釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

7月12日 出船したけど…南西の強風

2016年07月12日 | 日記
朝間詰めは、西風が吹くと思っていた。

天気は、人の思うようには成らない物だ。

船着き場で出船の準備をしている頃には、南西の風が吹いていた。

「沖は、2時間勝負かもね」

私の親戚の信司も、今日の天気は理解している。

南西の風が、早い時間から吹いているのを、気にしている。

水深50メートルのポイントに入ると、南西の風が強く吹き始めている。

ウネリも、徐々に高くなり始めている。



1時間ほど頑張ってみたが、ウネリが目線より高くなってきた為、大島の内場に入った。

「信司、ちょっとキャスティングやってみようか」

「風と波が後ろから来るから、瀬に跳ね返る波の揺れに気を付けろよ」

瀬と瀬の間のサラシを狙って、ルアーをキャストしていく。



朝間詰めを過ぎているせいか、なかなかアタリが出ない。

風と波が後ろから来る時の、操船は一段と気を遣う。

ちょっと油断すると、瀬が目の前に来る。

信司が合わせた。

何かがヒットした。

しかし、余り強い引きではなく、すんなりと上がってきた。



小型のカンパチ、ネリゴだった。

その後は、アタリが出なくなり、キャスティングを終了。

鯛ラバを引いてみる。

風は南西から来るが、船は西から東に流れる。

魚探には、ベイトの姿が少しだが映し出されている。

一流し目に、信司にアタリが来た。

「どんな感じ?」

「なんか重いです」

上がってきたのは、型の良いガンゾウヒラメ。



内場は、このガンゾウヒラメと、イトヨリ鯛が多い。

二流し目は、野瀬の沈み瀬周りから流していく。

「来た」

信司に、又してもアタリが来た。



上がってきたのは、スジアラのダブル。

スジアラが、ダブルヒットしたのは、初めてだ。

その後も、イトヨリ鯛やホウボウと行った魚種が、次々とヒットしてくる。



「鯛が欲しいね」

その願いが通じた。

「来た!」

ドラッグを緩めにしていたこともあり、ラインが出ていく。

「鯛が来ました」



鯛の引きを楽しむように、ラインを巻き上げていく。

海面に姿を見せたのは、2キロ弱の真鯛。



「この悪天候の中、立派な真鯛だね」

「良かった。今日は真鯛は無理かなと思っていました」

信司と一緒に、私も嬉しい。

時間も昼を過ぎたばかりだが、南西の風が強くなってきた。

ウネリも、ますます高くなり始めた。

「今日は帰ろうか」

これ以上、波と風が悪くなる前に帰港した。