潮色は、青みがあって良い感じなのだが…。
最近は、10時頃になると、沖から潮目が入ってくる。
この潮目には、浮遊しているゴミも沢山あって、切れたロープ等の危険物も含まれている。
潮目が過ぎて、海面が落ち着いてきた時に、アタリが出る事が多かったのだが…。
「青物かな」
そんな感じの、アタリは確かに見られた。
簑原さんにも、高瀬さんにも、バイトは有るのだが針に乗らない。
丸々と太った鯖は、針掛かりしてくる。
高瀬さんに来た、大きなアタリは正体が分からなかった。
「どんなアタリだった。どの位の巻き上げでヒットした」
「海底から、少し巻き上げたところで、グンときました」
その後は、ただラインを引き出されて、どうにも成らない。
「ラインは何号」
「PE2.5号です」
「リーダーは」
「10号です」
勝負に出ようと、切れるのを覚悟で強く引いたら、針が外れた。
「口惜しいです…」
朝のタチウオは、まずまずの釣果だった。
指4本前後が多い。
時には、5本以上がヒットしてくる。
狙いの青物は、上げられなかった。
チョッピリ口惜しい思いで、午後便と交代する。
午後からは、夕間詰め狙いで沖に出る。
赤木さん親子で、久し振りの釣行。
ハガツオが、出ないだろうか。
そんな思いもあって、ベイトが寄っていそうなポイントを探す。
2,3カ所のポイントを探って、ベイト反応が出てきた。
「ちょっと、やってみましょう」
赤木さん親子で、船首と船尾で竿を出す。
赤木(父)さんにアタリが来た。
真鰺にイトヨリが、ヒットしてきた。
真鰺のアタリが来れば、青物が期待出来ないだろうか。
繰り返して、ベイト反応を攻めるが、バイトが無い。
5時前になり「タチウオに行きましょうか」と、移動する。
待望の夕間詰めと期待するが、ベイト反応が出てこない。
我慢して、仕掛けを入れ続ける。
最初のアタリが来た。
赤木(父)さんに来たのは、マゴチ。
お腹がふっくらしていて、産卵期に入っているのだろうか。
このマゴチが来て、ポツポツとアタリが出始めた。
数は、少なかった。
ただ、その分、型は良くて指5本は有るだろうか。
近くには、船仲間も来ていた。