快適な団地生活を求めるブログ人

府中日鋼団地での快適な団地生活を続ける為の、ノウハウあれこれ。

号棟別懇談会(2012.7.14開催)に参加して

2012-07-15 07:54:05 | 日記・エッセイ・コラム

7/14(土)午後に開催された「号棟別懇談会」に出席しました。

出席された方で、過去に建替え推進に深く関わっておられた方は、負担金の問題や仮住まいの問題について、現実的な意見をお持ちの様ですが、まだまだ夢の様な希望を抱いておられる方も少なくない事を実感しました。

今回の「基本構想案」の「組合員の負担軽減を優先する。」については、具体的な数値は全く示されていないのにも関わらず、その時々の説明などで、「負担金が200万円位」とか「負担金はほとんど無い」などと云う、全く現実離れした夢を見せられている人も少なくない様です。

前回の2億円は全てチャラにして、又、同じ道を進んでいるのではないかという、虚しさを痛感させられます。

一体、前回の2億円の財産は何処へ行ってしまったのでしょうか。

前回の「建替え検討案説明会」で業者からの説明では、「こちらで、かつてやられたアンケート・資料については、我々の方で、この1年かけて中身を充分精査させて頂いております。」と胸を張っておられた割には、住民の意識からは程遠い内容で、「何を精査されたのか?」と思わされます。

最近、知り合いの建築士の方に、建替えに関する一連の資料を見てもらったところ、「前回、建替え決議直前まで進んだ計画が、いとも簡単に業者が中止したか、全く理解出来ない。」との事でした。

当時、「リーマン・ショックでの原材料の高沸により、個人の負担が約1.5倍に増加した為、決議が出来ない状況になり、契約を中止した。」との説明で、私としては、あまり疑問に思わず、返ってほっとした状態でした。

ところが、彼の見解では、「リーマン・ショック当時、これによって、倒産したり、大きなプロジェクトが破綻した例はほとんど無いとの事でした。たとい、原材料の高沸があったとしても、全体からしてみれば、僅かな額で収まる筈で、せいぜい、100万前後の額で充分に対応出来る筈だ」、との事でした。

それにも関わらず、「業者が、『個人の負担が約1.5倍の増加』を提示して、中止の方向に動いたのは、何か中止せざるを得ない理由があったとしか考えられない」、との事でした。

この辺の事については、今更、失った約2億円がどうなるものでもありませんが、この事実関連を明白にして置かないと、今回の約2億円も同じ道を辿る危険は充分にあります。さらに、前回はストップが掛かったから良かったももの、ストップがかからず、団地を壊してみたものの、一向に新築が出来ないと言う最悪の事態も考えられます。

今回の懇談会の席上では、現理事長も出席しておられましたので、これらの資料を住民に公開する事を約束して戴きました。現在、体制の変更等で、すぐには難しいとの事ですが、「公開する方向で対応します」との確約を得ました。

業者が一年掛けて精査した資料であれば、すぐに公開は可能でしょうし、他の資料も変に整理されると真実が見えなくなる危険性もありますので、ダンボールの中に入ったままであっても結構ですので、なるべく、手間を掛けずに、そのままの資料を提示して戴きたいと思います。

これらの貴重な財産を有効に使って、無意味な夢物語ではなく、現実的な論議を活発に進めて行く事を切望します。