでしょね?」と脅し、「資産価値が上がりますよ。(これに

かかる出費等をトータルすれば、殆んどゼロに近いのに?)

と誘う、正に、『飴と鞭』によって賛成票の獲得を図っている

様です。

 あまりのしつこさから逃れようと、「賛成」と偽って逃げて来

られた方も何人かおられたとの情報もあります。

 あるいは、「管理組合には逆らえないので、本当は反対だ

けれども、賛成せざるを得ないのよ」と話される方もおられる

そうです。

 これらの方々を含めても、賛成が約6割で、建替え決議に

必要な8割以上には到底届きませんので、建替えの決議を

行う事自体無意味と思われますが、どうやら、今回の建替え

決議は否決されても、再度、建替え推進の決議を過半数で

通せば、またまた、継続して望みを繋げるとの読みの様で

す。

 全く、どこまで、行けば目が覚めるのでしょうか?

 愚痴はこの辺にして、本題の仮住まいの件に移りましょう。

前回の説明会に出席して判った事ですが、住民のほとん

ど全戸を仮住まいさせる事については、真剣に検討している

様子が無い事が判りました。

 個別面談では、個々の物件について紹介して安心させて

いる様ですが、これが約500戸の世帯が動くとなると、どれ

程重大な問題であるかの充分な説明もせず、まともなシュミ

レーションも実施していないとの事でした。

 コンサルタントの説明者曰く、「私たちには、以前、住民の

皆さん全員を仮住まいさせた実績があります。」と胸を張ら

れておられました。しかし、それはやはり、諏訪2町目住宅の

件で、これは、周りに借りて下さいとばかりに空室が山の様

にあったが為に、容易に成し得た結果で、日鋼団地の周りの

状況とは全く違う事を、こちらが指摘するまでは頭に無かっ

た様です。

一般的に、高齢の方々は、住み慣れたところで、ゆったり

生活するのが一番で、あえて今時の新築マンションに住みた

いと考える人はそれ程多くは無いと思われます。

 特に、今回の仮住まいの問題では、高齢者を住まわせてく

れる部屋を探すのは難しく、民間の物件は「保障人」やら、

「すぐ駆けつけてくれる親族がそばにいるか」等の条件が厳

しいので、その様な条件をクリア出来ない方々は、UR等の

公共施設でないと探すのは難しそうです。

 

さらに、高齢の方々に極めて重要な問題として、年金の

受給や市からの各種の補助等、市との関係が非常に深く、

この為の、多くの手続きが必要となる点です。

仮に、府中市外に転居して、又戻るとすれば、この手続き

はもとより、仮住まいの市における、各種の補助等について

大変な労力が必要となります。

従って、この市からは一歩も出たくないと云うのが、切実

な願いであると云う事であり、府中市の中と外では雲泥の差

があるという事です。

 それでは、府中市内のURの空部屋の状況はというと、

6/21時点のデータでは、この様になっております。

Photo 

また、府中市の近隣5市として、調布市、国分寺市、小金

井市、国立市、立川市における、URの空部屋の状況はとい

うと、この様になっております。

Photo_2 

さらに、念の為、東京都内の23区を除く多摩地区全体の

URの空部屋の状況も参考にご覧下さい。

Photo_3

この中で、自分たちの満足、あるいは許容範囲内の物件は

どれ程ありますでしょうか?しかも、希望者は約500世帯で

あります。

試しに、ネットで、「URの賃貸物件一覧」からご自分で探し

て見られてはいかがでしょうか?

ところで、こんな重大な問題に頭を悩ましている中、先日、

この様なチラシが舞い込んで来ました。

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 この日鋼団地は、相当前から建替え問題が公けになり

これによる資産増加を狙って、内外の利殖家が動くのは、

ある程度、いたしかたない事かと思われます。

 しかし、全述の様に、仮住まい等で、夜も眠れない様な

日々を送っておられる高齢者もおられる今、自分の身の

安全は確保しながら、利殖に走る人を、当の管理組合が

公けに応援している姿は、全く異常としか思えません。

 組合員全員の為の組織であるべき管理組合が、一部の

利殖目当ての人々の強力な支援に支えられている現状を

を露呈してしまった一例と云えるでしょう。

 どの様な人が出席して、どんな話が出るのか、皆さんで

出席して確認されるのも一興かと思われます。

 兎にも角にも、不快感極まるチラシでありました。