環境省が準大手ゼネコン「安藤ハザマ」に対しコンプライアンスを徹底するよう文書で注意したという記事。
東日本大震災の復興事業で、同社社員が、水増し発注による現金を受け取るなどしていたとのことです。
「環境省によると、安藤ハザマが2014年~15年に環境省から受注した福島県浪江町の汚染廃棄物関係工事5件で、同社社員が下請け企業に水増し発注し、下請けから現金の贈与や接待を受けていたことが確認された。これは福島環境再生事業全体に対する信頼失墜につながるものとして、文書で注意喚起した。」
大手ゼネコンも下請けから過剰接待を受けていたそうです。
「同省によると、ほかに調査した清水建設、鹿島からは、環境省以外が発注した復興関連の工事で各社員が下請け企業から社会通念を逸脱する接待を受けていたとの報告があったという。」
福島県内の復興工事で過剰接待 環境省が業界団体を注意(NHK)
「環境省の発表によりますと、平成26年度から福島県浪江町で行われた、放射性物質で汚染された廃棄物に関する公共工事では、準大手ゼネコンの安藤ハザマの元社員が、下請け会社に経費を水増しして発注し、見返りに過剰な接待や現金の提供を受けていたということです。
この元社員はすでに懲戒解雇されています。
環境省と安藤ハザマは、接待の詳しい内容や提供された現金の額などを明らかにしていません。」
水増し発注を見逃すようでは、内部統制に不備があったといわざるを得ないでしょう。また、なぜ国は、裏金に回された工事費の返還を求めないのでしょうか。
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