学校法人神奈川歯科大学に対する日本私立学校振興・共済事業団からの補助金が、投資に絡む巨額詐欺事件の影響で75%減額されるという記事。
「同法人は投資ファンドで資産を運用して07~08年度に計約89億円の損失を出し、運用にかかわった元財務担当理事ら5人が、詐欺罪などで起訴された。事業団によると、理事らの起訴だけでなく、理事会が正常に機能せず事件を防げなかったとして減額を決めたという。」
同大学のホームページをみると事件発覚時のコメントは掲載されていますが、そのコメントでふれられている外部調査委員会の調査結果は見当たりません。公的な補助金を受け取り、学生や父兄など多数の関係者がいる組織ですから、営利企業以上にディスクロージャーが大事なはずですが・・・。
また、学校法人の監査では、たぶん今年も有価証券が重要なポイントとなることでしょう(去年ほどではないと思いますが)。
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