Hot debate on asset-backed securities資産担保証券の会計処理が問題化

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サブプライム問題に関連して、資産担保証券（アセットバック証券）の会計処理が議論されているという英フィナンシャル・タイムズのコラム記事。

In the US, standard-setters are looking closely at SFAS 140, the US standard involved, and a significant change is possible in the way off-balance sheet vehicles are allowed to be created. If the tweak is big enough, it could affect the whole credit industry.

「米国では、関連する基準であるＳＦＡＳ１４０号を基準設定主体が検討中であり、オフバランスされる事業体が認められる方法に重要な変更があるかもしれない。（以下省略）」

記事では、証券化の会計処理が問題とされている背景として２つの点を挙げています。

ひとつは、証券化にかかわった金融機関へのreputational linkであり、もうひとつは、サブプライム問題に関係しています。

The second issue, which is playing out in the US, involves the subprime crisis. If loans are not to default, some restructuring is needed, usually on the judgment of servicer. If the servicer, who is often the originator, is making these judgment calls, can they really call this a “true sale”?

「ローンをデフォルトさせないようにするとすれば、ローンのリストラクチャリングが必要となる。それはサービサーの判断となる。サービサー（多くの場合オリジネーターがなっている）が判断するのであれば、これを「真性売却」と呼ぶことができるのだろうか」

米国で大きな見直しが行われれば、日本の証券化の会計処理（連結範囲の問題とも絡んでいる）も、影響を受ける可能性は高いと思われます。