会計ニュース・コレクター(小石川経理研究所)

「1億円の壁」是正へ、所得30億円超の超富裕層には25年度から一定税率を課税(読売より)

「1億円の壁」是正へ、所得30億円超の超富裕層には25年度から一定税率を課税

政府・与党が、合計の所得金額が30億円を超える超富裕層を対象に、一定の税率を課税する仕組みを検討しているという記事。

「政府・与党は、年間所得が1億円を超えると所得税の負担率が下がる「1億円の壁」の是正に踏み切る方針を固めた。合計の所得金額が30億円を超える超富裕層を対象に、一定の税率を課税する仕組みを検討しており、2025年度から適用する方向だ。」

年間総所得30億円超の超富裕層 3年後の所得から課税強化で調整(NHK)

「政府・自民党は税の公平性の観点から2025年分から著しく所得の高い人を対象に追加で課税する方向で調整しています。

課税の対象者は、1年間の総所得が30億円を超えるような富裕層のうち、非上場株や土地など資産による所得が多い人で、国内で200人から300人程度を想定しています。

財務省によりますと、年間の総所得が数十億円にのぼる人と700万円前後の人とでは所得税に社会保険料を加えた負担率がいずれも20%程度とほぼ同じ水準となっています。」

300人から5億円ずつ追加で課税しても1500億円です。インボイス制度導入による税収増は2500億円(主に収入が低い個人事業者などが負担するのでしょう)だそうですが、それと比べてもたいした金額にはなりません。

増税への反対を抑えるための策なのでしょう。

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