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米の金融救済法が成立 最大75兆円の公的資金投入へ

asahi.com(朝日新聞社):米の金融救済法が成立 最大75兆円の公的資金投入へ - ビジネス

米議会下院が、最大7千億ドル(約75兆円)の不良資産買い取り制度などを柱にした「緊急経済安定化法案」(金融救済法案)を可決したという記事。法律は、同日、大統領の書名により成立しています。

このスキームで金融危機が納まるかというのがもちろん重要なことですが「証券取引委員会(SEC)が金融資産などの価値急落を帳簿に反映させる「時価会計」を一時的に停止でき、損失計上を先送りできるようにする」という部分も気になるところです。

Mistakes of the Past Live Again
時価会計見直し論を批判したコラム記事です。冒頭であるシンガー・ソングライターの歌詞を掲げています。

“Reality is bad enough. Why should I tell the truth?” — Patrick Sky, songwriter (現実は十分ひどいのだから、なぜ真実を知らせなければならないのか。)

ABA COMMENDS SEC AND FASB FOR CLARIFICATION OF FAS 157 (FAIR VALUE ACCOUNTING GUIDELINES)
この記事で取り上げているアメリカ銀行協会のプレスリリース(時価会計に関するSECの決定について)。

This guidance will help auditors more accurately price assets that are difficult to value under current market conditions. 「このSECの指針は、監査人にがより正確に資産評価を行うのに役立つであろう。」

↓SECの指針についてはこちらをどうぞ
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